2022/9/23 第3章その1 西九州新幹線の最速列車 かもめ16号 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(最速列車)

 

これまでの旅路

 

今回,筆者は「ふたつ星4047」の初列車のチケット獲得に成功しましたので,それに乗車することが,9/23のもう一つの目的です.まずは始発駅で「かもめ16号」に乗車します.この列車が,「ふたつ星4047」に接続する列車となると同時に,折り返しで運行される「かもめ17号」とともに西九州新幹線で最速の列車です.

車両の行き先表示幕の「かもめ」の地の色は「赤」と「青」がありますが,ここまでくると法則がつかめました.西九州新幹線の区間内で通過駅がある列車が「赤」,各駅停車が「青」となっています.それぞれ「ひかり」「こだま」と同じでわかりやすいです.果たして,いつか「黄色」が登場する日が来るのでしょうか?[1]

長崎駅の11番のりばでは,この時点でまだ営業運転に入っていないY3編成がスタンバイしていました.運行初日であるために様々なトラブルに備えるという他,午後には臨時列車として運行されます.しかし,西九州新幹線においてはこの3連休は順調であったものの,その後の平日で事故・悪天候による「リレーかもめ」の運休に伴う運休のほか,車両の不具合,あってはなりませんが爆破予告などによる運休がありました.

  かもめの車内

16号では指定席の確保に成功していたこともあり,車内を見て回ることができました.

なお,「いい旅!西九州きっぷ」では,「指定料金券」を購入することで指定席が利用できますが,「指定料金券」はJR九州の駅の現地窓口で買わなければなりません.「指定席特急券を」あとで「指定料金券」に変更することもできません.従って,筆者はこの旅行では指定席を利用するたびに特急券も追加で支払ったことになります.しかし,9/23の午前中の列車の指定券の入手は困難でしたのでやむを得ません.

3号車は濃い黄色ベースのモケットとなっています.そして,車椅子すぺーすも広々と4台分備えられています.多目的室・多機能トイレがあり,この車両なしに営業運転はできません.

4号車は長崎寄りに機器室・業務用室があり,東海道系新幹線車両としては珍しい構成となっています.その通路には885系を彷彿とさせる書道作品が飾られていました.大きさが控えめになってしまっています.

また,4号車にはAEDが装備されています.

列車はこれまでの「特急かもめ」どころか他の新幹線の常識を打ち破るペースで次々と駅を通過,なんと,「ただいま嬉野温泉駅を通過」と表示されたタイミングで,武雄温泉到着案内の自動放送が流れてしまいます.

動画で見るとわかりやすいです.西九州新幹線の駅間の短さがよくわかります.

 

 

  武雄温泉に到着

武雄温泉に到着しました.すでに「リレーかもめ16号」がスタンバイしています.「かもめ」は全ての列車が折り返し運行である,ということではなく,列車間隔がある20号は回送で引き上げていくようです.

「ふたつ星4047」は1番のりばからの発車です.「リレーしないからゆっくり行動して良いだろう」とたかを括っていたところ到着は発車直前になってしまいました.

 

「ふたつ星4047」も期待の列車で楽しみですが,この列車での体験はある意味で想像を超えたものでした.

「ふたつ星4047」編は,長崎本線経由長崎行き・大村線経由武雄温泉行きとも,1列車につき2記事を予定しています.

 

続く

 

 

[1]:黄色地の「かもめ」は,2022年現在「かもめ楽団」や大村車両基地公開などのイベント用です.しかし,2022/9/24には早速,16・17号など,「かもめ」が新大村・嬉野温泉を通過,かつ,接続する「リレーかもめ」が江北・二日市の両方を通過する「かもめ」の一部が「黄色地」で運行されました.ただし,営業運転での「黄色地」は誤表示扱いのようです.