保存機の向こう側に居た車両たち | 今日も まっ晴れ! 鉄道回顧録

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 梅小路蒸気機関車館がオープンした頃、国鉄営業線上には未だ現役の蒸気機関車が矍鑠と走っていて、イベント列車は「記念列車」とも呼ばれ、鉄道写真家の諸先輩方の間では「記念列車なんて“見世物列車“だ!」と蔑んだ見方をする人が多く、まして梅小路蒸気機関車館などは趣味の対象外の如く扱われていました。でも、蒸機全盛の頃を知らない若輩者の私にとって当時の現役然とした梅小路蒸気機関車館は、手軽に多くの形式の蒸気機関車に出会えるので現役蒸機を撮りに行けないような休日には格好の撮影地でした。

 

撮影日 : 1972年12月

 

ハチロクの後ろにはC55やC57・C58が見えます。

ハチロクも含めこの組み合わせは

現役の梅小路でも顔を会わせていた顔ぶれです。

 

 

後方にはDF50がライトを点灯させています。

他にはタキなどの国鉄貨車や旧型客車なども見えます。

 

C59(左)とD52(右)が肩を並べるラウンドハウス

ターンテーブルの向こう側には山陰線の気動車が止まっています。

 

こちらはC53のキャブ前窓から

一つ目のDD13がやって来ました。

 

展示運転が始まりました。

 

再びC53のキャブ窓からハチロクを撮ってみました。

遠くにワムなどの国鉄貨車の車列があります。

 

 

御召し装備の準備が行われているC571の周りには

左側に山陰線の普通列車が通り、右側には旧型客車の上を0系新幹線が通り過ぎて行きます。山陰本線の客車列車はDF50が牽いていたのですが、新幹線とのタイミングを計っていたらDF50は通り過ぎてしまってました。

 

 

機関車の隙間からはEF65が見えています。

2両のEF65は一般型とP形のようです。

 

 

ハチロクの向こうに東寺の塔が望まれます。

その間を0系新幹線が通過しています。

手前は先ほどのEF65たちです。

0系新幹線が通り過ぎる間に露出を絞り込んで新幹線をアウトフォーカスにして撮影しました。

 

 

前出の写真ですが、この話題ではやはり外せないので(^^ゞ

特急《出雲》牽引機のEF65Pです。

分かり易いようにトリミングしてみました。

 

 現役蒸機が走っていた頃は梅小路蒸気機関車館でさえも、こうして色々と工夫して撮影を楽しめたものでしたが、イベント列車でしか蒸気機関車の列車を見られなくなった今では考えられないくらい贅沢な時間だったようです。

 

最後まで御覧戴いて ありがとうございました。