前回の続きとして、28年の活躍に幕を下ろしたキハ281系・スーパー北斗ラストラン企画の2日目となった10月23日の事を紹介させて頂きます。
本来ならばもう1日早くアップする予定でしたが、PCがフリーズを起こしてしまい、せっかくいい処まで編集作業したのに…パーになってしまいましたえーん…というワケで余計新鮮味に欠けてしまいましたが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。
 
えーんキョロキョロショボーンウインクラブウインクキョロキョロ笑い泣きプンプンえーんウインク爆  笑ニコニコ笑い泣きショボーンショボーンショボーンおねがいニコニコウインクショボーン照れキョロキョロガーンおねがい
 
ついに訪れた、キハ281系の正真正銘ラストラン当日である10月23日の函館駅
この日は函館発ラストランのお見送りか、その札幌着のお出迎え+正真正銘のラストランである折返しの函館行をお見送りしようか、前夜の段階で迷っていましたが…?

 
 
 
実は私、23日分も往復ラストラン列車をえきねっとでそれぞれゲットしたのであります!
せっかく22日往復分も乗れたのならば、何とか23日も乗れないモノか?と思い、このままじゃ北海道の乗り鉄としてのプライドが許さねぇ!」とばかり意地になって(?)、前夜のホテル内では手が空いた時にスマホをイジってえきねっとサイトをチェックしていたのです。
 
そうしているウチに、正真正銘ラストランである上り便が上手く引っ掛かり、無事購入成立🙌
ちなみに、21日夕刻、函館駅の指定席券売機に1時間以上もスーパー北斗ラストラン(多分間違いない)の切符を取ろうと粘ってたヲタがいましたが、ソレは私ではありません!長時間券売機を占有するのは迷惑行為です。絶対におやめください。空席照会で粘りたかったら自分の端末からえきねっとなどの予約サイトを利用しましょう。
 
 
 
びっくりキョロキョロニヤリニヤリおねがいウインク照れびっくりニコニコニヤリニヤリウインクラブ照れえーニコニコ爆  笑びっくり笑い泣き口笛ウインクおねがいニヤリ笑い泣きてへぺろ
 
 

「うわぁ~やっべェ…取れちゃったじゃん…😲💧」 まさか正真正銘ラストランが先に拾えるなんて…と思いつつも、ソレよりもなっかなか取りづらかったのが札幌へ向かう下り便。えきねっと上では空席表示に時折「」が出てくるものの、購入成立前に僅かの差で先を越されるというのを繰り返し、結局前夜の段階での購入は諦め、どうしても取れなかったら函館7:37発の北斗3号で札幌へ先廻りしようと思ってました。

 

しか~し!なんと当日早朝になってようやく下りの指定席の購入が見事成立👍(それでも何度か購入不成立を繰り返した)、コレでラストラン4列車全て乗車する事が叶ったのであります。まぁ10時打ちで瞬殺する列車も、場合によっては空席が出る事があるので最後まで諦めないのが肝心なのです(9月の特急ニセコ号でも同様のテで乗車したが、コレはあくまでも運とタイミング次第。乗りたくても乗れなかった方、ゴメンナサイ🙇)。
 
長々と切符が取れた経緯を説明しましたが、苦労の末に(?)取れた下り列車の指定席は⑦号車(えきねっと上の発売日が乗車当日である事がその証)。ちなみに上下列車共LOVEパスへの紐付けは行わず、キハ281系への「はなむけ」の意味も込めまして素直に特急料金券で乗る事にしました。まぁヤフオクにて高価で落札してまで乗るよりはずっとマシ。それより、私はわざわざ転売ヤーから法外な高値で仕入れてまでラストランに乗りたいというヲタの気が知れませんね。勿論、出品する『ウリ鉄』(だいたい、そういうのは購入条件の良い西で買った券が出品されている傾向にあるムキー)及びそういう状況を放置しているYahoo!はもっと悪いと思いますが!
 
