第1507回('22) 今度も飯田線の途中下車の旅へ。新幹線~中央西線経由で北部区間から訪問 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 
2022年夏は、5週連続で乗り鉄・降り鉄を実行しました。
2週目の7月23日~24日は1泊2日の日程で、最近マイブームになっている飯田線の降り鉄(駅巡り)をまたまた実施いたしましたw 飯田線ばかりで飽きられた方も多いと思いますが、ご了承下さいww
飯田線は駅が多いものの列車本数が少なく、1回の遠征では多くの駅を巡れず、結果として何度も訪問していたのですが、今回の訪問で静岡県区間と長野県区間の全駅を制覇できました。
今回は辰野方から飯田線入りして、豊橋で飯田線を出る形になりました。きっぷは、主に『青春18きっぷ』を使用しました。
また、新型コロナウイルスの第7波がやって来ていましたが、緊急事態宣言が出ていなかったため、いつものように感染対策をした上での乗り鉄になりました。
 
今回は初日前半の内容です。
3月の飯田線訪問時と同様、早朝に兵庫県・加古川を出発して、東海道山陽新幹線を使って名古屋まで行き、中央西線特急『しなの』に乗り継いで塩尻駅で下車しました。そして中央東線普通に乗り換えて岡谷駅まで乗車し、さらに辰野支線から飯田線へ直通する列車に乗り継いで飯田線の降り鉄(駅訪問)を始めました。
  
今回の日程  2022年7月23日  (土)  【前半】    
 
加古川520(JR神戸線)537西明石601(山陽新幹線→東海道新幹線・のぞみ80号)712名古屋800(中央西線・特急しなの3号)954塩尻958(中央東線)1009岡谷1042(中央本線辰野支線→飯田線)1144沢渡1205(徒歩)1228下島    
  
【後半へ続く】     
  
この日も早朝4時に起きて、朝食を済ませてから自宅を出発して加古川駅へと向かいました。有人改札では『青春18きっぷ』1回目のスタンプが押され、入場しました。そして5時20分発のJR神戸線上り一番列車(普通・米原行き)に乗車しました。223系4連+8連の12両編成で、私は後方8両側に乗車。車内はガラガラでしたが、私は補助席に座りました。既に明るくなっていましたが、道中はスマホを操作しながら過ごしました。また道中、停車駅ごとに乗客が増え、大久保駅発車時点で半分ほどの席が埋まりました。そして私は新幹線へ乗り継ぐべく5時37分に到着した西明石駅で下車しましたが、『青春18きっぷ』で移動していたため、西口から一旦改札を出ました。
 
 

 
西明石駅からは東海道・山陽新幹線と中央西線特急『しなの』を乗り継いで塩尻駅までワープします。あらかじめ購入していた『西明石→塩尻』の乗車券で再入場し、すぐ先にある中間改札では乗車券と『西明石→名古屋』の新幹線自由席特急券の2枚を投入して新幹線コンコースへと進みました。そして高架ホームへと上がりますが、この日は下り線側の11番のりばからの発車でした。11番のりばに上がってからは、いつものように6時01分発の上り『のぞみ80号』東京行きに乗車しました。JR東海所属のN700A16両編成で、後期に投入されたG42編成でした。私は最後部1号車自由席の窓側E席に座りましたが、三連休でも長期休暇でもないためか、車内はガラガラでした。
 
 

 
『のぞみ80号』は定刻に西明石駅を発車しました。私は車窓風景を眺めつつスマホを操作していました。新神戸、新大阪、京都と連続停車し、乗客は少しずつ増えていきましたが、京都でようやくE席が埋まる程度で、反対側の窓側A席は空席の方が多かったです。京都から先は米原と岐阜羽島を通過し、東海道本線と並走するようになり名鉄電車も見られるようになると程なく『のぞみ80号』は名古屋駅に到着し(7:12着)、私は下車しました。下車客は少なく、入れ替わりに乗車する人も多くありませんでした。新型コロナウイルスの第7波が影響しているかもしれません。
 
 

 
名古屋駅では改札を出ずに、乗換改札を通って中央線ホームへ。『しなの』でも自由席に乗車するため、先にホーム上のミニコンビニ「ベルマート」で昼食を調達してから早々と自由席の乗車位置で並びましたが、7時25分の時点では誰も並んでいませんでした。スマホを操作しながら待っていると、東側のホームに新型の315系電車がやって来て、3月も撮影したのですが再び撮影しましたw また、同じホームの反対側には『ひだ1号』が入線し、車両は7月にデビューしたばかりのハイブリッド車であるHC85系気動車だったため、私は撮影しに行きましたが、ファンであるかどうかを問わず多くの人が撮影していました。実際の撮影はHC85系→315系の順でした。
 
 

 

 
『ひだ1号』の発車後は自由席待ちの列が次第に長くなりましたが、満席には至らない人数でした。そして7時50分頃に8時00分発の特急『しなの3号』長野行きが入線しました。383系6連+2連ですが、高性能電車である383系もデビューして四半世紀以上が経過し、315系やHC85系と比較すると古さは否めません…。私はいの一番に最後部8号車の車内へと入り、左側の窓側A席に座りました。6号車自由席は発車時点でほぼ全ての窓側席と一部の通路側席が埋まるほどの乗車率で、約6割の座席が埋まっていました。
 
