2022/8/22・23 序 チケット・ホテル争奪戦 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(未来発過去行き?)

 

 

それでは,長崎行きの記事を始めることとします.ご存知かと思いますが,2022/9/23は長崎市にとって歴史的な大イベントが行われた1日となりました.このような大イベントにおいては交通機関のチケット・ホテルの予約は困難を極めます.ここに,今後への備忘も兼ねて書いておくことにします.

 

  ホテル

地方都市で大イベントが行われる場合はホテルも大争奪戦となります.世界的に見ると東京ですらホテルが足りていないとも言われていました.そこで,2/22の発表直後,どころか,今回は事前に報道により「2022/9/23に開業することを2/22に発表する」とリークがなされており,その時点で長崎駅徒歩圏内(文字通りであり,路面電車に乗る必要がない場所です)のホテルを予約しました.「半年前から予約開始」というホテルも多いためホテルの選択肢は限られます.とはいえ,鉄道新線の開業では大体「3月の金曜日」であるため当て推量で予約できなくはないことはないです.

なお,開業日正式発表後,2022/9/22の長崎市のホテルは相次いで価格が釣り上げられており,1万円を超えることも珍しくありませんでした.

 

  9/22 「かもめ45・48号」

予算の都合もあり,筆者としては「長崎に前日入りし,その後かもめ48・45号で諫早まで往復する」プランとしました.これらのチケットは発売と同時に完売することが必至であり,「ネット予約の事前予約」は行ったものの有人窓口へ行くことも必須と言えます.しかし,山口県においても有人窓口はどんどん減っており,10/1からは「岩国・新岩国・南岩国・徳山・新山口・新下関・下関」のみとなります.新幹線の停車駅が全て含まれてはいません.

 

(追記しました)

 

結果としては後述の事情もあり,「かもめ45号」のチケットの入手に失敗,その間にアプローチで使用する「かもめ」のグリーン券・普通券を数枚,そして「かもめ48号」も購入しました.複数枚購入したのは当日のスケジュールが当日までわからなかったためで,当然ながら使用しなかったチケットは全て変更・払い戻しています.一枚は「嬉野温泉→肥前山口」という,同時に存在しない駅名の切符といたしました.JR九州で予約した場合は「九州ネットきっぷ」があるためとても安く,運賃付きの切符が買うことができます.

 

最終的には,9/22の「かもめ」,特に下り列車は午後以降グリーン席が満席に,時間が遅くなるにつれ普通席も満席になる大人気となりました.

 

  9/23 ふたつ星4047

1番列車「かもめ2・1号」の指定券は10秒という文字通りの入手困難さであったため,同程度かやや難易度が低い可能性がある「ふたつ星4047」を選択しました.自由席がある「かもめ2・1号」に対し,「ふたつ星」はチケットがないと車両にすら入れないことも選択の理由です.

結果としてはなんとか1番でチケットを発券してもらい,しかも南行き・北行きの両方を確保することができました.この時点ではシートマップは公開されておらず,あまり条件が良い席とは言えませんでしたが,そもそも持っていないと乗れないのでそのままとしました.

その後,「ふたつ星4047」で販売する弁当・スフレを予約しました.(車内体験は当日受付ですが,筆者としては興味がなかったため予約・体験はしておりません.ご容赦ください)

 

これらの列車は4分以内に売れました.なお,これは「マルスのデータベース上の処理が完了して,満席となった時間」ですので,感覚的には一瞬で売り切れたことになります.後述の理由もありましたが,すさまじい人気の高さでした.

 

最終的には上下列車とも午前はもちろん,午後も16時ごろまで指定席は満席になっていました.この間に筆者もキャンセルを把握しており,「かもめ16号」そして1分で売り切れた「かもめ3号」を確保しました.

 

YouTubeの動画は編集の都合もあり順不同での公開となります.

 

  ところで

今回の,9/22「かもめ45・48号」,9/23「かもめ2・1号」において,団体枠が一定数存在したことが確認されていました.特に,「かもめ45号」においてはグリーン席12席が全て団体枠でした.これらの団体枠は旅行会社にてツアー旅行商品として発売されており,実のところ「JR九州ツアーズ」も販売していました.

 

通常であれば最終・始発であるこのような列車は利用率が低く,それゆえにそのまま団体枠が割り当てられたようです.旅行会社としても昨今の事情から少しでも稼ぐ必要があったこともあり,「最終・一番列車が割り当てられたことはありがたい」とも報じられています.旅行商品は少しでも付加価値を高めることを狙った内容となっていました.

 

最終・一番列車にありがちな指定券の転売を防ぐことができる一方,これらの列車は通常の利用者,こと「9/22・9/23の出張などで使用する」方々もいらっしゃるということでさまざまな意見があったことも事実です.今後どのような対応がなされるか見ものではあります.

 

3日前までの購入となっている「いい旅!西九州きっぷ」やその他必要な切符も購入しました.それでは9/22,新岩国駅から出発します.これからどのような出来事が起こるか,筆者としても非常に楽しみです.

 

続く