 
 
そのラストラン切符を指定席券売機で引き取り、前日と同じ8番線ホームへ赴きます。
編成自体は前日と同じで、既に入線済み(出発の1時間程前かららしい…)。札幌行としては正真正銘のラストランである事から、前日よりは幾分ホームへの人出が多め。
 
 
 
この日は横断幕掲出の他に、湯の川温泉のご当地キャラ『ちかつまる』も登場。
 
 
 
今回下りラストランで乗車する事になった⑦号車キハ281-6は、前日の下り列車で乗車した⑧号車が前にくっついた変態編成として中間に組み込まれた先頭車両。コチラにもローレル賞受賞プレートが装着されていますが、座席はグレードアップ指定席仕様で、そのリニューアルの際にデッキ仕切り扉がオリジナルの水色から木目調に変化しています。5枚目写真のうちわは前日と同様、ホームへの入場者に配布された記念グッズ。
 
 
 
前日の反省から、ホームの手前側から編成を撮影。この日は曇り空だったため、影ができずに済みました。
 
 
 
発車メロディ『旅立ちの鐘』が流れた後、キハ281系はいよいよ札幌に向けて長年通い慣れた道を最後の旅に出る事となりました。共通の法被を着たJRグループ協定旅館ホテル連盟函館支部の加盟ホテルのスタッフや鉄道ファンらに見送られて函館駅を後にします。
この後、車掌による案内、車両解説などの案内放送の後、車両に搭載されている手動チャイムの4つの音源を全て鳴らすというサービスが行われました(↓動画には未収録、後に紹介)。まさに音鉄にとっても楽しいラストランです。

 
 
 

指定席は前日と同様に進行方向左側、つまり山側なのですが、何とか窓側をゲット!前日と同様に藤城線を走行、もう二度と通る事のない道を進みます。車掌からも藤城線についての解説アナウンスがありました。

 
 
 
雲が多いながらも、小沼の向こうには駒ヶ岳がクッキリと。今回案内放送担当の車掌は皆様の普段の行いが良い事からか、駒ヶ岳は綺麗な姿を見せております…」となかなかユニークな車窓案内にちょっとクスっとさせられました😁
 
 
 
森駅を通過した後から、前日と同様に下り列車専用の乗車証明書の配布が行われました。
表は22日と異なるデザインで、イラストによる表現となっています。
 
 
 
列車は長万部から室蘭本線に入ります。
洞爺~有珠のS字カーブ、いわゆる『宇宙軒カーブ』は撮り鉄の聖地ともいうべき撮影地ですが、そのスポットはまさに『激パ』状態…。動画からの切り出しにつき画像が不鮮明なため、撮り鉄の一群を赤丸で表示させて頂きました。他の撮影地も人出が多かったですが、特にコチラに関しては前日に続き特に多かったように思われます(私は「乗る」側なので…)。
 
 
 
やがて有珠山昭和新山が見える区間に。
2000年の有珠山噴火はまだ記憶に新しいですが、この噴火のため室蘭本線が不通になった際は札幌~函館の特急をはじめ寝台特急、貨物列車が『山線迂回』をした事は鉄道ファンの間でも有名であり、このキハ281系も他系列と共に臨時特急として函館本線山線を走り抜けた事がありました(当時の私は勿論乗る事なく見鉄で終わり。そういえば沿線に撮り鉄が湧いていたのを思い出す)。この山線も廃線が決まってしまいましたが、北海道新幹線札幌延伸までの間に万が一噴火なんて事があったら、旅客はともかく貨物列車はどうするのか…。
 
 
 
運転停車の北舟岡駅では前日と同じく6D北斗6号と交換。
前日はスーパー北斗が遅れていたため対向の北斗6号を待たせていましたが、この日は予定通り通過。ホームは鉄道ファンのみならず、いかにも一般人な方も新旧北斗の車両同士の顔合わせを見物に訪れており、安全のためJR社員が派遣されていました。
 
 
 
その後は順調に歩を進め、唯一の停車駅・東室蘭に到着。
前日と同様に、当駅での乗降がそこそこ見受けられました。もしかすると、降車した乗客は乗車証明書目当てというのもいたりして…?
 
