1978年(昭和53年)9月30日
今からちょうど44年前。
紀勢線~阪和線でキハ81系のさよなら運転が行われました。
それを記念して当時の国鉄天王寺鉄道管理局は記念入場券を発行しました。
3枚セットで200円です。(入場券が大人80円の時代)
ケースは傷んでいますが中身はまだ綺麗です。
10月2日には紀勢本線電化でダイヤが改正されます。
381系がくろしおとしてデビューし、キハ81は引退となりました。
キハ81系の名場面が印刷されています。
阪和線の杉本町~浅香間の大和川橋梁を渡るところです。
紀勢本線の岩代~南部あたりだと思います。
太平洋をバックに複線区間を行くキハ81。電化工事が始まる前の撮影ですね。
これはどこか分かりませんが、後ろに113系阪和色が写っています。
キハ81はブルドックと呼ばれて人気がありました。
裏面にはキハ81の図面が。時速100Kmも出せたんですね。
当時のくろしおと言えば鈍足特急だったのに。(線形の悪さかな)
そして2枚目は解説があります。デビューははつかりでした。
6両のうち最後まで残ったのは2両で、その2両を使ってさよなら運転が行われました。
全6両の車歴が記されています。全車20年以内で引退したんですね。
今時の車輛と比べると短い寿命ですね。はつかりなどで走行距離も長かったので傷みが早かったのかも知れませんが。
(くろしおの天王寺~名古屋でも片道500Kmぐらいか)
しっかり訂正も入ってました。今の時代なら作り直しかも。
さよなら運転後のキハ81(当ブログ再登場)
子供の頃によく見たキハ81はこの日で見納めとなりました。
記念入場券を買うのと近所の線路脇で撮影するのが精いっぱいだった子供の頃でした。
キハ81と共に食堂車も消えていきました。
そしてキハ81の後を受け継いだ381系の姿も紀勢線では見れなくなりました。
時間の流れは早いものです。