今日は朝から晴天でしたので、加工を終えた状態で仕掛りになっている車両10両を纏めて下塗りをしました。主に切り継ぎ加工した車両にはサーフェーサー、塗替え主体の車両には塗料を使用しています。

 

左側5両がサーフェーサーで、右側5両が塗料で、それぞれスプレー缶で下塗りをしました。

 

サーフェーサーで下塗りした5両の内訳で、最初の2両はGM製のサロ111組立キットを加工したサロ110・サロ111になります。

2度目の下塗りをしたサロ110で、屋根上のシミを消しました。(前回→こちら

 

客室窓を塞いで乗務員室窓に加工した箇所を再補修したので、これならば使えます。

 

同様に再補修した反対側の乗務員室窓も、これで良しとします。

 

2度目の下塗りをしたサロ111で、屋根上のシミを消しました。(前回→こちら

 

ドアコック蓋の右側にあった盛り上がりも、除去しました。

 

次は、KATO製の特急形サロを格下げ改造した2両のサロ110です。

サロ181に左側の乗降扉を増設したサロ110-301です。(前回→こちら

 

トイレ窓を塞ぎ、金属製の乗降扉を嵌め込んでいます。肉眼では綺麗に見えましたが、撮影・拡大すると塗り漏れがありました。部分補修してから本塗装に移ります。

 

洗面所窓を塞いで金属製の乗降扉を嵌め込んだ反対側の側面で、こちらは大丈夫です。

 

 

サロ481に左側の乗降扉を増設したサロ110-357です。(前回→こちら

 

モハ183の乗降扉部分を側板ごと切り継いでいます。切り継ぎ跡が少し残っているので追加補修を行います。

 

元々の乗降扉下部にあるステップ部分を嵩上した上で、右側下部の扉点検蓋も移設しており、共に僅かな傷がありますので、パテ処理を加えたいと思います。

 

反対側の側面で、乗降扉の側板を切り継いだ箇所の跡が少し見えますので追加補修を行います。

 

乗降扉下部のステップ左側の点検蓋の外周に、継ぎ目が目立つので補修します。

 

最後の1両です。

大幅な切り継ぎ加工を済ませたクモユ141です。(前回→こちら

 

側板の切継ぎ跡は判らない出来映えです。屋根に沿う雨樋と側板の継ぎ目に生じた隙間が非常に目立ちますので、徹底した補修が必要です。

 

こちらも同様です。

 

反対側の側面で、こちらも同様です。

 

ここも同様です。

 

サーフェーサーでの下塗りは以上です。肉眼では見えない不具合箇所も、サーフェーサーを塗って写真撮影・拡大することで粗が焙り出されて、非常に有効な処置であることを再認識しました。

 

次は、塗料で下塗りした5両の内訳で、最初はニコイチの切り継ぎをしたキハ53-200番台です。

調色したアイボリーで本塗装後に、塗装面の肌荒れに嫌気が差してIPAで塗装を全剥離しています(前回→こちら)。これにより、サーフェーサーで再度の隙間補修を行ってから、スプレー缶のアイボリーで薄く塗ってみました。

 

切継ぎ箇所が僅かに判りますので、軽く補修を加えて本塗装に移ります。

 

反対側の側面は良好です。

 

 

最後は、KATO製の117系旧製品を、JR東海仕様に加工中の4両編成です。

旧塗装を剥離した(前回→こちら)上から、スプレー缶のアイボリーを薄く吹き付けてみました。

 

クハ116-0番台をクハ116-200番台にするため、トイレ窓を塞いで客室窓を追加しています。

 

JR東海のクハ117-0番台にはトイレがあるため、クハ116を活用して方向幕を塞いでいます。

 

反対側の側板にある方向幕も塞いでいます。

 

トイレ窓や方向幕を塞いだ2両共に、隙間処理が未完だったことを忘れていました。隙間のパテ埋め処理後に、本塗装を済ませてから加工を再開しようと思います。

 

好天に誘われて近隣公園のベンチで屋外塗装をしてきましたが、117系は塗装が乾く前にベンチに横倒しになって汚れが付着した車両と、塗装直後に付いた埃を取ろうとして塗膜を駄目にした車両があり、後始末が必要な状況です。今日、下塗りした車両は、追って本塗装して完成させたいと思います。

 

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