 
 

その東室蘭駅発車後の通常の車内放送に続き、同駅からの乗客にも配慮して再び手動チャイムの音源4種類が流されました。車内放送及びチャイムの音源はコチラ↓の動画をご覧ください(※4種チャイムは5分18秒付近より)。

 

 
 
 
列車は白老付近から樽前山を望み、沼ノ端駅までの間日本一の鉄道直線区間(28.7km)を走行、車内放送で車窓解説がありました。この辺りは有名な馬産地でもあり、線路沿いの牧場にはサラブレッド🐎が放牧。その競走馬と共にエゾシカ🦌が紛れ込んでいるとの事で(私が見る限り鹿は確認できなかったが…)、鹿と列車との衝突事故も多いという悩みも吐露。「エゾ鹿と競走、どちらが多いか数えてみてください…」
列車だけでなくエゾシカによる被害は多発しており、ここ数日でクルマの事故も多発、特に標茶町では鹿との衝突の弾みで対向車と衝突する二次災害で2人が亡くなるという痛ましい事故も発生しています。農林業への被害も絶えず、ヒグマも含めて行政はいよいよ本腰を入れて野生動物への対策を立てて頂きたいモノです。
 
 
 
運転停車の苫小牧を経て、沼ノ端からは千歳線を走行。
前日撮影できなかったサッポロビール庭園駅での3857Mエアポート115号の追い抜きを撮影。『スーパー北斗』にとっては屈辱的な光景でありますが…。この後、過密ダイヤの千歳線はゆっくりと走行する事になります。
 
 
 
そして…札幌市内に入り、新札幌駅を通過した後で『アルプスの牧場』チャイム(※おそらく自動放送音源ではなく録音音源の再生と思われる)から始まる終着駅到着放送及び『ラストラン放送』が行われ、コチラも前日の下り列車と同様に車掌からの熱いメッセージが語られ、キハ281系と鉄道に対する愛情をも感じられる胸アツな内容でした。ここ最近のJR北海道は若い離職者が絶えず人材確保に苦労しているようですが、彼こそは是非とも後身の育成に努められるような存在になって頂きたいです。

 

 

 
ラストラン放送の後、エンジンを唸らせラストスパートを駆け、豊平川を渡ります。

グズついた天気でしたが、札幌へ向かう最後のキハ281系を撮るべく付近には数多くの撮り鉄が繰り出しておりました。

 
 
 
JRタワーと札幌ESTA(2023年夏閉館)を見ながら札幌駅に進入。
この景色も、10年以内に大きく変わっているんだろうな…。
 
 
 
カメラやムービーを持って待ち構えていた大勢の鉄道ファンらに出迎えられ、12:16、終着・札幌駅8番線に無事到着。写真には写っていませんが、到着ホームには報道陣の姿も見られました。
 
 
 

下り列車ラストラン先頭車の大役を果たしたキハ281-901。前日、ラストラン企画の1本目でこの車両に乗れた幸運に感謝!そして、長い間ご苦労様…。今度は函館へ向かう正真正銘ラストランの最後尾を飾る事になります。

 
 
 
さて私は、前日と同様に改札内の駅弁屋で昼食に加え、夕食分の駅弁を調達、精算機兼話せる券売機で函館行ラストランの特急券を受け取り、折返し運転のスーパー北斗に乗り込みます。
 
 
 
今回指定席が取れたのは④号車キハ281-109
当初は通路側席を確保したものの、その後えきねっと上で窓側への座席の変更が叶い、しかも海側席をゲット!まさに勝利✊最後の最後でようやく海側に当たりました。この幸運にも感謝感激🙇‍♂️
 
 
 
いよいよ、キハ281系の帰らざる旅が始まります…。
12:38、老若男女問わず多くの人々に見送られ、9098D『スーパー北斗』は札幌駅を後にします。28年通い慣れた道も、二度と戻る事はない…。
 
 
 
発車後、落ち着いた口調による中堅クラスの車掌(札幌車掌所担当)による車内放送が始まります。その後に流れた女性スタッフによる乗車証明書配布案内と共に、お時間のある方はご覧ください。

 

 
 

札幌発車直後は小雨がパラつくあいにくの天気でしたが、まさに「涙雨」でしょうか。千歳線に入ったスーパー北斗は、函館本線(江別方面)とお別れし、そして札幌の街、北海道百年記念塔ともお別れ…。

 
 
