第1505回('22) 東海道新幹線の全駅制覇へ日帰り旅(前半)  | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 
2022年夏は、5週連続で乗り鉄・降り鉄を実行しました。
最初は7月17日、この三連休は全体的に天気が悪く、計画していた長距離の乗り鉄旅行を中止して、比較的天気がマシだった三連休中日の日曜日に日帰りで東海道新幹線の未訪問駅(写真撮影していない駅)を全て巡りました。早朝の京都駅から駅巡りをスタートして少しずつ東へ進みましたが、14時頃に熱海駅を訪問して全駅制覇できたため、残りの時間は神奈川県内や東京都内の一部の駅を訪問してから最後は東京駅から新幹線で一気に帰宅しました。
加古川~東京都区内の往復乗車券を使用し、特急券はその都度買っていきましたが、全て自由席だったとはいえ、途中下車しながらですと通しで乗るより相当高くつきました…。
また、新型コロナウイルスの第7波がやって来ましたが、緊急事態宣言が出ていなかったため、いつものように感染対策をした上での乗り鉄になりました。
 
今回は前半の内容です。
早朝に加古川駅を出発して、西明石駅で新幹線に乗り継いでまずは京都駅へ。その後は岐阜羽島駅、三河安城駅、掛川駅と降り鉄していき、静岡駅では昼食のため下車しました。その後も新富士駅、三島駅…と降り鉄を続けました。
  
今回の日程  2022年7月17日  (日)  【前半】     
 
加古川520(JR神戸線)537西明石601(山陽新幹線→東海道新幹線・のぞみ80号)637京都733(東海道新幹線・ひかり638号)809岐阜羽島851(こだま708号)919三河安城952(こだま710号)1037掛川1110(こだま712号)1123静岡1157(こだま714号)1207新富士           
  
【後半へ続く】    
  
この日は4時に起床して、朝食を済ませてから自宅を出発して加古川駅へと向かいました。加古川駅では自動券売機で東京都区内までの往復乗車券と西明石→京都の新幹線自由席特急券を購入してから改札口を通って高架の3番のりばへ。5時20分発のJR神戸線上り一番列車(普通・米原行き。223系4連+8連)に乗車しました。後方8両側に乗り込みました。車内は空いていたものの、補助席に座って道中はスマホをいじっていました。そして私は5時37分に到着した西明石駅で下車しました。
 
 

 
西明石駅では乗換改札を通って山陽新幹線ホームへと移動し、ほどなく扉が開いた当駅始発東京行きの上り『のぞみ80号』に乗り継ぎました。車両はJR東海所属のN700A・G42編成16連でした。私は最後部の1号車自由席の2人掛け窓側E席に着席しました。3連休初日ではないため、乗客は少なかったです。
 
 

 
『のぞみ80号』は定刻の6時01分に西明石駅を発車しました。私は車窓風景を眺めつつスマホを操作していました。新神戸駅、新大阪駅と連続停車し、乗客が少しずつ増えていきましたが、満席にはほど遠い状況です。新大阪駅から東海道新幹線へと進み、私は京都駅で下車しました(6:37着)。
 
 

 
新幹線の京都駅は何度も下車したことがありますが、意外にもじっくり観察するのは今回が初めてでした。2面4線の駅で、ホーム幅は名古屋駅より広い印象です。改札口は東西にあり、新幹線駅に面した南側の出入口は「八条口」と呼ばれています。八条口駅前は北側と比較すると駅裏感は否めませんが、大きな都ホテルや京阪系の商業施設「AVANTI」、そして「イオンモールKYOTO」があります。
 
 

 
駅前を散策後は改札口へと戻り、指定席券売機で次に向かう岐阜羽島駅までのきっぷを購入するのですが、特急券は制度のアヤで、通しで買うより中間の米原駅で分割した方が670円も割安である事が判明しました(通し…2,530円、分割…990円+870円の1,860円)。しかし、特急券を分割購入して大丈夫とは思っていたものの、確証がなかったため『JR全線きっぷうりば(みどりの窓口)』で係員に確認したところ大丈夫との返答だったので、窓口で米原分割の特定特急券(主に隣接駅間用の自由席特急券で、割安になっています)を購入しました。その後はホームへと移動し、7時33分発の上り『ひかり638号』東京行きに乗車しました。JR東海所属のN700S・J4編成16連で、今回も私は最後部の1号車自由席へ。車内は空いていて、私は2人掛けの窓側E席に座りました。N700Sが少しずつ数を増やしており、それに伴い遭遇率も高くなってきました。列車は発車後すぐに2つの長いトンネルを抜けて滋賀県に入り、道中は近江盆地などの車窓風景を眺めて過ごしました。途中の米原駅は前年に観察済みなのでパスしてそのまま乗車し続け、岐阜県に入って関ヶ原を越え、濃尾平野へと進むと列車は岐阜羽島駅に到着(8:09着)。私はここで下車しました。
 
 

 
岐阜羽島駅も子供時代を中心に何度も利用したことがありますが、やはり入念に観察するのは今回が初めてでした。上下通過線の外側にそれぞれ島式ホームを有する計2面6線で、冬期の関ヶ原越えに備えて構内が広くなっています。駅前は新幹線駅の開設後に開発が進行していてホテルが複数見られるものの、イマイチ発展しきれていない印象でした。正面口に相当する北口の駅前には、かの有名な大野伴睦夫妻の銅像があり、また北口の東側には名鉄羽島線の新羽島駅があります。名鉄を使えば岐阜市街へ行けますが、岐阜駅(JR)へは『のぞみ』停車駅である名古屋駅から東海道本線の快速系電車に乗れば20分以内で到達できるため、岐阜市街へのアクセス(その逆も然り)で当駅を利用する人は少ないです。ちなみに岐阜羽島駅は1964年の東海道新幹線開業時から設置されている駅の一つです。
 
