メルクリンのレイアウトにトンネルを作る。(2)トンネルポータルを3Dで設計中です。 | 16番ゲージレイアウトのこと..など

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16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

 メルクリンのレイアウトに設置するトンネルの続報です。

 前回の記事では、”ローレライトンネル”を参考に作ったトンネルポータルをお目にかけましたが、反対側は、下写真の”バンクトンネル”を参考に作ることにしました。

Banktunnel 2022a 

Whgler, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

 

 このバンクトンネルは、ライン川を挟んでローレライトンネルと向かい合っています。脇に建つ塔が良い感じですね。

Tunnel eingang von Linke Rheinstrecke

Alf van Beem, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

 

 いつものように、AR_CADで設計しました。

バンクトンネル2D設計

 設計は終えたものの、立体化の工程を考えると、意外に難しいことが判明し、頭を抱えてしまいました。

 「ああ、3Dプリントができたらなあ」との思いが脳裏をよぎり、試しに、3Dプリンターの価格を調べてみると...。

 驚いたことに、2万円台でも買えるじゃないですか!!!

 そんなことなら、初めての”3DCAD”にチャレンジするしかありません。

 とりあえず、個人の非商用使用は無料となる” fusion360 ”をダウンロードし、「何とかなるさ!」とやってみたところ、何とかなりました。

 

 バンクトンネル3D設計全景

 

 3DCADも、2DCADと同じく、しっかりとした平面図が書けることが大事だと思います。

 線の引き方が、私の慣れた方法とは異なり、少し戸惑いましたが、線分の中点検出や、平行線・同心円の作図、コピーや反転など、作図のテクニックは2Dと同じで、思ったよりも、短時間で慣れることができました。

 

 スジボリで表現した石積部分を拡大しました。

 スジボリの幅は 0.3mm、深さは 0.5mmです。

 石の大きさは不揃いにしました。

バンクトンネル3D設計石積拡大

 

 上部の拡大図です。実物は、もっと装飾に凝っているので、「もう少し作り込んでもいいかな」と思ったりもします。

バンクトンネル3D設計上部拡大

 

 この後、塔や擁壁の設計が残っていますが、設計は何とかなると思います。問題は出力が上手くできるかどうか、です。

 いきなり3Dプリンターを購入する勇気はないので、まずは、DMM.makeのような3Dプリントサービスを利用してみようと思っています。

 それが上手くいったら、レイアウトの小物作りや、車両製作など、私の鉄道模型の夢が広がりますね!

 思い切って、3DCADにチャレンジして良かったです。

 本日も、ご訪問ありがとうございました。