SN総合車両所です。

当車両所ではTOMIXより続々発売されているEF66新製品を導入し、これまで運用してきた中国製旧製品を置き換えつつあります。

少し記事にまとめるのが遅くなりましたが、その一環で当車両所もTOMIXより2022年8月末に発売された2種類のJR貨物仕様のEF66を導入し、入線させましたのでご紹介します。
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今回導入したのは、
TOMIX 7159 JR EF66-0形電気機関車(27号機)
TOMIX 7160 JR EF66-0形電気機関車(後期型・JR貨物新更新車)
TOMIX PC6062 クーラー(機関車用2)
です。

いずれもこちらで購入しました。
藤原模型店
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では早速製品を見ていきます。27号機は飾り帯や車体色が原形に近い分、造形の良さがより光っているように感じます。
車体の塗装は少々ばらつきがありますが、私はそこそこ綺麗な個体を当てることが出来ました。
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中国製の製品ではなかった、メーカーズプレート移設や車体裾外板切り取りの再現がされています。おかげで特急色のクリーム帯が途切れる27号機ならではの側面がきちんと再現されています。
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屋根はグレー一色ですが、色合いが前と変わりました。前はもう少し濃い色だったのですが、今回はかなり明るめの色になりましたね。実車に近いのはこちらのような気がするのですが、あまりよく分かりません・・・。
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付属品はこのようになっています。ナンバーはユーザー取り付けになりましたが、無地のプレートが入っているというサービスがあり、予期せず満足しています。

続いて更新色です。
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こちらも造形は良い感じです。前面下部のクリーム帯(ライト下手すり間)がかすれ気味ですがこれは店頭検品で比べた車両に限らずネット上の車両の多くでも見られるので、工程上仕方の無い部分なのかなと思います。もう少し頑張って塗って欲しかったですが、自分で何とか出来れば其れで良しということで、将来的に何か手直しをしようと思います。
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新更新色の付属品です。27号機と比較して付属ナンバーとカプラーの色が異なるだけでしょうか。
ただこの付属ナンバーが良くて、26、30、33、36という末期に活躍した車両ばかりが収録され、記憶に新しい、もしくは撮ったことがある人が多いように選定されています。中国製の更新機はメーカーズプレート未移設だったため早期に実車が引退した31、34、41号機などが収録され、微妙な感じでした。

では付属品取り付けなど加工を進めていきます。
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PC6062のクーラーを取り付けるには穴開けが必要です。クーラーパーツに付属する穴開け治具を使用し開口、部品を取り付けます。ホイッスル等が干渉するかもしれないので、加工の最初に取り組む方が良さそうですね。

写真では既に取り付け済みですが、手すりやナンバー、メーカーズプレートのパーツをランナーから切り出し取り付けています。部品の合いが良くそんなに難しくはありませんでした。
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屋根には無線アンテナ・GPSアンテナ用の取り付け穴を開けます。こちらは新更新車の方で、車体裏のガイド穴の通り開口しています。

しかし27号機ではそうも行かないんですよね。
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1エンド側は良いのですが、2エンド側は穴を赤矢印のようにずらしておく必要があります。寸法的には4mmほど移動するのでしょうか。
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部品を取り付けて新更新車と比較するとこんな感じです。印象が変わりますね・・・。

このアンテナの件ではネット上で様々なご意見が見られますが、個人的には説明書がミスリードしてしまっている分はまずいような気がするものの、そもそもEF65では特定機であっても昔から「近似」の位置を説明書・治具で指定しているわけですし、この製品だけが叩かれるのはどうも納得がいきません。

そしてもう一つ、自分で解決できる技術や実車の知識・観察眼を持っていれば少々のことは問題にならないので、メーカーに伝わらない場での不毛な議論に時間を浪費することも無くて、純粋に自分の満足する車両を早く仕上げられて良いと言うことに気づきました。愚痴を言っておられる方も多数散見されますが、少々の議論やメーカーへの問い合わせなど有意義な物に時間を使うならまだしも、メーカーがエラー扱いしないのが明らかになっても尚未だにただ文句をつぶやくだけの人が沢山いて、早く自分で何とかして楽しむ方に時間を割けば良いのに・・・と感じます。つぶやく事が出来るほど時間はあるのにアンテナを別の位置に取り付ける技術はないのかな、などと思ってしまうのは私だけでしょうか??

だいぶ脱線しましたね。元に戻りましょう。
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パンタグラフは金属製の新設計のものが装着されていますが、27号機についてはねずみ色に塗装、新更新車についてはダークグレー塗装済みのプラ製PS22在庫品に交換しました。またホイッスルは実車に近づけるため部品を青15号に塗装してから取り付けています。

カプラー交換、エアホースなどスカート周りの加工も済ませ完成です。詳細はこちらも合わせてご覧下さい。

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EF66-27から見ていきましょう。造形が素晴らしいの一言です。黒染め車輪で引き締まった足回り、絶妙にツヤのある車体、メリハリとスケールバランスを両立したディテール・・・中国製から変えて良かったと思った瞬間です。
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新更新車については中国製の在籍車から引き継ぎ36号機にしています。思い入れのある釜なので新製品に転生してもらいました(笑)
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なんか左にもう1両映り込んでいますが、引き続き活躍する中国製の54号機(右)と共に当車両所で活躍する貨物ゼロロク3両の並びです。54号機を見るとこれも新製品でラインナップして欲しくなってしまいました。
中国製EF66状態不良車の置き換えはこれで一旦落ち着き、しばらくはこの布陣で頑張ってもらうつもりです。

左のもう1両は次回ご紹介しましょう。

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それでは〜
(当車両所は皆様方における加工時の事故等につきましては一切の責任を負いません)
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