 

 
『しなの3号』は定刻の8時00分に名古屋駅を発車し、名古屋市街から郊外へと進み、高蔵寺~多治見間では庄内川~土岐川の渓谷沿いをトンネル主体で走ります。多治見からは山あいを東へ進みますが、沿線には多治見市、土岐市、瑞浪市、恵那市、中津川市と、「市」が続きます。恵那~中津川間にある美乃坂本駅付近ではリニア中央新幹線の関連工事をしているようでしたが、リニアに関係あるのかどうかは不明です。数人ずつの乗降があった中津川より先は長野県へと入り、木曽川沿いに木曽路を北上していきます。南木曽辺りからは左手車窓に木曽川が見えるようになり、私は今まで何度も見ているのですが、今回も車窓に見入ってしまいました。上松付近では左手に木曽川の景勝地「寝覚の床」が見えるとアナウンスがあり、その時ばかりは他の乗客も景色を眺めていました。
 
 

 
その後、数人が下車した木曽福島から先はさらに山深くなり、木曽川と別れ鳥居峠を越えて、中山道の宿場町である奈良井からは信濃川水系の奈良井川に沿って谷を下っていきます。そして谷が広がり盆地に入るとやがて列車は減速し、定刻の9時54分に中央東線との乗換駅である塩尻駅に到着しました。私はここで下車しましたが、塩尻下車客が結構多かったです。『しなの』は松本や長野を目指し篠ノ井線へと進んでいきました。
 
 

 
塩尻駅ではわずか4分の連絡で1番線から発車する中央東線上り普通・高尾行きに乗り継ぎますが、5・6番線ホーム後方にある橋上駅舎・跨線橋の階段は乗換客や下車客でごった返していました。『しなの』で自由席を選択したのは乗車駅が始発駅だった事のほかに、後方の自由席車が塩尻駅の階段に近いからです。前方の指定席車からですと乗換が間に合わない可能性もありました。まぁ4分ありますので余裕で(?)跨線橋を渡り終えて1番線にたどり着きました。そして既に入線していた高尾行き(211系3連×2)の最後部車両に乗り込み、着席しました。後方3両はオールロングシートで、車内は空いていました。
 
高尾行きは定刻の9時58分に塩尻を発車し、すぐに中央西線や旧線の辰野支線が分かれました。こちらは新線の「みどり湖」経由なので快調に飛ばします。私は車窓風景を眺めていました。みどり湖駅を発車し、塩嶺トンネルをくぐり抜けると辰野支線が合流し、わずか11分の乗車で下車駅である岡谷駅に到着しました。下車時、塩尻駅から再び利用する形になった『青春18きっぷ』を駅員に提示しました。
 
 

 
岡谷駅下車後は、一度改札を出て駅舎と駅前を撮影しました。その後改札内へと戻り、既に0番線に入線して客扱いしていた10時42分発の飯田線方面普通・天竜峡行きに乗り込みました。ワンマン対応のボックスシート車である313系3000番台2連で、先頭車両の空いているボックスシートの進行方向窓側席に座りました。そして名古屋駅で購入したパンを食べて、早目の昼食としました。食事中に次々と乗客が乗り込んできて、発車間際にはほぼ満席となりました。私のボックスシートも対角の位置に男性が着席しました。
 
 

 
天竜峡行きは定刻に岡谷駅を発車し、まずは辰野支線の東部区間を南下していきます。私は今回も車窓風景を楽しみました。辰野支線東部区間は実質的に飯田線と一体になっている感じで、ほとんどの列車が飯田線と直通し、車両もJR東海のものが多いです。途中の辰野駅は会社境界駅であり、乗務員がJR東日本からJR東海へと交代しました。辰野駅からは飯田線に入り、駅数が多いためこまめに停車していきます。中規模以上の駅では乗客の増減があり、特に伊那北駅や伊那市駅では下車客が多かったです。伊那市駅を発車後は幾分車内が空いた状態になったものの、ガラガラとはほど遠い状態でした。そして私は伊那市駅から2駅目の難読駅・沢渡駅(さわんどえき)で下車しました(11:44着)。下車時、車掌に加古川駅でスタンプを押された『青春18きっぷ』を提示しました。
 
 

 
沢渡駅は2面2線の駅で、構内踏切が存在します。北西側には2020年に完成したばかりの新駅舎が鎮座していましたが、無人駅であるため実質的には待合室でした。駅前は国道153号線の旧道である県道221号線沿いに小規模な商店街が形成されていました。
 
 

 
沢渡駅でそのまま待っていると次の列車が約1時間後だったため、駅を撮影後は徒歩で約1.1km北にある下島駅を目指すことにしました。踏切を渡って国道153号に出て北上しましたが、すぐに左へ分岐する県道146号線へと歩を進め、犬田切川を渡って集落を通過すると郊外の住宅地の中を歩きました。そして20分ほどで下島駅に到着しました(12:28着)。駅舎がない1面1線の小駅で、駅前は東側が田園が混在した比較的新しい住宅地、西側が河岸段丘崖の森で、崖上は田畑が広がっており、駅近くには大規模な工場があります。
 
 

 
この後も飯田線の乗り鉄・降り鉄を続けました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません  
 
 
(参考:Wikipedia)