夜行急行明けは夕方まで東横INN上越妙高のデイユースで休む予定でしたが、夜行の車内でゆっくり休めたせいか、2時間ほどの仮眠でHPが全回復しました。
このままホテルで天気が良い日中を過ごすのも勿体ないので予定を変更、シャワーと着替えを済ませて10時30分にホテルをチェックアウト、車で高田駅前の弁当店を回ってから直江津駅に向かいます。
米やのコシヒカリ弁当の「から揚げ弁当」
直江津駅前のコインパーキングに車を止めて少し早めの昼食を頂きます。
「米やのコシヒカリ弁当」で購入した、から揚げ弁当です。にんにく生姜と醤油で味付けされたスパイシーな感じの唐揚げがお気に入りです。昼食を済ませた後は、直江津D51レールパークへ向かいます。
直江津D51レールパーク
D51レールパークでは圧縮空気を使ってD51形の動態保存を行っていますが訪問する数日前に故障が発生、修理対応のため暫く運休するとの事です。
直江津D51レールパークの入場券
当日は体験乗車が運休のため入場料金が割引に設定されていました。通常は大人1,000円、子供700円が設定されていますが、運休中は特別割引で大人500円、子供300絵となっていました。
扇形車庫内
庫内ではクハ413-6号車やワフ29603号車、元・神戸製鋼所専用線のDL14号が展示されています。本日は、D51形827号機が修理待ち中だった事からヨ6314号車とヨ6316号車を含めて庫内で展示されていました。
故障中のD51形827号機
鳥塚社長さんのブログによると8月下旬頃にD51のボイラー上部にあるドーム(蒸気溜)の中に収められている加減弁装置に不具合が発生してしまったそうです。
この加減弁装置は機関士席の上部にある加減弁てこハンドル(機関士から見て上部にある握って手前に引くハンドル)と繋がっているもので走行用の主シリンダーに流す蒸気の量を調整する重要な部品となります。簡単に言うと電気機関車の主幹制御器に相当する部分で加減速を調整する重要な部品となります。
今回の故障はアチハさんの手により9月2日に修理を終えたという事で現在は体験乗車を再開しています。
体験乗車用の車掌車2両
体験乗車に使用されているヨ6414号車とヨ6416号車も庫内で休んでいました。この車両は一時期、茨城県筑西市にある「ザ・ヒロサワシティー」内に仮置きされていました。
レールパークで保管されているクハ413-6号車
この日は「ゆのはな」号のヘッドマークが取り付けられていました。急行「ゆのはな」号は七尾線経由の急行「能登路」号を補完する目的で運転された臨時の気動車急行列車で1981年から1986年頃まで運転されていました。
クハ412-6号車の運転台は中に入って椅子に座る事ができます。一部機器は撤去されていますが運転終了時の姿で保存されています。
ワフ29500形式(ワフ29603号車)
これは緩急車設備を併設した5t積み有蓋車です。この車両は展示用として庫内に留め置かれています。
元・神戸製鋼所専用線DL14号
このディーゼル機関車は神戸製鋼所の専用線で使用されたDL14号です。この専用線では入れ替え作業の効率を良くするため連結面に設置された簡易運転台から無線で操縦を行っていました。現在はD51レールパーク内の入換用機関車として使用されています。
ET127系「田島ルーフィング」広告ラッピング
えちごトキめき鉄道・直江津運転センター所属のV1編成(譲受2015年)です。
この編成は、東京都千代田区に本社を置く田島ルーフィング株式会社が広告主となりラッピングされたもので、1976年頃まで新潟地区で活躍していた70系電車をイメージしたデザインになっています(2021年8月18日から運行開始)
ET127系「田辺工業」広告ラッピング
えちごトキめき鉄道・直江津運転センター所属のV3編成(譲受2015年)です。現在のラッピングは2017年から継続的に使用されています。
津波避難訓練から戻ってきたET122形
えちごトキめき鉄道・直江津運転センター所属のK2車(新製2014年・新潟トランシス)です。この日は、令和4年度上越市総合防災訓練の一環として実施された津波避難訓練に使用されたようです。
