「いつでもどこでも走らせられるように、軽いボードにレールを固定しよう。」という思い付きから始まったメルクリンの運転盤ですが、やっぱりストラクチャーが欲しくなり、駅の施設を作ってしまいました。
そんな訳で、呼び名も「メルクリンのレイアウト」に改めます。今回は、新たに作ったストラクチャーを報告します。
①給水柱
ストラクチャーの範疇には入らないと思いますが、建設された構造物には違いないのでお許しください(※)。
FALLERのキット(120137)を組み立てたものです。このキットは2個入りで、十数年前に挫折したレイアウトに1個を使用し、もう1個は余っていましたが、部品が欠けていたり、折れていたりで、意外と、組立に手間取りました。
「折れていた」と書いたものの、自分で切断したのかもしれません。太さの丁度いい何かに流用したような気がしますが、定かではありません。
(※)英英辞典で調べたところ、structureの項には、1番目に、構造とか構成という意味が書いてあり、2番目に、建設されたもののうち、建物や橋などの大きなもの、と書いてありました。
②給炭台
Auhagenのキット(11356)です。別体のクレーンが付属していましたが、無くなっていたので、ドイツ製の他の給炭台を参考にして、簡易なクレーンを自作しました。
ドイツの給炭台には、地面から給炭台へ石炭を移す、あるいは、機関車に石炭を積むためのクレーンを設けることが多いようです。画像検索しながら、どんなクレーンを作ろうかと考えた時間が長かったです。(画像検索の結果はコレです。)
③給水塔
小さなものを自作するつもりでしたが、Vollmerの大きな給水塔のキット(45710)を組み立てたものが残っていたので、小さく改造しました。キットのタンクは球体でしたが、大きすぎたので、小ぶりの六角柱に改造しました。
給水塔で時間が掛かったのは塗装です。配色に悩み、何度も塗り直しました。写真では分かりにくいですが、屋根は薄い緑色です。
以上の3つに加え、前回報告した駅舎とホームが、メルクリンのレイアウトに設置する全てのストラクチャーです。例えがお分かりになる方は多くないと思いますが、大昔の「鉄道模型趣味」誌に掲載された”新御幌鉄道”のように、ストラクチャーを鉄道施設に限って、スッキリとしたレイアウトに仕上げようと思っています。
さて、私は、プラキットの塗装に、以前から、某社のアクリル絵具を使っていたのですが、最近、ターナーというメーカーが、模型の塗装に自社の絵具を推奨しているようなので(ターナーのPDF)、初めて、ターナーのアクリルガッシュを使ってみました。某社との違いはあまり感じませんが、色によっては、塗膜が強いような気がします。いすれにしても、水で溶ける点や、パレット上での混色が簡単な点で、プラキットの塗装には、アクリル絵具をお勧めします。絵具の乾燥が早いので、パレットは、使い捨ての紙パレットが良いですよ。
揃ったストラクチャーをレイアウトに並べてみました。
給水塔の屋根は、薄緑色で正解だったようです。暗い色の屋根に比べると、レイアウトが明るくなるような気がします。
給水・給炭の施設があると、蒸気機関車が生き生きとしますね!
メルクリンのレイアウトも、なかなか良い雰囲気になってきました。次は地面の製作です。
川正線の習作にもなるので、早めに仕上げたいと思います。
本日も、ご訪問ありがとうございました。