「鉄道開業150周年の記念切手」を、発売になった昨日(9月21日)の夕方に、最寄りの郵便局で購入してきました。

 

日本郵便のHPにある記念切手の2022年度発行一覧に記載された「鉄道150年」の項には、「1872(明治5)年10月14日に日本初の鉄道が新橋・横浜間に開業してから、2022(令和4)年10月14日に鉄道開業150年を迎えることを記念し、特殊切手「鉄道150年」を発行します。」との説明がありました。

 

10種類の84円切手が印刷されたシート(縦187mm×横127mm)で、シート単位(840円)で販売されています。鉄道150年のタイトルの上方には、歌川広重(三代)作の「東京品川海辺蒸気車鉄道之真景」(港区立郷土歴史館所蔵)の画が背景として使用されています。

 

切手は、開業以来の各時代に代表される列車の画が、①~⑩の時代順に描かれています。

①1号機関車,②東京地下鉄道1000形車両,③C62形蒸気機関車,④小田急電鉄3000形電車(ロマンスカーSE),⑤101系電車,⑥151系電車,⑦キハ58系気動車,⑧ED75形式電気機関車とコキ5500形式貨車,⑨0系新幹線電車,⑩寝台特急「北斗星」(EF510形電気機関車と24系客車)と、当該切手の左側欄外に記載があります。

 

一般的な切手シートと言えば、切手相互間の境界部分に、切り離し用のミシン目が刻まれていますが、このシートではそれぞれの切手が独立しており、その外周に波状の切り取り線が入ったシールになっています。裏面には粘着糊が付いており、その上に剥がすことの出来る蝋引きの紙が貼ってあります。即ち、裏面に水分を与える(舐める)ことで貼付け可能な糊となる一般的な切手ではなく、子供が遊びで使うシールと同じ仕組みになっています。


今から60年以上前の小学生時代には切手収集も趣味で、記念切手を目当てに登校前の早朝から郵便局の窓口行列に並ぶも、目の前で売り切れて買えずに半べそをかいて帰宅した想い出があります。昨日は行列などなく、閉局間際の夕刻にも係わらず窓口ですんなり購入できました。今では、記念切手収集家ではないので良く知りませんが、シールになった記念切手は初めて手にしました。

 

 

 

窓口で、「リーフレットもお付けしますね」と頂いたがこちらです。切手シートよりも一回り大きく(B5版位)で、この記念切手のPR用の物です。

 

このリーフレットの裏面には、左下に2022年9月~10月の記念切手の発行予定が印刷され、右下には鉄道150年の切手デザイナーのお名前と製作秘話が記載されています。

 

リーフレット裏面の右下部分を、拡大しておきます。

QRコード(https://www.post.japanpost.jp/kitte/index.html)は、下記のウェブサイトでした。 

 切手 | 日本郵便株式会社 (japanpost.jp)

 

鉄道開業90周年の1962年は、当時中学生で父に連れて晴海埠頭(東京)で開催された鉄道博覧会に行きましたが、鉄道開業100周年の1972年は、就職した年で関西在住でもあり記念行事には参加できず、以後も業務輻輳によりご無沙汰でした。鉄道開業150周年となる今年こそは出掛けてみようと思っていたのですが、コロナ禍での外出自粛の高齢者の身としては、記念切手購入を以って行事参加に変えることにしました。

 

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