今日泊まるホテルへ
きれいにライトアップされたベイエリアを歩いてホテルに戻ります。
そういえば、今日泊まるホテルの紹介をまだしていませんでした。
ということで時間は前後しますが、宿泊ホテルのご紹介を。
時系列的には函館駅に着いた後、ミスタードーナツに向かう前になります。
クラシカルなホテル
函館駅から10数分歩いてやってきたのはこちら。
「LA VISTA函館ベイ」です!
ご存じの方も多いでしょう。
某旅行サイトで朝食が美味しいホテルで日本一となったことがあるという、朝食バイキングが有名なホテルです。
そんな有名なホテル、普段なら予約が取りにくいでしょうが、今(旅行時)はCOVID-19の広がりによって観光客が減っている時期。
あっさり取れてしまいました。
高級感の漂うエントランスから中へ。
入るとまず目の前に広がるのが広いロビー。
大正ロマンをイメージしたというその内装はクラシカルな雰囲気。
古くから外国とのつながりがあった港町・函館らしさを感じますね。
客室もクラシックさとモダンさをうまく組み合わせたいい雰囲気。
窓からは函館の港と函館山が一望できます!
景色がいいのもこのホテルの特徴なのだとか。
お部屋に荷物を置いて、函館観光へと出発しました。
ホテルで一旦休憩
(ここから時系列を戻します)
ラビスタ函館ベイに戻ってきました。
夜になると一段と雰囲気を増すお部屋。
ドーナツを食べながらしばらくのんびりと過ごしました…!
函館山、どう登る?
さて、夜になったということは…
函館観光の一番の目玉、函館山からの夜景を眺めるのにいい時間となったということです。
ですが、ここでも私の行く手を阻むCOVID-19…
函館山に登るのに最も一般的なコース、函館山ロープウェイが緊急事態宣言のため運休となってしまいました…
この時点で函館山に向かう方法は以下の通り。
函館駅に着いたときに観光案内所に寄ってどの方法がいいのか聞いてみたら、夜に登山道を登るのはやはり無理なようで、観光タクシーも価格的にちょっと無理が…
ということで登山バスのみなのですが、こちらも減便されているようで、乗れるかどうかわからないとのこと。
でも函館山に行ける方法がこれしかないのなら…
函館山へ出発!
…と思っていたのですが。
実際は登山バスには乗りませんでした。
どうしたのかというと…
これを使いました。ラビスタ函館ベイの相乗りタクシープラン!
一人往復1100円で山頂まで行って帰ってこれるこのコース、ホテル宿泊者だけの特権です!
ということで混雑に悩まされることなくゆっくり座って行く函館山ツアーとなりました。
乗車するのは道南ハイヤーという会社のワゴン車です。
19:45、発車した車は函館山に向かう前に…
まずはこちらのきれいにライトアップされた建物の前で停車しました。
こちらは「旧函館区公会堂」。
1910年に建てられ、住民の集会所として利用されていました。
和洋の要素が融合したこの建物は国の重要文化財に指定されています。
本来なら函館山に行ってからここに来る行程だったようですが、緊急事態宣言のため20時にライトアップが終了するということで先にここに来たみたいです。
ライトアップされた青と黄色の建物はとっても印象的。函館の代表的な歴史的建造物です。
記念撮影したあとは次のスポットへ。
函館のガイドブックとかで見覚えがある方も多いはず…
八幡坂です。
海まで一直線に伸びる坂。その向こうに見えるのは函館港の明かりです。
街灯に照らされた石畳のような路面も雰囲気を高めてくれています。
ちなみに八幡坂の突き当りには函館西高校があって、運転手さん曰くあの北島三郎さんの出身校なのだとか。
八幡坂を出発した車はしばらく周辺を周遊します。
車窓からこの辺りに点在する教会群を眺めました。
こちらはカトリック元町教会。
函館聖ヨハネ教会。
ちなみにこの辺り、元町地区の建物は2階が洋風、1階が和風のつくりになっている和洋折衷の建物が多いそうです。
その理由はここが坂の多いところだから。
坂の途中に立つ建物は遠くから見たときに2階部分のみが重なって見え、まるで洋風建築が立ち並ぶように見えるため、近代的都市であることをアピールするのに都合がよかったのだとか。
そんな函館のエピソードを聞きつつ、いよいよ函館山に向かいます。
日本三大夜景・函館山
車は道道675号、通称函館山観光道路に入ります。
先ほども書いた通り、ここは22:00まで一般車両通行止め。
許可車両であるこのハイヤーはゲートを越えて山を登っていきます。
函館山は標高334m。
渡島半島と陸続きの陸繋島で、函館のシンボルのひとつです。
道道は山を回り込むように登っていきます。
途中一旦木々がなくなり夜景が見える地点を通過。
ここは2合目にあたる場所で、頂上が雲に覆われているときでもここからは夜景が眺められることが多いのだとか。
山頂からの夜景を100万ドルと称するのにちなんで20万ドルの夜景と称する人もいるここの夜景。
ここでも十分綺麗な気がしますが…
それから走ることしばらく、車は函館山山頂に到着しました。
駐車場にはタクシーがずらり。
横の大きな建物は函館山テレビ・FM送信所です。
さっそく夜景を見に行きましょう!
