西九州新幹線に乗るべく遠征した9月22日。
ダイヤ改正を境に大きく姿を変える長崎本線。
その様子を記録するために持たされた手駒は僅かだった。
仕事を終えたその足で羽田空港へ直行し、長崎空港から諫早駅まではバスで移動。
諌早22:40発「かもめ43号」で長崎へ向かう計画だった。
明日からは撮れなくなるシーンをぶっつけ本番のロケハンでアングルを探し、数分遅れてやってくる885系を待つことにしたのは、諫早駅の駅名標がフレームインするプラットホーム。
鉄道ファンだけでなく、地元の人たちと思われる姿も多く目につき、夜遅くの諫早駅はちょっとした騒ぎに。
しかし、撮影マナーを軽んじる輩が全く見当たらなかった。
在来線「かもめ」を見送るには最高の環境だった諌早の夜。
人間ならちょっと小走り気味になるところだが、「かもめ43号」は普段と変わらないであろうスピードで諫早駅に滑り込む。
その瞬間を噛みしめながらシャッターを切るのだった。
【写真】
220922 OLYMPUS E-PL10+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-42mm F4.0-5.6 EZ 1/125 F4.0 ISO4000 AWB を編集及びリサイズ
「鉄道ホビダス」掲載。
諫早駅のプラットホームに滑り込む885系SM11編成「かもめ43号」。
「諌早」の駅名標と885系のツーショットも見納め。
テーマ:鉄道
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