新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

北の国から2020初秋〜8

2022-10-03 20:00:51 | 旅行
北海道3日目の9/19は道内のお天気はあまりよろしくない予報。札幌の朝は曇り空ですが、これから向かう道北地方は絶望的な雨の天気だそうです。
天気予報を気にしながらめざましテレビを見つつ朝の支度と荷物をまとめて7時過ぎにホテルをチェックアウト。札幌駅へ向かいます。いよいよ札幌を出て道北へと向かいます。

乗車するのは0730発稚内ゆき特別急行宗谷号。朝ごはんや飲み物を仕入れてホームへ向かいます。

と、ここで反対側のホームにレア車両を発見。735系電車です。733系電車とよく似ていますが、こちらは北海道で唯一のアルミ車両で、2010年に酷寒地である北海道でアルミ合金製車両の適性を検討するための試作車として6両が製造されました。その後の増備はステンレス製の733系が続いているので、レアな車両となっています。車体側面がシルバーメタリック単色であるのが特徴になっています。

本日の宗谷号は5両編成でグリーン車はない編成であるとわかっていましたが、時刻表などに表記されているキハ261系5000番台はまなす編成ではなく、ラベンダー編成が充当されました。これは嬉しい誤算です。荷物を座席に置いて撮影。

線路を挟んだ向かい側には同時刻発車の東室蘭行き特別急行すずらん2号の785系電車が停車中。0730定刻に同時に発車しました。札幌を出てからしばらくは並走します。キハ261系5000番台ラベンダー編成の座席には全席コンセントがついており、5時間の道中、電池を気にすることなくiPhoneを使うことができます。
指定席は程よく乗っており隣の席も空席なので広く使うことができます。道中は長いので本を読んだりして過ごすことにします。

札幌〜旭川間は特急ライラック・カムイの一群の中に組み込まれており、0858着の旭川で降りる人もいるようです。自由席からも下車する客がいました。2分停車で0900に旭川を発車。

「わっ、さむっ」と寒いダジャレを呟きたくなるような和寒駅の駅名標はなんだか以上に高さを感じます。積雪対策でしょうか。

0954着の名寄は宗谷本線の中でも乗降客の多い駅。この列車からも下車客がいました。ちょうど時間的にも札幌からの中間地点。ここからが宗谷本線の閑散線区で人跡稀な区間を走ってゆきます。が、雨も降り出し車窓もイマイチなのでついついうとうとしてしまいます。

1145着の幌延は雨の降る中到着。名寄からも2時間近く経過していますが、終点まではまだ1時間近くあります。さすがに乗り飽きてきました。しかし幌延から先の区間は稚内に到着後にレンタカーを借りて走行する予定なので、車窓と地図を見比べながらイメージを膨らませます。

抜海〜南稚内間では日本海を見渡せる場所もありますが、雨模様で雲も低いので景色もパッとせず、当然のことながら海の上に浮かぶ利尻島の姿も見えません。

ほとんど景色も楽しめない中1243に稚内に3分遅れで到着。稚内にやってきたのは20歳前後に夜行急行利尻号に乗ってやってきて以来なので、30年近くの時が過ぎています。若かりし頃に降り立った時に駅舎に掲げられていた木製の駅名標は、ホームに掲示されていました。

出発地の東京から1548km離れた地に到着。この表示を見ると最果ての地に来たなあという実感がわきます。

JR日本最北端の駅の標柱の前では乗客が代わる代わる記念撮影をしていました。記念撮影が途切れた瞬間に撮影。

乗って来た列車は折り返し旭川行き特別急行サロベツ4号となります。ヘッドマークはサロベツのものに変わっていました。2日後に同じ列車に乗って稚内を出るので、48時間の稚内滞在ということになります。
30年近く前は早朝に降り立ち、利尻島行きのフェリー乗り場へと向かいましたが、観光案内所でマンホールカードをもらってから、傘をさして駅近くのレンタカー店へと向かいます。
 


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