全EF65形式の中でもラストナンバーとなるPF形2139号機が、遂に運用離脱したようだ。
自分の生まれ年と同じ1979(昭和54)年に製造されて以来43年。
まだEF65形は多数が残っているが、鉄道車両としてはやはり長命の部類。
ましてや貨物運用の先頭に立って東西を駆け巡ってきた過酷さを思うと、よくここまで長い期間
走ってこれたものだなとの感慨を強く感じ、労いの思いしか無いのである。
2139号機といえば、やはり真っ先に国鉄特急色に戻されたことが大きなポイントになった。
2016年5月28日、大宮総合車両センターにて
もう色んな人がネットに上げているので、今更感は強いが…
国鉄特急色に復帰して初の大型公開イベントに、自分もちゃんと行っている。
もっとも、JR東日本にもEF65は在籍しているからそこまで執着は無かったものの…
やはりその綺麗さには改めて惚れ直し、以後特に武蔵野線を利用する時は気になる存在に。
2017年5月27日、大宮総合車両センターにて
翌年にも、大宮で。
そして2139号機は、日常の貨物運用はもちろん、甲種輸送や配給輸送にも多く登用された。
2019年11月7日、大宮にて
さまざまな甲種輸送に登用されたとは言うものの、タイミングが合わず…
唯一それらしいものを撮ったのは、3年前の秋のM250系入場に伴う配給輸送だった。
…そして、偶然の遭遇で撮れなかったことも折々にあっただろうか。
だが、EF65の他機国鉄特急色化が進むと、相対的に注目度が低下していたのは否めない。
結局、最後に出会ったのは9月24日、大宮の鉄道博物館からの帰りに南浦和駅でだった。
これも、武蔵野線ホームに上がってすぐ接近してきて、あれ?と思わずカメラを向けたもの。
目の前を通過して初めて、2139号機であることに気づいたのだった。
それにしても、とりあえず見つかったデータはみんな埼玉県内だったなぁw
まぁ、とりあえずはEF65の中の1両が落ちた、というくらいのところか。
ただ、既にJR貨物での全般検査は終了しているため、これから先は減っていく一方。
目に見えて見かける機会も減っており、今後も気にかけていきたい。