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JR西日本 木次線観光列車 「奥出雲おろち」 DE10+12系800番台

JR西日本

山陰本線の宍道駅から分岐して備後落合駅まで走行する「木次線」。1998年から利用促進を目的としてトロッコ列車「奥出雲おろち」号が運行されています。車両老朽化に伴い2023年度に引退が決定。残りわずかの活躍となった「奥出雲おろち」号をご紹介いたします。

運行区間

木次線 木次~備後落合 間
(一部日程で山陰本線 出雲市~木次間の片道延長運転日あり)

外観

車体塗装は白・青・灰色地に星模様を散らした塗装で、銀河鉄道をイメージしたデザインだとか。

機関車 DE10 1161

1号車 トロッコ車両 スハフ13 801

トロッコ車両のスハフ13 801はスハフ12 148を改造した車両。窓は取っ払われた上に、柱を極限まで薄くして、さらに客用扉も撤去して埋めるなど、、大掛かりな工事が行われています。

車番は塗装です。

2号車 トロッコ控車 スハフ12 801

トロッコの控車となる2号車は、スハフ12 801で、元はスハフ12 3001で急行「だいせん」用の車両だったとか。
(さらにその元はスハフ12 40)と3度の改造の歴史があります。

こちらも、スハフ13 801と同様、車番表示部は塗装です。

車内

1号車 トロッコ車両 スハフ13 801

車内床面・座席とも木が多用されており、これぞトロッコ車両という雰囲気があります。

座席はカウンタースタイルの座席と、ボックスシートの2種。
座り心地は良いとは言えませんがそれもトロッコの醍醐味。
テーブル上と車両にはドリンクホルダーが備え付けられています。

天井には、ヤマタノオロチのイルミネーションがあり、トンネルに入ると姿を現し徐々に色が変化します。

また、トンネルに入ったときの電灯はきれいそのもので温かみがあります。

運転席仕切り部も開放的な空間に。前面展望も楽しめますが、カメラの放置はおやめくださいとのこと。

運転台はコンパクトですが、ここの運転台で機関車のDE10を遠隔で制御できるようになっています。

2号車 トロッコ控車 スハフ12 801

2号車はトロッコ控車として、雨天時などで利用できないときに1号車と同じ席番に座ることができます。

座席は急行「だいせん」の時に換装された簡易リクライニングシートが装備されています。

車端部にトイレが設置されており、

中は和式になっています。

トイレの反対側には洗面所が設置されています。

車外行先表示器

海側・山側でなぜかフォントが異なる車外行先表示器は「奥出雲おろち号」の表示のみです。

奥出雲おろち号 時刻表

画像クリックで拡大表示できます。

奥出雲おろち号 座席表

画像クリックで拡大表示できます。

「奥出雲おろち号」は、2023年度引退

車両の老朽化に伴い、「奥出雲おろち号」は2023年度で引退が決定しています。
いましか乗れないこの車両。撮影される方もルールやマナーを守った行動で最後まで温かく見守ってほしいものです。

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