かつてしなの鉄道には国鉄型急行車両の169系が運転されていた。169系は国鉄時代の湘南色に生まれ変わり、リバイバル急行列車としてたびたび運転された。2012年から13年にかけて、何度か169系に乗りに行った。懐かしい169系の記録を数回にわけて振り返ってみる。
1回目は急行「志賀」。2012年3月と、2013年2月の2回、軽井沢-屋代間を往復乗車した。

 

 

 


軽井沢に到着した急行「志賀」。懐かしい国鉄急行型。2013年2月。

 

 

 

 


軽井沢駅で折り返し、屋代行き急行「志賀」となる。2013年2月。

 

 

 

 


山の形をしたヘッドマーク。イラストはなく文字だけ。素朴なデザイン。

 

 

 

 


国鉄時代の「志賀」を偲ぶように、行き先表示板には「上野-湯田中」と表記されていた。

「志賀」は上野から屋代まで「信州」と併結され、屋代で分割し、長野電鉄に乗り入れ湯田中を結んでいた。

 

 

 

 


乗車には急行券(300円)が必要。切符を買うこと自体が珍しくなった今、急行券を買うのは貴重な体験になった。しかも硬券である。

 

 

 

 


169系の車内の様子。国鉄時代からJR初期にかけての169系の普通車車内はボックス席のみであった。この車両はしなの鉄道に移籍後、改造したものと思われる。

 

 

 

 


この座席は東北または上越新幹線の200系車両の普通車座席を流用している。

 


(次回は急行「信州」)