模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。

今回は「113系1000番台スカ色 幕張車両センター」です。

113系は関東や関西と中国地方と日本列島の広範囲で活躍している形式ですが、今日はJR東日本の最後になった113系の房総地区の話になります。

 

(2006年3月17日@川崎駅)

私が鉄に復帰した中で、すでに横須賀線からは113系は撤退済み、東海道線(東京口)の113系も2006年には撤退。

この年は同時に103系も関東からは撤退し、走行時の爆音走行が聞けなくなりました。

 

(2012年7月、ラストになった113系)

そんな中、廃車対象から外れていた幕張電車区の113系。なんとそれから5年も活躍しており、千葉駅の駅弁と一緒に、よく乗りに行きました。

一説によると、「ステンレス車の方が線路保守が大変になるから」と、千○動労さんが置き換えを反対していたとか・・・。

そのおかげで、元横須賀線や東海道線の2000番台など、バラエティーな顔の113系が走っていました。

 

この国鉄時代の形状のまま、房総独自の座席モケット色も、過去の物となってしまいました。

※撤退時に外観撮影だけの撮影が多くなりますが、当時の雰囲気が有る内装も撮影も大事です。

 

(2012年2月?)

こちらは1500番台かな?

ライトの位置とタイフォンの位置が高いタイプで、車体下部のアンチクライマー無し。

 

この時はまだ、113系の増結を見ることが出来ました。

 

こちらが1000番台(初期車)で、成田の踏切事故で前面補強した際に、「シールドビーム化」「アンチクライマー装着」そしてなぜか「タイフォン位置が下」に変更されたモデルで、ことらも改造当初は「銀色の鉄仮面」でした。

 

私が千葉に住んでいた学生時代は、このような国鉄車両が並ぶ風景が、普通の日常でした。

 

そんな中強く印象に残っているのが「茂原止まり」。

外房線の中間に位置する茂原駅、その駅が私の高校の最寄り駅で、学校が終わり駅に行くと「下り方面に行ってくれない折り返し電車」が来るんですよ。

当時、日中1時間に1本でしたから、これが入ってくると悲しかったですね。

そのために、「CDレンタルショップ」や「本屋」、「ジャスコ(現イオン)」や「デンキランド(電気屋)」など、寄り道を強いられてました。

 

そんな車両の一つの「マリS71編成」が、2013年2月に模型化されたので、予約して購入。

当然元地元路線の「外房線仕様」にしてました。

 

このモデルはアンチクライマーは無いモデルのようです。

マイクロエースの場合、クリーム色が微妙な場合が多いのですが、このモデルは問題無し。数年後に出した「さよなら横須賀線113系」は、クリームが薄かった記憶があります。

 

動力の動きは良好で、台車をバラしてみたら「グリス除去済み」でしたので、当面平気かなと思います。

キャッチフレーズは「房総地区から撤退!113系-1000」

 

【259】113系1000番台「スカ色・幕張車両センター」6両セット

メーカー:マイクロエース製<A-7774>

発売:2013年2月

導入時期:2013年2月17日(新品)

形式:JR 113系1000番台・東京地下乗り入れATC装備初期車・前面強化車両 (暴走・・・房総仕様)

両数:6両

改造:無し

 

●導入経緯

学生時代に住んでいた「外房線」の車両、当然買わないわけには行きませんでした。

本当は、昔販売していた「113系鉄仮面仕様」が欲しいんですけど、いまだに再販ならず。なんとトイレが再現されていたようで、元ブロ友の方が、見せてくれました。

 

ということで、「房総の田舎暮らし」もやっていた時期があるので、そっちの風景も結構好きなんですよ。

最寄り駅から先は単線でしたし・・・。

 

話が脱線しました。

 

隣に走っている特急は、「わかしお」になりまして、「L特急」のひとつになります。

最近の特急は、ヘッドマークが無くなり、さみしくなった気がします。

しかしこのわかしお、少し様子が違います・・・。

 

●三色LED表示の「わかしお」

183系の0番台は、東京駅横須賀地下ホーム乗り入れ対応の、「非常用貫通扉付き」「ATC装備」で落成。房総の海の近くを走るために塩害での老朽化が進行していました。

昭和57年に上越新幹線開業で「とき」が廃止、ほぼ「あずさ」になる中、一部が改造されて「ATC改造」房総地区へやってきました(一部は先頭車新造)

平成9年に横軽が廃線になり「あさま」の189系が余剰になり、一部が「あずさ」に一部が房総地区へやってきて中間車を置き換え。しかし先頭車は「ATC」の関係があり、新造せずに更新。その際に「3色LEDヘッドマーク化」された物が登場。

確かに「スーパーあずさE351系」も登場していたので、目新しさはありましたけど、何か違う感が満載でした。

※この模型はTOMIX製<98253>になります。

 

平成9年改造か・・・、その頃は東京の多摩ニュータウン住まいでしたから、記憶にないハズですね。

國鉄千葉、全盛期です。

 

とはいっても、この組み合わせは思い出が強いので、再現としては懐かしく感じますね。

 

当時(2013年3月)の在籍数。

急行型 6両/特急形 134両

通勤形 305両/近郊型 93両(111/113系 46両)/気動車 17両

蒸気機関車 1両/電気機関車 83両/ディーゼル機関車 13両

貨車 314両/緩急車 14両/特殊貨車両 2両/事業用車 16両

客車 348両

私鉄通勤車 16両/私鉄特急 32両/私鉄機関車2両/私鉄貨車9両

外国形 17両

合計 1422両(後日追加した車両分含む)

うちM9モーター103個目(M5互換モーター)

 

113系は今でも房総地区を爆音で走行しているイメージですが、209系に置き換えられました。

総武線快速後継の217系が廃車が進んでいるので、ひと世代前の話になっちゃいますね。

こういう話が増えると、歳を重ねたんだなぁとしみじみ感じますね。

 

みなさん、「地元の走っている日常車両はいつまでも見れる」とは思わず、記録できるときには記録しておいて下さいね。

今の地元路線の「鶴見線205系」も、「新車導入発表」されていたんだったorz

 

以上、「房総で113系が爆走していた、あたりまえな日常風景の話」でした。