トキ鉄社長さんのブログによると、当該列車には消防や自治体職員、トキ鉄社員等が乗り込み、谷浜駅~有間川間に停車した列車から実際に脱出して高台へ避難を行ったようです。
直江津駅(西口)
そろそろ駅に戻ります。
直江津駅に到着する急行「越後」2号(第8003M列車)
当駅で車内整備を行った後、糸魚川ゆき急行「越後」4号になります。
直江津駅に停車中の糸魚川ゆき急行「越後」3号(第8004M列車)
ヘッドマークは「越後」が取り付けられていました。今回は3号車のクモハ413に乗車します。
■直江津駅
15:03発
急行8004M糸魚川ゆき[日本海ひすいライン]
15:51着
■糸魚川駅
能生駅に停車中の糸魚川ゆき急行「越後」3号(第8004M列車)
昨夜の朝から自由機に乗車されていた方や夜行急行から連続乗車されていた方も何人かいたようです。
本日は全席自由席運行という事で車内サービスは車内販売のみとなっています。
この塗装は国鉄時代の交直流急行色と呼ばれるもので、赤13号とクリーム4号を組み合わせています。
ただし、交直流急行形グループのうち、交流50Hz対応車及び交流50Hz/60Hz対応車となる45X系は同じ塗装ですが、60Hzのみに対応している47X系の運用上の区別として、421系と同様の識別線が車体裾部に追加されています。
413系では、車体更新時に50Hz/60Hz対応の主変圧器に換装された事から、60Hz専用の識別線は表示されなかったようです。
糸魚川駅に到着した急行「越後」3号(第8004M列車)
糸魚川駅3番線に到着した急行「越後」3号は乗客を降ろした後に一旦、山手引上線に入線します。
急行「越後」4号となる8005Mは16時15分前後に1番線へ入ってきます。
糸魚川駅に到着した糸魚川止まりワンマン普通列車(第1644D列車)
この列車が糸魚川駅に到着後、進路を構成して観光急行列車が1番線に入線してきます。
糸魚川駅に停車中の直江津ゆき急行「越後」4号(第8005M列車)
急行4号では終着となる直江津駅までノンストップで走ります。
413系は、車体が新しくなっていますが、足回りのセッティング(インダイレクトマウント台車及びMT54形主電動機、1:4.21歯車装置)をそのまま引き継いでいますので、国鉄時代の走行音と乗り心地を楽しむ事ができます。(581系や583系から改造された419系や715系は、ギア比が近郊形に合わせられてしまったので、乗っていても乗り心地と速度、ギア音が一致しなくて終始気持ちが悪かったです)
■糸魚川駅
16:40発
急行8005M糸魚川ゆき[日本海ひすいライン]
17:08着
■直江津駅
16時40分、直江津に向けて発車。
浦本駅付近までは90km/h前後で走りますが、トンネルが連続する能生付近から有間川駅付近まで大体110km/h位まで引っ張ってくれます。
直江津駅に到着した急行4号(第8005M列車)
交直流急行色は、夕日を浴びると良い感じの色になります。
W01編成には今年度内に全般検査回帰を迎える車両が含まれています。全般検査を受けるか否かは利用状況を見て判断するそうですが現在のところは未定のようです。
記念乗車証
この2日間で頂いた記念乗車証です。
四五五神社カード
お賽銭を奉納すると頂く事ができるカードです。
このカードの裏面には車内に掲示されている国鉄時代の中吊り広告が縮小印刷されています。期待は無しでは10種類くらいあるそうです。
直江津駅に停車中のW01編成
側面表示器に何やら見慣れない駅名が表示されていました。
本日の乗車はここまで。この後は、車に乗り換え国道8号線を通って長岡市のスーパー銭湯「湯来屋」へ向かいます。
湯来屋
ここで入浴と夕食を済ませた後は、北陸自動車道の中之島見附ICから高速道を通って自宅へ向かいます。ちなみに中之島見附ICから高速に乗っても自宅まで4時間かかります(笑)
24時15分、自宅に到着。
おやすみなさい。
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次回のトキ鉄急行は10月22日と23日に「朝から夕まで455」を予約してあります。11月の予約済み2回分と合わせて年内はあと6回乗車したいと思っています。