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テーマ:鉄道(22131)
カテゴリ:長崎本線
現川駅(うつつがわえき)は長崎県長崎市現川町にあるJR九州・長崎本線の駅です。
1972年(昭和47年)10月、長崎本線の新線(市布経由)の開通に伴い国鉄が開設しています。 相対式ホーム2面2線と、中央に通過線1線を持つ地上駅です。 多くの列車が行き違いと通過待ちを同時に行うため、3分ほど停車または運転停車をする駅でしたが、西九州新幹線の開業により在来線で長崎駅まで走っていた”特急かもめ”がなくなったことにより列車の行き違いも少なくなったことと思われます。 無人駅で、各ホームにそれぞれ待合所があります。 かつてはホームから少し離れた場所に切符売り場だけの小さな駅舎が有ったが、近年その役割を1番のりばの待合所に譲ったそうです。 2020年度(令和2年度)の1日平均乗車人員は659人です。 現川駅はトンネルとトンネルに挟まれていて、山間部にある小さな無人駅といった感じなのですが、長崎市東長崎地区への玄関口としてバスが多数発着していて、利用客は増加傾向にあります。 約20年前の2000年度(平成12年度)の1日平均乗車人員は289人ですので、現在はその2倍以上の利用者数ですね。 現川駅は2つのトンネルに挟まれた駅ですが、そのうちの長崎方面にあるトンネル・長崎トンネル(6173メートル)は在来線に限って言えば九州で一番長いトンネルで、それまでの関門トンネル(3614メートル)を抜きました。 長崎トンネルは単線区間にある長いトンネルなので、トンネルの中に離合設備があります。 肥前三川信号場(ひぜんみかわしんごうじょう)というのですが、2線を有する単線区間列車交換形の信号場で、一線スルー方式となっていて九州では唯一トンネル内にある信号場です。 ![]() 私が現川駅を訪れたのは7月の暑い日でしたが、山間部にある駅ということもあって風がひんやりとしていて秘境駅でもおかしくないような駅でしたが、長崎駅からは2駅しか離れていませんし、駅前の駐車場まで車できたり、バスを利用してこの駅で降りて列車を利用する人がちらほらと見受けられました。 こんな山間部のトンネルとトンネルに挟まれた駅が利用者人数を増やしているのも、この現川駅が長崎県の中心駅・長崎駅から2駅しか離れていないからでしょうね。 長崎市の中心部は三方を山に囲まれていて住宅地の多くは山の斜面を利用しています。 そのため「階段の街」「坂の街」として有名です。 もし、長崎市が良好な港だけではなく、人が住みやすい平野の面積がもう少しあったら長崎市の人口は100万人を超えていたかもしれないな、と個人的には思います。(現在の長崎市の人口は40万人を割り込み、宮崎市に抜かれている。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.10.11 18:10:44
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