神田古本まつりに行ってきました。
毎年この時期恒例のイベントですが、おなじみの理由により3年ぶりの開催だそうです。
もっとも今年は、当ブログでもご紹介しましたが、春先にも古本まつりがありましたから、後から令和4年を振り返ったとすれば、「古本まつりが2回あった年」として思い起こすのかも知れません。
春の古本まつりの時には、三省堂書店神保町本店も岩波ホールもまだあったのですが、街がいささか寂しくなった中で、秋のイベントを迎えた感じです。
ともあれ、靖国通りに並ぶワゴンセールを冷やかします。地元・神保町の古書店だけでなく、関東一円の古書店が自慢の在庫を持ち寄りますので、毎年意外な掘り出し物があります。普段の神保町では近年扱いが減ってしまった鉄道書を置くワゴンも結構ありまして、中にはそこそこ珍しいものも散見されます。
私はというと、今年は鉄道書の出物(私にとっての)はありませんでしたが、いわゆる「紙もの」に珍品がありまして、満足した次第です。
それにしても大変な人出です。まあ、日曜日ですから致し方ありませんね。各店舗も含めてじっくり見たいなら、平日の午前中に来なければ駄目でしょう。今年は残念ですが、平日に休みを取ることは出来そうもありません。
ただ、土日でなければというイベントもあります。靖国通りから1本入ったすずらん通りで開かれる「神保町ブックフェスティバル」は29日(土)と30日(日)のみとなります。こちらは主に出版社がブースを出し、新刊書を特価で提供しています。このイベントも久しぶりの開催ということで大盛況で、人気のミステリ系出版社などは、長い行列ができていました。
神田古本まつり、11月3日まで開催されます。行けば何かしら得るところのあるイベントです。皆様もぜひお出かけください。