しなの鉄道の169系湘南色を振り返る。

2回目は急行「信州」。


「信州」は国鉄時代に上野-長野間を結んでいた急行列車で、同じ区間の特急「あさま」が主役とすれば、「信州」は脇役であった。特急が止まらない駅にも停車する補完的な役割を担っていた。特急「あさま」が年々増発されるのに反比例するように「信州」は本数が減り、1985年頃には定期列車としてはすべて廃止された。

 

 

 


しなの鉄道に復活した急行「信州」には2回乗った。
これは1回目、2012年8月。軽井沢駅にて。

 

 

 

 


2回目の「信州」乗車は2013年4月。軽井沢駅にて。
わずか3両だが、国鉄時代はグリーン車付きで10両以上の長い編成だった。

 

 

 

 


「信州」のヘッドマーク。「志賀」と同じ編成にマークを付け替えたに過ぎないが、しなの鉄道も少しでも客を呼び込もうといろいろな企画をたてている。

 

 

 

 


行き先表示には「上野-長野」と表記されていた。
「長野-軽井沢間普通」と注意書きがある。1980年代の「信州」は一部の列車が上野ー軽井沢間を急行、軽井沢-長野間を普通列車として運転していた。こういう細かい演出もお見事だと思う。

 

 

 

 


こちらの行き先表示は「軽井沢-篠ノ井」。しなの鉄道のエリアは篠ノ井まで。

「信州」の現役時代には見られなかった表示だ。
 

(次回は急行「さかき」)