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テーマ:鉄道(22095)
カテゴリ:長崎本線
肥前古賀駅(ひぜんこがえき)は長崎県長崎市松原町にあるJR九州・長崎本線の駅です。
1972年(昭和47年)10月、国鉄の駅として開設されました。ちょうど長崎本線の新線(市布経由)が作られた時と同じ日に開業しています。最初は駅員がいない無人駅だったようで、後に委託駅員が配置されましたが、2015年(平成27年)3月に再び無人駅となりました。 単式ホーム1面1線を有する地上駅です。 2020年度(令和2年度)の1日平均乗車人員は277人。 長崎本線(旧線は除く)内で、唯一待避設備のない駅です。 肥前古賀駅は古賀トンネルと榎木トンネルに挟まれていて、1972年に作られた長崎本線の新線(市布経由)が、大村湾沿いに敷かれた旧線(長与経由)とちがって山をトンネルでぶち抜いて作られたことがわかります。 ちなみに肥前古賀駅の長崎方面の隣の駅・現川駅も榎木トンネルと長崎トンネルの間にあって、いかにも山の途中に作られた駅という感じです。 885系 特急かもめ 4K撮影作品 “白いかもめ"博多~長崎 非電化前の記録【Blu-ray】 [ (鉄道) ] 肥前古賀駅は名前の頭に旧国名の”肥前”が付いている駅名となっていますが、これは福岡県の鹿児島本線に古賀駅があるため、それと区別するために”肥前”が付けられました。 しかし、肥前古賀駅は長崎市松原町にあるので肥前松原駅でもよかったのでは?と個人的に思いましたが、この駅の周辺の地区は、長崎市の中心からみて東にあるので”東長崎”という地区名で呼ばれ、そして駅がある地区は昔の北高来郡古賀村(きたたかきぐんこがむら)にあたるので肥前古賀駅としたようですね。 ちなみに”古賀”という名字の人は全国に約10万2千人ほどいて、その5割以上の約5万2千人の”古賀”さんが福岡県に在住しているそうです。 現在の佐賀県と長崎県にあたる肥前の大族・狛姓古賀族や帰化族の劉姓古賀氏が、筑後国三潴郡古賀村に移って”古賀”を称したともいわれ、「古賀」姓は福岡県など九州北部に多い名字となっています。 私が幼少期住んでいた福岡県の南部・大牟田市でも”古賀”という名字の人は多かったです。 私のイメージとしては筑後平野や佐賀平野、いわゆる米のとれる地域に「古賀」姓の人は多いイメージですね。 この肥前古賀駅の周辺は大きな平野などはなく、むしろ山がちな地形ですが、肥前の大族・狛姓古賀族の誰かが住み着き古賀という名前を土地に付けたのではないでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.10.08 18:41:18
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