模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。
今回は「(245)香椎線 キハ47 アクアライナー」です。
「あれ入線整備じゃないの?」と思った方正解です、買ってから一度も手を付けなかった積んでいた車両です。
【KATO】キハ47「アクアライナー」2両セット<10-854>
このセットは2011年8月頃発売されましたが、旧製品仕様ということで売れ残っていたようで、私も2012年12月のクリスマスの日に、お店で「35%off 4095円」の門司・・・違った、文字とキレイなカラーに釣られて購入。記憶では、「電車でGO!」にも出てきていた気がします。
ある程度旧製品と言うことで予測はしていましたが、箱から取り出してみて唖然。
「台車マウントカプラーなのね」
この時代に、前面首振りカプラーはちょっとなぁ・・・。(昔から見慣れている人は、そう思わない)
「ボディーマウントカプラー(ナックル)化」は出来たのですが、「キハ30」ぐらいしかAssyが存在しておらず、有ってもブルトレの中間に連結する、「扱いづらく定期的に破損するカプラー」しかなかったので、加工を諦めてました。
そしてお蔵入り・・・。
そして今回、模型紹介の順番が巡ってきたので、整備に入ることになります。
動力は205系時代の物・・・ってことは初期か。
ライトユニットは、キハ110系に似てますね。
室内灯は在庫がないので、とりあえず「回送電車状態(未装着)」にしますorz
仮の点灯テスト
「オレンジLED」ですねぇ、抵抗は540Ωなので交換は不要。ということはライトのLED交換だけで行けますね。
※270Ω(表記は271)の場合、交換が必要です。
あれ?基板が取れないぞ!?
調べてみたら「キハ40と同じ構造」で、この状態でLEDを付けている模様。
長時間ハンダごて当てると、プラスチックが溶けますね。
ササッとハンダごてを当てて、電球色LEDへの交換。
構造上、2個同時に点灯させることが出来なかったのですが、両方とも問題無く点灯しました。
思ったよりは、明るくならなかったですね。
でも、不自然なオレンジではなく、普通の電球色に変わったのでOK。
しかし動力車のライトは付かず。
T車に乗せるとライトは付くので、動力車側の不具合。
もしかしてコンデンサ付いてる?と思い開けてみましたが、やはり無いですね。
結局、基板の接触の問題で、かなり寝かさないと接触してくれないようでした。
次にカプラーのボディーマウント化。
じつは定番改造の、TOMIX製のTNカプラーも購入してあったのですが、せっかくKATO製なので、ナックルカプラーの方を挑戦してみます。ちょうど、最新の「キハ58用ジャンパー線」も有るし。
当たる部分の下穴を開けて、最終的に2.5mmサイズの穴にしています。
一応「Gクリア」(ゴム系接着剤)での装着ですが、穴に力が掛かりブロックしてくれるためか、外れたことはありません。
スカートが、首振りカプラーようになっており、下の部分が削られてますが、変わりが無いのでそのまま行きます。
ジャンパー線は仮においてみたら、カプラー下が干渉するようです。
スカートのジャンパー受けのモールド部分は、切断します。
見た目は十分かっこ良くなりましたね。
ただし、首振りに制約が出てしまい、実用レベルではありません。
まぁ「2連専用」で運用させるので、それでも問題なしですかね。
台車側の連結部分は、当然切断。干渉は無し。
いつもこれだけスペースがあれば楽なんですけどね。
動力側ですが、加工に失敗。部品を調達する必要が出てきましたので、今回は見送りします。
中間連結器はジャンパー線付きの「カトーカプラーNJPA」へ交換しました。
とりあえず、部品調達待ちですが、次回出場出来ると思われます。
今更感はありますが、この方法は「キハ40やキハ58も同じ」構造みたいなので、お持ちの方は使える技かと思われます。
以上、「香椎線キハ47 アクアライナーを11年越しで整備」でした。