こんにちは

OLIVEです

今回は「鉄道開業150周年記念!JR東日本特急乗り継ぎ旅」のPART3を書きます


さて、当時の終着駅に到着し、日本の鉄道の1番列車の再現となった鉄道開業150周年記念列車ですが、まだまだその旅は終わりません

桜木町駅長の出発合図で列車は桜木町駅を出発

根岸線を走行していきます

ちなみにE655系の高島線、根岸線の走行はこれが初らしく、またまた貴重な機会に巡り会えました

根岸線内は快調に飛ばし、個人的にも懐かしさを感じる根岸線の車窓を楽しみつつ、列車は本郷台駅を通過
ここからは根岸線の線路ではなく、貨物線の線路を走行します

高架線を走行し、横須賀線、東海道線の上を走ると今度は下り坂

下りた先は東海道貨物線です

この大船駅近くの根岸線から東海道貨物線へ合流するルートも、よく車窓で気になっていた線路だったので今回走ることができてよかったです

東海道貨物線に入線した列車は大船駅を通過、途中藤沢駅や茅ヶ崎駅ではライナーホームを通過し西へ向かいます

そして到着した駅は国府津駅

国府津駅は日本初の鉄道開業から15年後の1887年7月11日に新橋〜横浜(現桜木町)間を延伸する形で開業しました

横浜まで伸びた鉄道が次に伸びた先は国府津駅であり、歴史ある駅と言えます(国府津延伸前に日本各地で他路線の開業や東海道本線の部分開業は行われています)

ちなみに当初の東海道本線は小田原、熱海を通る現在のルートではなく、現在の御殿場線となる山北、御殿場を通るルートを走っていました

列車は国府津駅を発車し、国府津車両センターへ向かいます

国府津車両センターへの入区線は旅客列車が走らない路線なのでまたまた貴重な機会となりました

国府津車両センターは国府津駅と御殿場線の下曽我駅の間にあり、国府津車両センターへの入出区線は御殿場線と並走する形で作られています

そして国府津車両センターに到着

ここで国府津車両センターからも記念品のプレゼントがありました

さて、記念品を頂いた後はいよいよ撮影会

下車して前方へ歩いていくと3本の列車が並んでいました


E655系鉄道開業150周年記念列車、E233系3000番代コツE-52編成、E231系1000番代ヤマU113編成です

今回の記念列車のE655系と現在の東海道線を支える主力車両、E231系とE233系のスリーショットです

E231系とE233系には撮影会用の記念ヘッドマークもついていて、鉄道開業150周年にふさわしい華やかな並びとなりました


E655系「なごみ」です



特別感のある車体は本当に美しいですね


E233系3000番代コツE-52編成です

鉄道開業150年のロゴマークがデザインされたヘッドマークを付けています

このロゴマークはJRグループ全体で使用するもので、私鉄でも使用されるなど日本の鉄道会社共通のロゴマークとも言えるマークです

シンプルながらメッセージ性のあるいいロゴマークですね

また、個人的にはコツE-52編成というセレクトも嬉しかったです

東海道線を走るE233系3000番代は基本編成、付属編成がそれぞれ2編成だけ先行投入されており、これらの編成はその後の量産車と異なる点が多少あり、東海道線のレア編成と言える編成です

今回は並ぶ相手のE655系が5両ということもあってかE233系、E231系共に付属編成が選ばれましたがE233系の方はその先行投入された編成であるコツE-52編成が選ばれたのは良かったです

ちなみにコツE-52編成を始めとした先行投入編成は導入時から国府津車両センター所属であり、田町車両センターに投入された後に国府津車両センターへ転属してきた量産車とは異なり、国府津車両センター生え抜き車でもあります

