乗り鉄・「ちどり」のルートを辿る② | ERWのブログ/ERWの鉄道ブログ

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Photo Diary by the Eternal Railroad Watcher

嘗て陸上輸送で鉄道が頼りにされた時代、

備後落合は中国地方の陰陽連絡における要衝であったが、

道路輸送にニーズを奪われた後は元々何も無かった地だけにその凋落ぶりは目を覆う惨状で、

・新見方面からの芸備線:1日3往復、営業係数ワースト1

・三次方面からの芸備線:1日4.5往復、営業係数ワースト4

・木次方面からの木次線:1日3往復(「奥出雲おろち号」を除く)、営業係数ワースト2

と、この駅一帯の路線が消滅してもおかしくない状況と言えよう。

 

(2022-09-24)

※そして今、恐らくERWとしても最後の訪問なのかもしれません。

 

(2022-09-24)

※写真左が三次から乗車してきたキハ120 327、右は新見からやって来て新見へ折り返すこの日2本目の「ワースト1区間」を走る列車。

 

でも、こんな超閑散線区の3列車が時間良く出会うため、葬式鉄・・・もとい「惜鉄」達が結構集まっています。何故かポリスも2名。

元機関士ボランティアの永橋さんの説明も頂戴しますが、滞留時間は僅か20分。

用を足して間もなく、

 

(2022-09-24)

※木次線の下り列車が到着。折り返しの宍道行きに乗るべく乗り鉄が集まります。

※車番はキハ120の基本番台「3」で、オールロングシート仕様。

 

座れはしたが、窓枠で車窓撮影に不便なポジションしか得られず。

永橋さんに見送られ、14:41備後落合発。

車内は複数の「乗り鉄(+観光)グループor家族」の集合状態と化し、ERWとしては持ち場を離れての車窓撮影が厳しい。

已む無く、背中越しの右窓から撮れる駅名標だけを撮ってゆきます。

 

備後落合を発ってすぐに「超ジャングル区間」。「必殺徐行」を行う車体に枝葉がバサバサと打ち付ける・・・こりゃどう考えてもTDLのアトラクション列車より面白い。

 

(2022-09-24)

※備後落合の次の駅、油木。

 

この後島根県に入り、最初の三井野原はJR西日本最高標高駅だが・・・逆窓で駅名標撮れず。

そして、出雲坂根のスイッチバック区間に入ると、乗客はこぞって前後の車窓を占拠し線路撮影。

スイッチバックがこれほどの観光資源になるとは・・・

 

(2022-09-24)

※備後落合から3駅目、出雲坂根。

※三井野原駅が右方向になっているが、実際は左方向で登り分岐した後、スイッチバックで右方向へもう一度登り分岐した先となる。

 

(2022-09-24)

 

(2022-09-24)

※備後落合から5駅目、出雲横田。

※一つ手前の「八川」は「画数=5」の少画数駅。

 

この出雲横田までが「ワースト2」区間で、ここから宍道迄は「ワースト11」区間です。収支区間の区切り方がよく分からんが。

 

(2022-09-24)

※備後落合から6駅目、亀嵩。

※御存知、「砂の器」!

 

(2022-09-24)

※備後落合から7駅目、出雲三成。

 

(2022-09-24)

※備後落合から8駅目、出雲八代。

 

(2022-09-24)

※備後落合から9駅目、下久野。

 

(2022-09-24)

※備後落合から10駅目、日登。

 

(2022-09-24)

※備後落合から11駅目で、地域の中心駅・木次。

 

(2022-09-24)

※備後落合から13駅目、出雲大東。

 

(2022-09-24)

※備後落合から14駅目、幡屋。

 

(2022-09-24)

※備後落合から15駅目、加茂中。

 

そして17駅目で、

 

(2022-09-24)

※17:37、終点・宍道着。

 

(2022-09-24)

※これでこの日は広島から都合196.4kmもの未乗線区を踏破。お疲れさまでした~。

 

(2022-09-24)

※今乗って来た木次線が宍道駅で山陰本線と合流するところ。左側には元の木次線用ホームが残っているが、利用者数減少で使われなくなったのだろう。

 

この後は、今夜の投宿地・松江に向かいます。宍道発17:42。

 

(2022-09-24)

※松江着18:03。

 

(2022-09-24)

※これが宍道から乗って来た列車。前位はキハ47 3011。

 

「ちどり」号はこの列車の様に米子迄運転されていましたが、そこは御容赦。

ホテルにチェックインし、晩御飯は近くの居酒屋。そこで奮発して「のどぐろの炙り刺し」を注文しましたが・・・しまった、またしても写真撮り忘れた!

 

つづく

※※