9月23日のJR九州ダイヤ改正で全21編成が運用離脱した415系鋼製車。一夜にして営業列車から消えたのは驚きでしたが、それぞれの最終運用を終えた各編成は門司港、門司、荒木、熊本、柳ケ浦、津久見、鹿児島に分かれて疎開留置されています。関門トンネルの出入り口付近ではFo117、118、122、520の4編成が見られます。

 

 

 

鹿児島本線の小森江ー門司間のだいたい中間地点、下り線沿いにいるFo520編成(手前)。国道3号近くの踏切からよく見えるところに留置されています。常磐線から移ってきた元JR東日本の車両で、関門・北九州エリアでは注目を集めていました。消されていた車体の所属表記を確認すると、そのままの状態でした。写真奥の編成はFo122

 

 

上り線沿いの門司駅寄りに留置されているFo117編成(写真左)。旧国鉄の雰囲気を残す非リニューアル編成として人気でした。写真右はFo122編成=門司港行き列車内から撮影

 

 

同じく上り線沿いの小森江駅寄りに留置されたFo118編成。車体にはさびが目立ちます

 

 

下り線沿いの門司駅寄りに留置されたFo122編成(写真右端)。ロングシートに改造され、関門・北九州地区ではよく見かける編成でした。関門トンネルの出入り口付近に留置されているため、関門運用を継いだ415系1500番台と顔を合わせます。写真左端はFo117編成=門司駅ホームから撮影

 

 

 

Fo122など先日まで日常的に乗っていた車両がいたり、Fo520も今にも動き出しそうな雰囲気だったりと、留置の4編成を見ると正直複雑な心境ですが、その外観はもう少しの間は見ることができそうです。

 

 

【追記】

Fo117編成は24年4月12日に小倉総合車両センターに廃車回送されました。(24.4.14)

 

 

 

※現役末期のFo520編成は以下の記事をご覧ください