多くの直流国鉄型Bトレを網羅していますが、買っていない特急型として381系が挙げられます。この形式については手にしていても何もおかしくないです。しなのは勿論、京阪神のBトレを走らせるにあたってくろしお色は外せないですよね。やくもだって、中国地方の115系はおさえていたつもりですからあってもおかしくありません。でも一度も手にした事が無いのです。

中古で手に入れるチャンスは何度もありました。でも買わなかった。
その訳はレパートリーにあります。
381系の基本形式は以下の5形式。
・クハ381/クハ381-100
・モハ380/モハ381
・サロ381
後の改造車でクモハやクロが生まれていますが、重要なのはモハユニットにあります。

485系や183系と言った形式は全車両にトイレや洗面所が存在しました。しかし、381系のモハ381には便所や洗面所が設けられていません。定員は76名で特急型では最大となっています。
そして、Bトレはやらかします。モハ381型の金型を作製しなかったのです。これは大失態と言えるでしょう。購入に躊躇ったのはこの要素が大きく影響していました。

Bトレがブラインド販売していた頃であればこの様な事態は起こっていませんでした。185系や253系と行った中間車で差異がある形式はしっかりと作り分けが行われていました。その後の新幹線シリーズやJR特急形式においても多少は各車両の違いを再現しています。再現が難しかったと言う説はモハ381には乗降ドア側に1列窓が存在するため、トイレ無し中間車の再現は容易に可能であると思われますので、すぐに撤回できます。サボったのかそれとも381系も485系や183系同様である(=全車両にトイレがある)と推測してしまったのか分かりませんが、モハ381がラインナップされなかったのは事実です。

381系はセット販売でやくも色以外はサロが含まれないため、容易にモハの作り分けは可能だったでしょう。しかしそれは行われる事無くモハ380の側面が2両封入される事になりました。更にそのやくも色にはクモハが含まれており、その作り分けは再現されているのだから尚更疑問符がついてしまいます。

以上、気になって買えていない381系のBトレのお話でした。