中央線伝説の特急車両、E351系を超ざっくり解説。 | 新米鐵道旅!※こちらでの更新は終了しました

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今回はE351系の歴史を超ざっくり解説します。

決して深入りした記事ではないことをご了承ください。

①あずさ、かいじの問題。

1980年代、中央本線の花形特急、あずさ、かいじ号には、189系、183系が担っていました。

そんな花形列車たちも、1990年に入ると老朽化が進み、高速バスに対抗する目的もあり新型列車を作ることになりました。

②新型列車E351系。

1993年に新型E351系の量産先行車が運用開始、振り子式を採用し、カーブの多い中央本線の乗り心地がアップしました。

設計最高速度は驚異の160キロ、さすがに実現はしませんでしたが、凄い性能を持った車両でした。 

営業速度は130キロでした。

③大月駅列車衝突事故。

1997年、20:00頃、E351系運用の特急スーパーあずさ13号松本行きが大月駅を時速105キロで通過しようとしていました。

その時、中央線回送列車が本線に入ってきました。時速25キロと時速105キロがぶつかると、大変なことになるのは皆さんご存じの通り。

E351系は、4両から8両が大きく脱線、回送車両も2両目が脱線しました。これにより72人が負傷、幸いにも死者はいませんでしたが中央線は長い間一部区間で不通となりました。E351系S3編成の5両が廃車になりました。E351系初の廃車です。

④鉄道図鑑の主役。

いつしか鉄道図鑑の主役になっていました。

中央線特急の主役になり、大勢のお客さんを乗せました。

⑤早めの引退。

2018年、E351系の置き換えが始まりました。

そしてその年のうちにさよなら運転(ラストランが行われ、E351系は引退しました。

置き換え車両はE353系。

まるで名付け方がE351系の意思を受け継いでいるようですね。

伝説の車両は早めに引退を迎えました。