2019年まで毎年秋に一般公開されていたJR西日本の車両工場、下関総合車両所。寝台特急「富士・はやぶさ」が廃止された2009年には、東海道・山陽本線のブルートレインで活躍した電気機関車EF65形1000番台(PF形)とEF66形が並んで展示されました。

 

 

 

展示されたEF65 1126(左)とEF66 53。長年にわたり優等列車の先頭に立った下関の両雄ですが、一般公開で並んで展示されたのは意外に少なかった印象です。2009年の展示ではパンタグラフは下がっていましたが、下関のEF66形はこの年から翌年にかけて全て廃車されたため、貴重な機会となりました

 

 

最終日の下り「あさかぜ」で使われたヘッドマーク。日付入りだった上り列車と比べるとかなり年季が入った個体で、ブルトレ第1号としての誇りと伝統が感じられました

 

 

綱引きコーナーではEF66 42が登場。果たして何人の力を合わせれば巨大な電気機関車が動くのか…子どもたちの歓声が響いていました

 

 

 

2019年を最後に途絶えていた下関総合車両所の一般公開。今年は各地で最近増えてきた有料撮影会のスタイルで 11月5日に行われます。18歳以上が対象で、定員は午前・午後合わせて40人。料金は1人1万8千円のようです…。

 

下関総合車両所のこれまでの一般公開では地域の子どもたちや家族連れの来場も多く、思い思いに楽しんでいる雰囲気でした。いろいろと落ち着いた際には、また何か違った形で「鉄道」に親しめる催しが開かれてほしいところです。

 

 

 

 

※姉妹ブログでは国鉄末期、ブルトレけん引機の交代劇を振り返っています