そういった意味でも嬉しいセレクトでした

また、行き先は150年前を彷彿とさせる普通横浜行、列車番号は2022Yという演出も見られました


E231系1000番代ヤマU113編成です

こちらは恐らくオリジナルと思われる日付とShimbashi-Yokohama表記の入ったヘッドマークを付けています

シンプルな共通ヘッドマークとは対照的に凝ったデザインとなっており、並びが綺麗なヘッドマークだと思います

こちらも付属編成で国府津車両センター所属車ではなく小山車両センター所属の車両ですが、編成番号は113

偶然なのか狙ってなのかは分かりませんが、東海道線の長年の主力であり、東海道線の顔とも言える113系もこの場に立ち会っているような気がして感動しました

行き先表示は東海道線、列車番号は1014Fとなっています

このように色々な演出がされており、充実の撮影会でしたがよく考えるとE655系の撮影会自体が貴重だということも思い出し(笑)、色々撮りました


正面からのショット

このアングルで撮れる機会はなかなかないと思います


E655系のカププラとのツーショットも


そしてこの前の記事にも載せた編成全体の写真も撮れました



なかなか綺麗に撮ることのできる機会が少ない車両なので、満足できる写真が撮れてよかったです

さて、国府津車両センターでの撮影会が終わったら再びE655系に乗車します

まずは国府津車両センターから出区線を走り、再び国府津駅へ

行きとは違う景色を楽しめました


(ちょっと見切れてますが…)国府津駅では撮影会の3車両の横断幕でお出迎えがありました

そして列車は国府津駅を出発

復路は現在の東海道線を走ります

旅客列車も使う東海道線の線路を駆け抜け、次に向かったのは現在の横浜駅

場所こそ異なるものの、鉄道開業の区間は新橋〜横浜

2021年度の1日の平均乗客人員ではJR東日本管内で第3位、乗り入れている鉄道会社の数は日本一の6社であり、日本を代表する鉄道駅の1つとなりました

ちなみに日本の鉄道開業当時の駅で現在はない駅に神奈川駅という駅(京急の神奈川駅とは別の駅)がありますが、神奈川駅は現在の横浜駅のすぐ近くの場所にありました

なので考えようによっては神奈川駅を通ったと解釈することもできるかもしれません(笑)
横浜駅では東海道線の待避線ホームである8番線に10分停車

ここで横浜名物の崎陽軒のシウマイをお土産に頂きました


私もよく食べている馴染みの味ですね

さらにこの鉄道開業150周年記念列車の出発セレモニーで出発合図をした新橋駅長が各号車に挨拶に来てくださいました

鉄道を利用する人々への感謝、そして安全を第一とし人々の移動の足として、時には観光など人々の楽しみの一つとして鉄道が機能し続けることへの思いを聴くことができて、鉄道に魅了された者の一人として感激しました



列車は横浜駅を出発

次の停車駅は川崎駅

川崎駅は日本の鉄道の仮開業期間である1872年7月10日に開業しました

日本の鉄道駅としては横浜駅(現桜木町駅)、品川駅に次ぐ3番目に開業した駅となりました

時刻はそろそろ夕方、帰宅ラッシュ前の空気が漂う川崎駅では2番線に2分停車

これで150年前に日本の鉄道が開業した当時の駅は全てまわったことになります

川崎駅を発車した列車は、この旅の出発地、新橋に向かいます

150年前の10月14日、日本の鉄道は新橋〜横浜(現桜木町)間を1往復しています

今回もその時と同様、終着駅は新橋です

新橋駅は現在の場所とは異なる汐留貨物駅(現旧新橋停車場跡)に建てられ、1872年10月14日、日本の鉄道が正式開業した際に開業しました

その後も1914年12月20日に東京駅が開業するまで東京のターミナル駅として栄え、移転した現在も2021年度の1日の平均乗客人員ではJR東日本管内で第9位と都心の主要駅として機能し続けています

品川駅を通過すると、鉄道唱歌の車内チャイムに続き新橋駅長による車内放送が流れ、列車は新橋駅2番線に入線


そして16:07、E655系鉄道開業150周年記念列車は新橋に到着しました





後続列車もすぐ来るため、E655系は降車が完了したことを確認後すぐ発車していきました

これで鉄道開業150周年記念列車の旅は終わりです

鉄道の150年の歴史の内、私が実際に見てきた鉄道はわずか20数年ほどですが、いつの時代も鉄道は人々の足となり、そして私達を魅了してくれる存在だと改めて実感することができました

今回、このような列車の運行は初の試みとのことで色々大変なこともあったと思いますが実現させてくれて、素晴らしい列車の旅を創り上げて下さったJR東日本を始めとした鉄道関係者の方々に感謝ですね

そして改めて…
鉄道開業150周年おめでとうございます





さて、鉄道開業150周年記念列車の旅は終わりましたが、私の「鉄道開業150周年記念!JR東日本特急乗り継ぎ旅」はまだまだこれからです(笑)
次回は新橋から1泊目の高崎までの行程を書いていきます

最後に今回のベストショットを1枚

ではまた

OLIVE