半田市制85周年「85祭り」 須田様講演 | 鉄道省半田鉄道局

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​(平成26年11月8日Yahooで開設、令和元年6月22日こちらに移転しました)

10月1日は半田市市制85周年の記念すべき日で、運河周辺で各種イベントが行われました。その一環として、JR東海顧問須田寛氏(JR東海社長、会長)の武豊線に関する講演が行われました。SL資料館会員としても貴重な機会なので、出席させていただきました。

須田様は12:40頃半田着の武豊線で到着され、出迎えのSL保存会の面々と記念写真(会員IS氏撮影)。私もちゃっかり映り込みました。実は自分も亀崎から同じ列車に乗車したのですが、平民で無官の私が、須田様がご乗車の御料車に乗ることが憚られたので、隣の供奉車に乗車しました。保存会会員で国鉄OBの方は須田様の直属部下もおられ、そういう方は気軽に近づき、お話しされていましたが、うちの会社では社長、役員が対応した雲の上の方なので、とてもお話できる身分ではありません。自分も第一希望の国鉄に就職出来ていたら少しは違ったかも。下請けしか就職できなかったから、ダメだこりゃ。

講演は14時に開始。まず、榊原半田商工会議所会頭がご挨拶。半田信用金庫の会場は満席で、大変盛況です。

続いて、久世半田市長がご挨拶。法被を着て気合が入っています。市の幹部も須田様をVIP扱いです。

そして、14:10から須田様の公演が始まりました。お話の内容は、武豊線の歩み、JR東海にとっての位置付け、歴史的遺産の意義等でした。昭和6年生まれで今年91歳。足取りがお確かなのは駅で拝見しましたが、講演中ずっと立ちっぱなし。しかも全部が頭に入っているようで、まったく澱みなく、すらすらお話しされました。とても91歳に思えない明晰さで驚愕しました。もちろん、お話の内容も大変興味深く、勉強になりました。武豊線、資料館を再認識できました。時間もピッタリの15:00丁度に終わりました。わしゃ、65歳の今でもできんぞ。

講演終了後、ご予定を30分伸ばしていただき、資料館にお立ち寄りいただきました。色紙にサインをいただきました。

展示物を興味深くご覧いただきましたが、それぞれに蘊蓄を語られ、本当にすごいです。

仮移設の終わった油庫もご覧いただきました。電車の時間も迫り、SLはこの位置から遠望。しかしコンプレッサエアで汽笛を鳴らし、礼砲としました。空気圧が弱いので音色がおかしく、それもご指摘されるなど、脚、頭脳に加え耳も衰えておられないようです。こういう90代を目指したいですね。須田様は必ず公共交通機関を使われるそうで、脚を使うことも若さを維持する秘訣なのでしょうね。

半田信金の会場からの仮駅舎、資料館、C11、武豊線の眺めです。天候に恵まれ、良かった。

貴重なお話が聴けたが、ICレコーダーを忘れて来てしまった。しかし優秀若手会員がスマホで録音してくれていて、LINEで音声データを送ってもらえたので「講義録」を起こすことに。便利な世の中で、ネットアプリで音声データから文字を起こしてみました。しかし、冒頭の司会者、会頭、市長の文字変換は多少の修正で済みそうなのに、須田様のお話の途中から、何が何だかわからない文字列になってきました。赤い文字の部分が、特に何だこりゃ?の部分です(ボヤとか亀崎駅は修正済み)。須田様のお話は徹頭徹尾明瞭でした。なので、アプリが途中から意図的に変換精度を落としているように思えてなりません。ここは、亀崎駅が最古の駅舎であることの説明や、油庫の由来について話されている部分です。内容も覚えていますが、音声を聞いて修正するほかありません。

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