管理人のTwitterを知っている人ならもう既にご存知かと思いますが、
私はとある大学に通っています。取り敢えず仮でK大学としておきます。


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その最寄り駅として、近鉄大阪線の長瀬駅と近鉄奈良線の八戸ノ里駅、
更にはJRおおさか東線の俊徳道駅(近鉄も同様)が其々存在します。

特に八戸ノ里と俊徳道からはK大学東門への直通バスが運行されており、
多くの学生を積んで走る姿が度々見られます。


一方長瀬については、周辺の道路状況が芳しくなく、
基本的にそこを利用する学生は、学生通りを歩いて登校します。


で、この駅なんですが、上下線ともに大阪上本町方面寄りに出入口が設けられており、
特に朝晩は上りは進行方向前寄りの車両が、
そして下りは進行方向後ろ寄りの車両が、其々混雑が激しくなります。

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主な理由の一つとしては、鶴橋のJR線との乗り換え階段が
大阪上本町寄りに集中していることが挙げられます。
しかし今回問題にするのはそこではありません。



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長瀬に停車するのは原則各駅停車だけであり、それ以外の種別は
すべて通過します。
*試験シーズンに限り、急行以下の一部優等列車が臨時停車することがあります。


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それを巡って度々、K大生の一部を発端として長瀬に区間準急、
あるいは準急などの列車を停車させた方がいいのではないか?
という議論が巻き起こります。

と言うより風物詩になっている気がします。



事実、これは一昔前に調べたもので現在と大きく異なりますが、
1列車あたりの乗車人員は実は長瀬が最も多く、78.8人(2位の鶴橋で71人)を
記録しています。

確かに、上位列車の停車を増やすことで旅客の分散にはある程度寄与するでしょうが、
一方でそれを実現させることで、結果自分たちの首を絞めるかもしれない、
と言うことも知っておいた方がよろしいかと思います。


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では、朝の通学時間帯(7時~)に鶴橋にやって来る電車を整理しましょう。
長瀬からK大学までは徒歩連絡で、管理人は大体10~15分程度要するので、
長瀬に8:45分までに到着する各駅停車まで入れておきます。

行先表示をしているものが、長瀬に停車する各駅停車です。
一応わかりやすいように、長瀬の到着時間も()で表記しておきます。
一方種別表記だけのものは、全て長瀬を通過します。

7:03分 河内国分行き(7:12分)
7:06分 特急
7:08分 急行
7:11分 特急
7:13分 区間準急
7:16分 高安行き(7:24分)
7:20分 急行
7:22分 河内国分行き(7:30分)
7:27分 準急
7:29分 大和朝倉行き(7:37分)
7:34分 急行
7:36分 特急
7:38分 準急
7:40分 榛原行き(7:48分)
7:44分 高安行き(7:52分)
7:48分 特急
7:50分 準急
7:53分 急行
7:55分 五位堂行き(8:03分)
7:59分 区間準急
8:02分 高安行き(8:12分)
8:06分 特急
8:07分 準急
8:09分 高安行き(8:19分)
8:13分 特急
8:15分 榛原行き(8:23分)
8:18分 高安行き(8:27分)
8:20分 快速急行
8:24分 河内国分行き(8:32分)
8:28分 準急
8:30分 高安行き(8:38分)


見ていただければお分かりいただけるかと思いますが、
特に混雑が激しくなる8:00~8:40分にかけて、
もっと言うと8:20~8:40分の間、列車がほぼ4~5分間隔で停車している、
と言うことがお分かりいただけるかと思います。

更に、上位列車もこの時間帯は本数が多く、
区間準急2本
準急5本
急行4本
快速急行1本
特急6本

更にこの中には一部回送列車が絡む事も有るので、
この時間帯の大阪線についてはほぼ線路容量いっぱいいっぱいな
状況である、と言うことが理解できたかと思います。


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更に、この話をするうえで避けられないのが通過列車の待ち合わせ。

下は、さっきの時刻表をそのままコピーしたやつです。
ここに付け加える形で、各列車の待避について扱います。
*回送列車はここではみません。

7:03分 河内国分行き(7:12分)
    布施で7:06発特急、弥刀で7:11発特急、7:08発急行、7:13分発区間準急の通過待ち
7:06分 特急
7:08分 急行
    布施で7:11分発特急の通過待ち
7:11分 特急
7:13分 区間準急
7:16分 高安行き(7:24分)
    弥刀で7:20発急行の通過待ち
7:20分 急行
7:22分 河内国分行き(7:30分)
    弥刀で7:27発準急の通過待ち
7:27分 準急
7:29分 大和朝倉行き(7:37分)
    弥刀で7:36発特急、7:34発急行、7:38発準急の通過待ち
7:34分 急行
    布施で7:36発特急の通過待ち
7:36分 特急
7:38分 準急
7:40分 榛原行き(7:48分)
7:44分 高安行き(7:52分)
    弥刀で7:48発特急、7:50発準急、7:53発急行の通過待ち
7:48分 特急
7:50分 準急
    (河内山本で7:53発急行の通過待ち)
7:53分 急行
7:55分 五位堂行き(8:03分)
    弥刀で7:59発区間準急、8:06発特急の通過待ち
7:59分 区間準急
    (高安で8:06発特急の通過待ち)
8:02分 高安行き(8:12分)
    布施で8:06発特急、弥刀で8:07発準急の通過待ち
8:06分 特急
8:07分 準急
    (河内山本で8:13発特急の通過待ち)
8:09分 高安行き(8:19分)
    布施で8:13発特急の通過待ち
8:13分 特急
8:15分 榛原行き(8:23分)
    弥刀で8:20発快速急行の通過待ち
8:18分 高安行き(8:27分)
    布施で8:20発快速急行の通過待ち
8:20分 快速急行
8:24分 河内国分行き(8:32分)
    弥刀で8:28発準急の通過待ち
8:28分 準急
8:30分 高安行き(8:38分)  
    
弥刀で8:33発急行(布施で8:36発特急の通過待ち)、8:36発特急の通過待ち

殆どの各駅停車が、布施または弥刀で通過待ちを行うダイヤとなっており、
またそれぞれの駅で追い抜く上位列車にしても、
その間隔が2~3分程度と狭い時間帯があることが理解できるかと思います。

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また上位列車の一部は布施で特急待避を実施しており、
その後にすぐ優等列車がまたやって来るというダイヤ構成になっています。
上位列車を長瀬においそれと止めるというのは簡単ですが、
いざやってみると、

・ほかの列車のスピードダウン
・当然ダイヤも弄らなければいけなくなる
・結果、8:45分までにやってくる各駅停車の数が減る。
・迷惑を被るのは他でもない俊徳道と、本来長瀬を通過する上位列車に
乗車しているほかの旅客

自分たちは良くても他の乗客が…ということになるわけでして。
簡単に止めるわけにもいかないというのが実際なところです。


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正直この話については、近鉄の優等種別が遠近分離を考えた結果だとか、
そもそも区間準急・準急の一部に8・10両で走る列車があるからだとか、
そこからのアプローチも考えましたが、そうなってくると6両以下で
走る急行の立場が無くなってしまうので、あえて時刻表を用いた解説を
行う、と言う形を取りました。


もうね。一言いいます。
寝言は寝て言え。


今回はここまで。
ご覧いただきましてありがとうございました。



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