【103系の日】TOMIX 97951 和田岬線 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(神戸のものづくりを支える)

 

久しぶりに発売したばかりの鉄道模型製品を購入しました.

本日は,明日が10月3日ということもあり,先日発売となったTOMIXの「和田岬線」セットを紹介します.筆者にとっては3本目の103系となります.なお,前面表示以外のパーツは未取り付けです.

 

行先表示は「兵庫←普通→和田岬」と「兵庫←→和田岬」が,運行番号は「10T」と白地が入っています.行先表示は時期により使い分けられている所を両方とも再現できます.一方,運行番号は実車が少し表示をずらして「101」に見立てている所は再現されませんでした.気になる方は表示を自作されるなり,シールを白地の表記に貼って,ということになります.

前面窓はワイパー3本が表示されたパーツが取り付け済みですが,ワイパー1本の前面窓パーツが付属しています.

このセットの特徴として,兵庫側の3両は妻面戸袋窓があり,和田岬側の3両は妻面戸袋窓がありません.製品に車番が印刷済みでないことも相まって,他線区向けの103系への転用も容易になってしまっています.車番は転写シート対応で,所属表記が「神ホシ」「近アカ」から選べます.そのために転写シートになったとも言えます.転写シートの車両番号と出荷時のケースに入っていた車両の並びは一致しており,自然に上から転写すると実車通りの編成となります.

近年の実車は床下がグレーとなりましたが,この製品は黒色です.

 

実車は三菱重工・三菱電機などの通勤客を輸送するべく朝夕のみの運転,訓練にも使用されているというものですが,昨今はこれまで活躍してきた103系のイメージを唯一残す編成として注目度が高まっています.沿線には川崎重工からの車両を通る引き込み線や,兵庫運河の旋回橋があります.しかし,これらを生かしたまちづくり(=事実上の地下鉄海岸線の利用促進)のために,和田岬線には存廃議論が存在することも事実です.

模型としてはGMでは複数回製品化されていますが,TOMIXでも出ると信じていました.買えてよかったと言えます.

 

なお,自分のレイアウトに0系を一緒に写していますが,神戸市内で0系(と151系)を保存している川崎重工の入り口には和田岬線では行けません.この保存車両の最寄駅は地下鉄海岸線の苅藻駅(和田岬駅から西に2駅)です.