東武野田線全編成5両化後の新京成への影響度
東武野田線(東武アーバンパークライン)の6両編成の5両化に続き、同じく全車6両編成の新京成の減車はないかを考えます。
野田線は全編成6両だったのを1両減車するものです。
新京成はかつて8両編成主体で、一部に6両編成がある状況でした。
8800形8両編成が1986年に登場後、1996年の8900形新製車まで最盛期には15編成が8両でした。
京成千葉線直通の6両編成上限事情と、輸送力適正化を併せて2014年に全編成が6両化されました。(以上、Wikipediaより)
完全6両化後、混雑は一時的には増したものの、増発しなくても混乱は起きませんでした。
松戸、新津田沼で国鉄、JRに乗り換えるしかなかった時代が終わり、武蔵野線新八柱、北総線新鎌ヶ谷、東葉高速鉄道北習志野の各駅での都心直通線接続の結果、新京成の乗車距離が短くなったためです。
その分の減収も完全6両化推進を後押ししました。
現況を見る限り、日中は他の路線同様、輸送力に余裕はあるものの、輸送力過剰とまではいかないと見受けられます。
夕方からのラッシュ時は7分間隔が限度で、運転間隔を6分以下にするには朝と同様、新津田沼折り返し運用を
設定することになります。
夕方ラッシュ時は全部京成津田沼発着にしたい意向から、平均8分間隔ダイヤを維持。従って編成両数減車はないと考えます。
減車しない別の理由として、8800形を5両化すると、中間付随車の4号車を抜くことになります。
その場合、3号車と5号車が隣り合い、パンタグラフが接近します。
3号車の松戸寄りパンタグラフを未使用にすれば可能ですが、集電効果への影響が出てきます。
5号車を2号車位置に変更すればパンタグラフの隣接は解決しますがそこまで手間をかけるとも思えません。
8800形を減車するなら4・5号車を抜いた4両化です。
一方、8802・8803・8807・8810・8812~8816の9編成はリニューアルを済ませており(正確には8815は改造中。8814は未施工)、減車は改造経費を無駄にします。
8800形は今後も6両で進むと考えます。
仮に5両化するならN800形、80000形の3又は4号車を抜く方が付随車ゆえに容易です。
8800形のリニューアル対象外の7編成が廃車の際、代替え80000形の5両化となるでしょう。
親会社京成では4・6・8両編成はあるものの、5両編成はありません。
5両編成ができると管理が一層複雑になります。
減車なら4両を選択すると思われます。
新京成は当面6両編成継続と考えます。
もしも4両化するなら、日中10分間隔を5分間隔にしたときだけに願いたいものです。