昨日別宅Nゲージのレイアウト変更(とメンテナンス)を行うべく、バラバラに分解されたトミックスのファイントラック。複雑な立体交差を繰り返すレイアウトでは、込み入った箇所のレールメンテナンスは至難の業だった。ここ最近では特定の場所で東海道本線、またはブルートレインあさかぜの走行にスムーズさを欠くこともしばしば発生していたので、今回は新レイアウトを構築する前に、全レールを専用クリーナーで拭き上げておくことにした。



以前購入した、レール専用のクリーナー。アルコールなのかどうかわからないが、それほど強くない臭気がある。本来は綿棒などに染み込ませてレール金属部分を掃除するようだが、仮住まいの別宅には綿棒すらない。したがって別宅Nゲージでは、その役割をティッシュで代用させている。


メンテナンスの難易度が高かったのは、予想通り長い鉄橋だった。鉄橋上部のトラス状のパーツが障害だったので、これを期に外してしまうことにした。既報の通りトラス部分の強度はかなり低く、迂闊に分解すれば破損は免れない。壊れたらあきらめようと勢いよく取り外してみたら、けっこう簡単に分解できてしまった。

こうした長期間メンテナンスをできなかったレールを、クリーナーを染み込ませたティッシュで拭いてみると、指に伝わる感触で汚れ度合がわかるようになってくる。汚れている場合はティッシュ越しに少し摩擦による抵抗感があり、除去されるにしたがってなめらかな拭き心地となる。それに伴いティッシュに付着する緑青のような汚れも色濃くなるので、Nゲージのレイアウトはメンテナンスまで考慮したものであるべきだと感じた。


こちらの鉄橋は、レール以外は中心で接合されているが、レールは長い金属の棒が一直線に設置されている。拭きにくかったので一方の鉄橋からレールを完全に抜き取って作業をおこなったが、取り付け直すには少し繊細な動きが必要となった。


仮で新レイアウトのイメージをふくらませるべく、ごく初期に採用していた変形8の字でレールを敷いてみた。写真は単線だが、これを基本に複線かと少ない立体交差を取り入れつつ、なるべく長い複線レイアウトを実現させたい。