これまでもご紹介しておりますように、９月２３日改正では上の画像にありますキハ４７形気動車が長崎線の「上下分離区間」を運行する事になりまして、メインの活躍先の肥前浜～諫早間では上の画像にあります青の気動車の姿が見られております。

　この気動車に関しましては、ＮＯ．２７５１でもご紹介しましたように、九州内で活躍しました昭和５０年代の車両が１０両転用されておりまして、８両が上の画像のように青一色に３色のラインが入っている車両、もう２両が白地に車体をペイントしました、「ＥＸＩＬＥ」のＴＡＫＡＨＩＲＯさんデザインの「Ｃｈｏｏ Ｃｈｏｏ西九州トレイン」として運行されておりまして、各地で活躍する姿が見られております。

　尚、これらは昭和５４年～５６年製と製造から４０年を超えている車両となっておりまして、トイレのみは和式から洋式に改造されております。ただ、それ以外は改装されてはおらず、このキハ４０系気動車自体もかつて長崎地区で運行されていた経緯もありますので、より懐かしくも感じられている方もいらっしゃるのではないかと思います。

　そんなこのキハ４７形気動車の運行範囲はその長崎線の江北駅以南と佐世保線の江北～早岐間であります。特に江北～早岐間は所属先の佐世保車両センターの送り込みの運用も見られておりますので、電化区間でもあります佐世保線でも活躍する姿が見られております。

　（早岐行きサボ）

　そんなキハ４７形気動車も運行されております江北～早岐間でありますが、他にもＹＣ１系気動車もこの区間を乗り入れておりまして、今回収める事ができておりました。今回は佐世保線の早岐駅より東側も定期運用する事になりましたＹＣ１系気動車に関しまして皆様にご紹介してまいります。

　ＹＣ１系気動車と言いますと、改正前までは長崎線の諫早～長崎間、佐世保線の早岐～佐世保間、そして大村線全線が活躍先として運行する姿が見られておりまして、私自身も改正前まではこの１形式しか運行される列車がない事からより収める機会を得ておりました。

　（早岐駅にて）

　（長崎駅にて）

　そして、今回の改正より江北～早岐間の一部の列車におきましてＹＣ１系気動車の運行が開始されました。今年のゴールデンウィーク時には、長崎駅からの臨時列車として「有田陶器市号」が上有田駅まで運行されておりましたが、今回の改正で上有田駅より東側の江北駅まで運行が拡大、結果佐世保線全線でＹＣ１系気動車が運行されるに至っております。

　ここからは、ＹＣ１系気動車が江北駅へ運行された姿をご紹介してまいります。まずは９月２６日に収めておりました６９３８Ｄでありまして、２２１番ユニットによる運行でありましたが、この時画像のように収める事ができておりまして、ＹＣ１系気動車も佐世保線の早岐駅以東へ乗り入れるようになった事を伺わせておりました。

　この時初めて収めておりました、ＹＣ１系気動車の「江　　北」行先です。ご紹介しておりますように、江北駅は９月２２日までは肥前山口駅でありましたが、翌２３日より江北駅に変わっております。それに加えまして、今回初めて「江北」の姿を収めておりましたので、乗り入れるようになった事を実感する姿でありました。

　こちらは、１０月３日に収めておりました、６９３２Ｄであります。この時は１００・１１００番台のトップユニットであります１０１番ユニットによる運行でありましたが、改めて電化区間にこのような気動車が乗り入れるようになっている訳であもありますので、複数の編成が鹿児島車両センターへ転属しました８１７系電車の転属の影響が出ている事には間違いないでしょうか。

　前回訪問時が前面でしたので、この時は側面を収めておりましたが、「江北」の行先も韓国語ではその下の画像のようになっている事がお分かりいただけます。尚、他にも中国語もありましたが、残念ながら収める事はできませんでした・・・。

　（韓国語）

　今回は、ＹＣ１系気動車が佐世保線の早岐駅以東に定期で乗り入れるようになった話題をご紹介しましたが、先述のように８１７系電車のうち４編成が鹿児島車両センターへ転属しましたので、その影響で乗り入れるようになったと言ってもいいかとも思います。それにしても、「上下分離区間」もＹＣ１系気動車は諫早～小長井間までしか乗り入れておりませんので、しばらくはこのような姿が見られる事にはなるようですが、今後４０年戦士でもありますキハ４７形気動車が置き換えられる事になりましたらさらに運行範囲を広げる事になるのか気になる所でもありましょうか・・・。