 
南千歳駅を通過したあたりで車内改札担当(全車指定席のため本来は座席のチェックのみ)の車掌が廻ってきて、希望者には切符にチケッター(スタンプ)を押印するとの事で私も記念に押して頂きました。
 
 
 
さて…私が今回乗車した④号車車内はこんな感じ。ほぼ全ての席が埋まっているようでした。ラストラン4列車の乗客のだいたい9割は男で…女性は少なかったですが、まぁテツは男の趣味というイメージはまだまだ強いですね…😓
 
 
 
さて…列車は室蘭本線に入り、運転停車の苫小牧駅を経て太平洋側に出た処でようやく晴れ間が見えてきました。写真は富浦駅付近。
 
 
 
唯一の途中停車駅・東室蘭に到着。
奥に見える留置中のキハ143形も、来年3月ダイヤ改正で姿を消す事になるのか…。ここ最近のJR北海道は一気に車両の置き換えが進み、寂しい話題が多いです。
 
 
 
東室蘭を出ると、内浦湾(噴火湾)沿いのコースを辿る事になります。室蘭のランドマークでもある白鳥大橋と測量山を見ながら…。
 
 
 
北舟岡駅付近の内浦湾。多少雲は多くても、眩しい程の日差しを浴びながらスーパー北斗最後の旅路が続きます。
 
 
 
伊達紋別駅を通過するあたりで、女性スタッフによる最後の乗車証明書の配布が行われました。コレでラストラン4列車ともコンプリート👍!
 
 
 
札幌~函館のおおよそ中間に近い長和~有珠の車窓。エントモ岬、アルトリ岬と、独特な海岸線を見ながらのキハ281系の旅もコレが最後…。
ちなみにこれらが存在する伊達市は『北の湘南』とも呼ばれていますが、特に2枚目のアルトリ岬は『本家』湘南にある江の島に見えるのは気のせいでしょうか?
 
 
 
晴れていたのも束の間、この日は不安定な雲行きもあって天気雨に見舞われる事もありましたが、北入江(信)~洞爺の右側車窓からは虹🌈が見えるサプライズも!車内放送でもその旨が流れ、この模様は一部TVでも紹介されました(視聴者投稿映像)。
(一瞬の光景だったので写真はピンボケになってしまいました🙇‍♂️)
 
 
 
前日に続き、『日本一の秘境駅』小幌駅を通過する旨の車内放送もありました。長いトンネルのわずかな狭間にあるため、ほんの一瞬で通り過ぎてしまいます。私が見る限り、当駅に訪問してスーパー北斗のラストランを見に来ている人物はいなかったように思えましたが…。
 
 
 
長万部駅(運転停車)から函館本線を走行、キハ281系前頭部の塗装の由来となった『噴火湾ブルー』に染まる内浦湾沿いの海岸線に沿って進みます。
 
 
 
運転停車の森駅を発車後、内浦湾ともいよいよお別れ…。
 
 
 
そして、進行左側には雄大な駒ヶ岳が見えてきます。雲が多いながら、山頂までクッキリ見渡す事ができ、まさに有終の美を飾るに相応しい車窓となりました!
 
 
 
下り貨物列車との交換のため姫川信号場(2017年3月ダイヤ改正までは駅だった)で運転停車。駅舎とホームは撤去されましたが、ホームに続く階段はまだ残っています。
交換の貨物列車が遅れたため、10分遅れの16:08頃に発車。
 
 
 
駒ヶ岳駅付近の駒ヶ岳。
 
 
 
やがて赤井川駅通過後、大沼国定公園内を走行。写真は進行左側に見える大沼。
 
 
 
大沼国定公園を過ぎて仁山峠を上り、函館山が見えてくるともう旅の終わりも近い…。写真中央付近には新函館北斗駅が見えます。この時点でまだ10分程の遅れを引きずっていました。
 
 
 
七飯駅手前で、朝に下り列車で通ってきた藤城線と合流。
 
 
 
ここでついにラストラン放送が流れ、車内は急に静まり返り、乗客はそれに聞き入っていました。正真正銘のラストランだけあって、内容もそれに相応しく…。
「28年もの間、札幌~函館という、道内主要都市を結ぶ大きな使命を果たしてくれてありがとう。長い間お疲れ様でした」
車内放送部分のみ抽出した動画ですが、お時間のある方はご覧ください。尚、他にもラストラン関連のYouTube動画が多数アップされているため、これ以上の動画アップをするつもりはありません。