 

 

 
岐阜羽島駅では指定席券売機で三河安城駅までの自由席特急券を購入しましたが、今回は名古屋駅で分割しない方が割安だったため、通しで買いました……と思っていましたが、記事執筆中に調べると、分割の方が20円安かったですw そして8時51分発の『こだま708号』東京行きに乗車しました。JR東海所属のN700A・G25編成16連で、今度も最後部1号車自由席の窓側E席へ。車内はガラガラでした。道中は濃尾平野や名古屋付近で並走する東海道本線や名鉄電車などを眺めて過ごし、9時19分に到着した三河安城駅で下車しました。三河安城駅で下車したのは今回が初めてでした。
 
 

 
三河安城駅は民営化後の1988年に設置された新駅で、上下本線の脇に副本線とホームを付け足した形の相対式ホーム2面4線で、高架下に駅舎があります。在来線駅も併設されていますが若干距離が離れており、改札外の連絡通路で新幹線駅と在来線駅が結ばれています。しかし、こちらも『のぞみ』停車駅である名古屋駅に乗客が流れているのか、利用客が少なかったです。駅前はホテルやマンションが多く岐阜羽島駅と同じようなレベルの発展度でしたが、三河安城駅前の方が建物が密集しています。
 
 

 
三河安城駅では指定席券売機で掛川駅までの自由席特急券を購入するも、今回も通し購入の方が割安でした。まぁ本来は通し購入の方が高くなるのはおかしいのですが…。もし高くなる場合はせめて分割購入と同額まで引き下げるべきかと思います。自由席特急券を購入後は再入場して、9時52分発の『こだま710号』東京行きに乗車。JR東海所属のN700A・G35編成16連で、ガラガラだった最後部1号車自由席の窓側E席に座りました。道中は愛知県三河地方や静岡県・浜名湖などの車窓風景を眺めました。途中、豊橋駅と浜松駅でそれぞれ数分間停車したため、掛川駅に到着したのは45分後の10時37分でした。のんびりしていて、そのおかげで私の体力も回復しましたが、それでも在来線よりはかなり速いです。私は掛川駅で下車し、ホームを観察しましたが、本線の脇に待避線とホームが追設された構造は三河安城駅と類似していました。違うのは待避線の長さで、上下線とも進入側は相当手前から設置されていて、場合によっては到着前に『のぞみ』などが追い越していくそうです。また、駅舎や改札口は前年に在来線駅を訪問した際に撮影したので、今回は新幹線口を軽く撮影してから前回行けなかった天竜浜名湖鉄道線駅舎内にあるJR連絡改札口を観察しに行きました。
 
 

 

 
掛川駅の次は前年に訪問した静岡駅をパスして新富士駅の番なのですが、静岡鉄道・新静岡駅の駅舎(駅ビル)の写真を持っていなかったため、ついでに昼食も…と静岡駅へ寄り道する事にしました。自由席特急券も静岡駅で分割した方が割安だったので問題ありませんでした。再入場後は掛川駅11時10分発の『こだま712号』東京行きに乗車しました。JR西日本所属のN700系K7編成16連で、乗り入れ距離の調整のためJR西日本の編成がJR東海内で完結する『こだま』にも使用されています。また、今回の新幹線乗り鉄で旧型の「スモールA」に乗車したのは今回が初めてで、現在の東海道新幹線はN700AとN700Sの割合が増加しています。私は最後部1号車自由席の窓側E席を確保できましたが、半分以上のE席が埋まっていました。それでも乗車率は低かったですが…。道中は牧の原の茶畑などの車窓風景を眺めて過ごし、予定通り次駅の静岡駅で下車しました(11:23着)。
 
 

 
静岡駅での滞在時間は34分しかないため、私は下車後すぐに改札を出て、まずは駅北側の繁華街にある「ケンタッキーフライドチキン」で手早く昼食を済ませました。
 
 

 
その後はさらに北側にある静岡鉄道・新静岡駅の駅ビル(商業施設の「新静岡セノバ」)を撮影して、すぐに静岡駅へと戻りました。
 
 

 
静岡駅では指定席券売機で新富士駅までの特定特急券を購入してから再入場してホームへと上がると、既に乗車列車である『こだま714号』東京行きが入線していましたが、何とか間に合いました…。
車両はJR東海所属のN700系X50編成16連で、私は最後部1号車自由席の窓側E席に座れました。意外と車内はガラガラで、41分に東京行き『ひかり502号』が発車した直後だったので、静岡駅からこの『こだま714号』に乗車した人が少なかったと思われます。道中は静岡市内の町並みなどを眺めて過ごし、富士山が見えてきて富士川を渡ると列車は新富士駅に到着しました(12:07着)。
 
 

 
私はここで下車して駅を観察しましたが、三河安城駅と掛川駅と同様、本線両脇に駅設備を付け足した形の構造で、高架下に駅舎と改札口があります。駅前は中心市街地から南へ離れた郊外の住宅地で、住宅地の中に半ば強引に駅を開設した感じにも見えました。商店は少なく、岐阜羽島駅や米原駅と同様に駅前があまり栄えていませんでした。また、駅北側に富士山が見えましたが、私の訪問時はタイミングが悪く、山頂が雲に隠れていました……。
 
 

 

 
この後も東海道新幹線を東へ進み、その日のうちに帰宅しました。
 
 
(つづく)  
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません   
 
 
(参考:Wikipedia)