2021年 初秋の北海道・東北旅行⑮DL東北DC陸羽東線号乗車記(前編) | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

まずは小牛田へ

旅は5日目です。

今日はまず仙台から東北本線の普通列車で北上していきます。

 

乗車するのは普通小牛田行き。

701系が3編成もつながった6両編成で、朝だからなのか、乗客もけっこう乗っています。

8:11、仙台を発車。東北本線を北へと進んでいきます。

 

塩釜を過ぎると車窓右側には松島の島々が…!

れ~るとりっぷでそらちゃんが眺めた景色ですね。

 

仙台から47分、川を渡り、

 

広い留置線群が見えてきました。

以前乗ったびゅうコースター風っこやラッピングキハ110が止まっているのが見えます。

ここは小牛田運輸区。

 

留置線を右に見つつ、終点・小牛田に到着しました。

 

列車から降りると…

おや?なにやらいますね…

 

そこにいたのは昔懐かしの客車列車。

今日はこの列車に乗りに来たのです。

 

東北DC記念の団体列車

旅行時の2021年9月は東北デスティネーションキャンペーン「巡るたび、出会う旅。東北 」が実施されていました。

デスティネーションキャンペーン(DC)とはJR旅客6社と地元自治体とが共同で行う大型観光キャンペーン。

DCに合わせて観光列車が登場したり、珍しい臨時列車が走ったりするため鉄道ファン的にも注目のキャンペーンです。

 

今回乗車しようとする列車もそのDCに合わせて運行されるもの。

その名も「SL・DL東北DC陸羽東線号」です。

 

この列車は陸羽東線小牛田~鳴子温泉間を往路はディーゼル機関車、復路は蒸気機関車牽引の12系4両編成で運行される団体列車。

陸羽東線を客車列車が走ること自体が珍しい上に、SLの運行はなんと8年ぶりだそうで…

 

そんな珍しいこの列車、ニセコ号と合わせて乗ってみることにしました。

 

ニセコ号の乗車記はこちら↓

 

12系に乗車!

まずは乗車受付をするため改札の外へ…受付列が駅の外まで伸びてます…

 

並んで受付を済ませ、再び改札内へ。

 

けっこう長い列車名ですが、電光掲示板にしっかり書かれていました。

 

改札内にはこの団臨運行に合わせて作られたポスターが…

 

1番乗り場に向かいます。

 

ホームから改めて編成を眺めます。

赤いDE10に牽かれた青い12系…!

今では貴重となった編成ですね。

 

一旦引き上げた列車はしばらくして1番線に入線してきました。

 

初めて乗る原型(に近い)12系客車!

さっそく車内を見てみたいと思います。

 

ドアが開いたので中へ!

車内には青色モケットのボックスシートがずらりと並んでいます。

 

私は国鉄時代は知らないのですが、それでも原型が保たれた車両は「国鉄」を強く感じさせてくれていいですね~!

 

今では珍しい折戸なのもまたポイント高いです。

 

くずもの入れに「たばこのすいがらは入れないでください」と書いてあるのも時代を感じますね~

 

国鉄時代のままな箇所が多い一方、改造された場所も存在します。

 

例えば洗面台。

自動水栓、エアータオルの設置など現代でも通用する設備に改造されています。

古い部分を残しながらも快適性を上げる素晴らしい工夫ですね。

 

注目ポイントは車両の外にも。

こちらは車両型式番号なのですが、「オハ12」の横に小さな●印があります。

このマークは信越本線横川~軽井沢間(通称・横軽)の運行に対応する「横軽対策」が施された車両を表しているのです。

 

↑横軽について詳しくはこちら

 

横軽が廃止されてからすでに20年以上経過していますが、今でもその名残りを感じることができるのはいいですね~

 

外に出て、後ろへ行くとどこか懐かしさを感じる石炭のにおいが…

編成最後部に一際大きな人だかりに囲まれて、今日の主役のSLがいました!

行きはDE10が牽引するため、SLは編成後ろにぶら下がった状態での運行となります。

 

使用されているのはD51 498号機。

オリエント急行の来日に合わせて復活した機関車で、すでに復活から30年以上経っていますが今でも各種SL列車で活躍しています。

小牛田に来るのはかなり久しぶりということもあってか、機関車周りはホームに人がいっぱい!

駅の外にも見物客がたくさんいて、SLの人気の高さを感じますね。

 

掲げられているヘッドマークは伊達政宗の兜飾りの三日月と稲穂をあしらったデザイン。

黒と金のヘッドマークはSLによく似合っています。

 

運転台では機関士さんたちが出発準備中。

 

おや…?

 

普段は高崎車両センター所属(旅行後の2022年3月からはぐんま車両センター)ですが、今日は小牛田所属を表す「小」の区名札に!

その横には運用表も。

このように細かいところも作り込まれているのはさすがですね。

 

SLを眺めたところで今度は前に向かいます。

方向幕は「団体専用」になっていました。

 

前の方に行くとゆるキャラがいました。

ここ美里町のゆるキャラ、「みさとまちこちゃん」だそうです。

ゆるキャラなのにマスクしていて面白いですね~

 

こちらがこれからこの列車を鳴子温泉まで牽引するDE10。

ヘッドマーク受けがないのか、かなり上の方にヘッドマークが付いてますね~

こっちが先頭なのにSL人気に吸われて人があまりいない…

 

まもなく発車時刻なので車内へ。

 

10:05、列車は鳴子温泉に向け出発です!

 

新幹線駅・古川へ

発車するとすぐハイケンスのセレナーデが流れ、放送が始まりました。

列車は黄金色に染まった田園風景の中を進んでいきます。

 

小牛田駅もすごかったですが、沿線でもこちらを撮影する方がいっぱい!

ちょっとした優越感?を感じます(笑)

 

地元の観光案内が入った袋が配られました。

面白いと思ったのが、鳴子温泉の入浴剤が入っていること。

鳴子温泉での折り返し時間が短く、温泉に入るのが難しいことが理由なのかも。

 

こちらは乗車記念証。

爆煙を上げるD51 498号機が写っていますが、いつの写真でしょうか…?

 

裏面はD51のナンバープレートが描かれたデザイン。

小牛田運輸区の方が作られたのでしょうか?

 

沿線の人に手を振りながら列車に揺られていると、大きな新幹線駅が見えてきました、

古川です。

 

ここで15分停車するので降りてみます。

 

ここでは駅員さんが横断幕でお出迎え!

 

さらに乗客の方に今回のヘッドマークをデザインした缶バッジのプレゼントも!

 

電光掲示板にDE10のマークが!

今流行のLED職人、なのでしょうか?

 

写真を撮ったりしているうちに発車時刻に。

車内に戻り、次の停車駅・岩出山を目指します。

 

続きます。

 
 

★乗車データ

2527M 普通 小牛田行き 仙台(8:11)②→小牛田(8:58) 701系F2-23編成+F2-510編成+F2-503編成
※2021年9月19日乗車

 

 

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