 

 
 
結局姫川信号場での交換遅れを引きずったままでしたが、幾分回復運転し、定刻の16:37から7分程遅れて終着・函館駅に到着!キハ281系最後の営業運転が無事終了、28年の歴史に幕を下ろしました。
狭いホームは鉄道ファンらでごった返し、取材のTVクルーの姿も…。
 
 
 
あまりの熱狂と混乱振りで、最後尾8号車の撮影もままならず…。結局車両の顔まで撮る事はできませんでした。
 
 
 
16:59頃(?)、乗客を全て降ろしたキハ281系は基地である函館運輸所への回送列車として乗客や詰めかけたファンらに見送られゆっくりとホームを後にし(実際は少し動いた後で一旦停車後、再び発車)、惜しまれながら去っていったのでした…(以下5枚の画像は全て動画からの切り出し)。
今回の編成には2日間、お世話になりました。そして…キハ281系28年の営業運転お疲れ様でした!長年の労をねぎらいたいと思います。まだまだイケるぞ!と思っていたんですがね…。まさかの石北特急での再活躍が約束されたキハ283系とは異なり、もう営業運転に入らないと思うと寂しさが込み上げてきます。
 
 
 
熱狂が去ったホームからは、ひと足先に役目を終えたキハ281系がステンレス車体の輝きを放っているのが見えました(※フラッシュ撮影ではありません)。これらもいずれ解体の運命になると思うと寂しさを禁じ得ません。せめて、復刻塗装されたキハ281-901だけでも保存が叶って欲しいというのは鉄道ファンのエゴでしょうか。
 
 
 
キハ281系スーパー北斗のラストラン乗車を終えた私は、向かい側7番線ホームから17:52に出発する19D北斗19号(9月30日まではキハ281系の運用だった…😢)で札幌へトンボ返り。
ラストラン放送(※下り分)では「キハ261系特急北斗をご愛顧頂きますようお願いします…」と申しておりましたが、この特急北斗も北海道新幹線札幌延伸でいずれ函館本線からは姿を消す運命なんですよね…。その函館本線の新函館北斗~長万部も存廃問題で揺れています。キハ281系にはもう乗る事はできませんが、キハ261系特急北斗が函館~札幌を走り続ける間、新幹線では見られなくなってしまう車窓からの風景を存分に味わっておこうではありませんか。
 
 
 
最後になりましたが、ラストラン乗車4枚の特急券(指定券)と、それぞれの乗車証明書を紹介します。ご覧の通り、上下列車分の裏面を合わせるとラストラン編成8連分の絵柄が出来上がる仕組みになっており、コレをコンプリートしたいという一心でラストラン全列車に乗ろうと思っていた方も少なくないハズ。棚ボタ式で叶った私に対する意見は様々あるでしょうが、どう捉えられるかは読み手次第です(改めて、乗りたくても叶わなかったファンの方々には申し訳ないですが…🙇‍♂️)。
 
 
 
そしてオマケとして、キハ281系一部車両の製造を担当した『日本車輌製造』の2022年カレンダーの画像を紹介します。この逸品はある鉄トモ様からの戴きモノでして…🙇‍♂️カレンダーは同社製造のJR旅客6社の車両がそれぞれ図柄に入っており、11・12月に同系の写真が掲載されています。しかし…このカレンダーの月にもうキハ281系が走る事はない…。
 

こうして、3月ダイヤ改正を待たずして引退してしまったキハ281系ですが、ラストラン放送にもあったようにこれからもファン皆様の心の中で走り続ける事でしょう。そして、気動車特急初の130㎞/h運転を実現、在来線特急最速106.8㎞/hという電車特急を凌ぐ高速記録を打ち立てた栄光の歴史を創ったキハ281系を讃えると共に、『HEAT281』のロゴの通り、函館~札幌のスピードアップに熱い思いで取り組んだ開発陣に対してもその労をねぎらいたいです。本当にお疲れ様でした。

 

最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。

おわり