モハ164-500番台への改造用に回送運転台側の妻板を供出して、悲惨な姿になったサロ152の修復作業に着手していました(→こちら)が、作業を中断して既に4年近く経ちます。破棄するには忍びないので、作業再開することにしました。

 
回送運転台が無くなったのでサロ152とは呼べなくなりました。そこで、得意の用途変更をすることにしました。
 
IPAに浸けて湘南塗装を剥離まで済ませています。緑色はほぼ除去できましたが、オレンジ色は喰い付きがが良過ぎて除去しきれませんでした。取り敢えずこの状態から再出発です。
 
サロ形式ではモハから転用した妻板にある外気取入孔は、不要ですので削り取りました。カッターナイフで粗方削り落してから、電池式ルーターを軽く当てて妻板面まで慎重に削り、ペーパーヤスリ(#400→#1000→#2000)を貼り付けた工具(アイスキャンディーの棒を幅半分にしたもの→こちら)で表面を整えました。この工具の使い勝手が良く、綺麗に仕上げることが出来ました。
 
側板・妻板に残存する塗装は、プラシンナーを浸した綿棒で擦り取りました。
 
ボディは敢えて改造等はせず、次工程は塗装です。ボディ素材が黒色ですので、明るい色を塗装した際に発色が良くなるように、灰色のサーフェーサーで下塗りすることにします。(続く)
 
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