函館山と書かれた碑の横から下界の明かりがきれいに…!
でもまだこんなものじゃありません。
もっと上に行きます。
これが、日本三大夜景のひとつ、函館山の夜景です!
陸繋砂州の上に広がる街を海抜334mから見下ろすこの景色!
古くから海外との窓口だった港町・函館の街並みがキラキラと輝いています。
全国数ある夜景の中でもここが別格というのが実感できました。
函館山は標高が334mくらいの低い山ですが、夏は津軽海峡から流れ込む雲によって覆われ、夜景が見えない日が多いようです。
その際は先ほどの2合目に案内するそうですが、やっぱり頂上のほうが断然きれいですよね~
今日はしっかり晴れてくれたのでこの絶景を眺めることができました。
しばらく時間があるので夜景を眺めます。
今日のホテル、ラビスタ函館ベイ。
ホテルから見る景色もけっこう高いように感じましたが、函館山には全然敵いません。
こちらの湾曲したホーム群は函館駅。
青函連絡船時代、函館が北海道の起点だった時代の名残りの長大ホームが今も残っています。
北海道のコンビニ、セイコーマートも上から眺めることができました(笑)
市街地と反対の方向を見ると、一際明るく輝く明かりが点在しています。
でもこの方向は津軽海峡。街があるはずがありません。
これは漁火の明かり。
函館はイカの街として有名ですが、その漁がこの時期行われています。
イカ釣り漁船の集魚灯は1隻あたり120kWにもなるとか。
その明かりに寄ってくる小魚を捕食するイカを捕獲します。
そんな強力なライトを使ったイカ釣り漁船の明かりはここ函館山から見てもまるでひとつの街みたいな明るさでした。
頂上での時間はあっという間。
再び車に乗り、山を下ります。
函館山を下る途中、運転手さんから函館のことについていろいろ話していただきました。
函館山は夏はほとんど雲に覆われていること。
函館山は北海道で唯一杉の木が生えていること。
函館は日本で2番目に近代的上水道が導入されたこと。
函館の本願寺は日本で始めてのコンクリート造りの寺院であること。
そんなお話を聞きながら、乗り合いタクシーの行程は終わりに近づきました。
最後に海の近くに行って青函連絡船摩周丸を車窓から。
明日行こうかな…
21:00頃、ホテルに戻ってきました。
混雑に邪魔されず、函館のお話を聞きながらゆっくり夜景を楽しむことができるコースでした。
展望温泉
(画像はホテル公式サイトより)
北海温泉海峡の湯と名付けられた最上階の大浴場からは函館山や函館港の夜景を一望!
お風呂から上がったあとはこれも共立リゾートならでは(らしい)アイスキャンディーを!
こちらの涼み処でいただきます。
窓からは先ほど行った函館山の頂上の明かりを眺めることができました。
夕方に行ったハセガワストアも見えます。
夜景を見ながら過ごす湯上がりの時間。のんびり旅の疲れを癒やすことができました。
3日目はこれで終わり。
4日目はいよいよ北海道をあとにします!
続きます。
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