2021年7月3日のダイヤ変更で大阪と伊勢エリアを結んでいた阪伊間急行の一部が伊勢中川までに短縮されて山田・鳥羽線に直通しなくなり、伊勢主要3駅(伊勢市・宇治山田・五十鈴川)に発着する急行が名伊間列車のみ1本の時間帯が出来てしまいましたが名伊間を優先したのは快速みえとの競合上当然のことだと思っており、近鉄名古屋~松阪間の毎時3本も変わっていないので他社との競合の有無が大きく影響しています。阪伊間は名伊間よりも距離が長いですが近鉄の一人勝ちとも言える区間なのでその近鉄の利用客が減少すれば列車本数の削減は避けられず、これ以上の利用客減少及び列車減便は回避して頂きたいです。

 

(2020.11.23 恩智~法善寺間にて撮影)

 

 大阪線を走る5820系DF52の五十鈴川行き阪伊間急行です。片道130kmを越える長距離列車なのでL/C車は座席がクロスシート状態になっていることも多く、ちょっとした旅気分を味わえましたが5820系は洋式トイレを編成内に2箇所備えているのでその点では和式トイレ1箇所の5800系よりも良い車両だと言えます。

 

(2020.11.23 恩智~法善寺間にて撮影)

 

 撮影した列車は大阪上本町11:28発の1121レで、現在は伊勢中川までの1125レとして運行していますが車両は2610系に変わったため格が一気に落ちた感があり、「短縮だけでなく車両も旧型にするとは改悪だな」って思ってしまいました。伊勢中川までの列車を含めて青山越えをする急行はトイレ付き車両を含む編成に統一されていますが2610系が多く、世代交代が進んでいないため今後の動向が気になるところであり、5820系を上回る車両を導入してほしいとも思っています。