【PR】ひと足お先に!西九州新幹線試乗会の旅 | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

※この記事は九州旅客鉄道株式会社様のご提供でお送りいたします。

 

まもなく開業!西九州新幹線

西九州新幹線武雄温泉~長崎間開業まであと残りわずかとなりました!

鉄道ファンにとっては大注目イベント。
もちろん、鉄道ファンでない方もこの新しく開業する新幹線はどのようなものなのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

そこで、今回は西九州新幹線の様子をお伝えすべく、ひと足お先に私が乗車してきましたので、たっぷりご紹介したいと思います。

 

SNS投稿者限定試乗会?

西九州新幹線の試乗会は開業数日前の2022年9月17日~19日に行われます(応募は終了)。

 

が…

 

それより前、9月14日に特別な試乗会が行われました。

その名も…

西九州新幹線かもめをSNS等でPRしてくれる方を大募集!~9月14日(水)の試乗会に約100名をご招待~

 

YouTubeやTwitter、Instagramを始めとするSNS、ブログ等で西九州新幹線「かもめ」に試乗した感想や、西九州エリアの旅の魅力等を発信することを条件に約100名を14日の試乗会に招待する、というもので、一般の試乗会より早く新幹線「かもめ」を体験できるのです。

 

せっかくなので当ブログのURLを添えて申し込んでみたら見事当選

たぶん、日頃からの当ブログの活動が評価されたのだと思います。

 

ということで、冒頭にも書いた通り、今回は九州旅客鉄道株式会社(JR九州)様からの案件ということになります。

とはいえ、普段の記事と特に変わることはございませんのでお気軽にご覧ください。

 

※応募時の条件に従い、タイトルや冒頭にPRである旨の表示をしています。

 

特急ハウステンボスで出発!

 

2022年9月14日。博多駅にやってきました。

 

まずは西九州新幹線の始発点・武雄温泉に向かいます。

乗車するのは特急ハウステンボス5号。

 

ハウステンボス号783系は2017年にリニューアルされており、よりいっそうハウステンボスらしさを感じられる車両になりました。
みどり号の内装とはぜんぜん違う雰囲気なので乗り比べてみるのも楽しそうです。
 
乗車率はそこそこ。定刻通り博多を出発です。

 

列車は鹿児島本線から長崎本線へ。

 

途中吉野ケ里公園に停車。

みどり・ハウステンボスには1往復だけ吉野ケ里公園停車の便があり、この5号がそれにあたります。

 

吉野ケ里公園を出ると右側には吉野ケ里公園の復元遺跡の姿が。

私も小さい頃はよく訪れて勾玉作りとかした記憶があります。

最近は全然行けてないのでまた遊びにいってみたいですね~

 

佐賀に停車。

隣には黄色いキハ125形…あれ?

なにやらラッピングされています。

 

これはゲームとコラボした「ロマンシング佐賀2022」というキャンペーンの一環として唐津線・筑肥西線の全16両をラッピングするという企画だそうで……16両!?

しかもそのひとつひとつが違うラッピングだそうで…いつ乗っても楽しめそうです。

 

 

佐賀の次は江北へと改称される肥前山口に停車。

次は武雄温泉です。

 

さっそく新幹線と対面!

武雄温泉に到着!

 

おや…?

隣のホームに783系がいます。

 

表示は「団体専用」。

 

よく見ると非貫通顔同士(CM33+CM2)の連結…そしてその向こうには…

 

いました!西九州新幹線N700S 8000番台です!

この日は私たちの乗るものとは別に関係者向けの試乗会も行われていたようで、その様子を眺めることができました。

 

試乗会のN700Sが発車するのを眺めます。

それにしても、こうして非貫通顔連結の783系の向こうにN700Sが見えるこの光景、開業後は見ることができるのでしょうか…?

 

 

↑こちらの記事で新幹線の工事が始まったばかりの武雄温泉駅の姿をご紹介しています。

 

 

お昼ごはんを…

試乗会までは時間があるので先にお昼ごはんを食べに行きます。

武雄には昔私がよく行っていた有名な餃子屋さんがあるのでそこに行くことに…

 

まだ駅前広場の工事中の新幹線側から外に出て、歩くこと15分ほど。

 

やってきたのはここ、「餃子会館」です!

ここのホワイト餃子美味しいんですよね~

西九州新幹線工事によって移転していて、移転先の新店舗を訪れるのは今日が初めて。

 

…………

 

人気店のはずなのになんだか静かですね。車も全然止まってないし…

もしかして定休日?

でも定休日は木曜のはず、今日は水曜日…

 

14日(水)、21日(水)も休みとなります

……嘘でしょ!?

 

ものの見事に定休日でした…

 

 

ここのホワイト餃子本当に美味しいんで武雄を訪れた際はぜひ…!

もしもしラーメンっていうちょっと変わった名前のラーメンもおすすめです。

 

 

見事に餃子に振られてしまった私。

仕方ないので他に食事ができるところを求めて歩いていると…

 

武雄市物産館の中に「おっ母さんの一膳めし屋」というお店があったのでここに行ってみることに。

 

 

自分で好きなおかずを取る方式だったのでいろいろ選んでみました。

店名の通り、素朴なお母さんの味って感じ。

画像右下の呉汁っていうのが珍しかったです。

 

お昼ごはんを食べたあとは観光スポットへ…!

 

注目スポット!武雄市図書館

武雄といえば温泉ですが、さすがにもうそこまでの時間はないので、時間つぶしに武雄温泉で最も注目なスポットに向かいます。

 

それがこちら、武雄市図書館です!

 

こちらはいわゆる「TSUTAYA図書館」の先駆けとなった施設で、TSUTAYAの運営会社が指定管理者となっています。
 
入ってみると…雰囲気は最高!
ちょっと高い位置の本が取りにくそうな印象はありますが…
 
館内にはスターバックスがあるため、飲み物を楽しみながら書籍を閲覧することができます。
私もしばらく館内でのんびりと過ごしました…!
 

いよいよ試乗会へ

祐徳バスで武雄温泉駅に戻ってきました。

いよいよ今日のメイン、西九州新幹線試乗会に参加です!

 

まだ連絡通路はオープンしていないので外から…

 

新幹線側きっぷ売り場へ行くとすでに多くの試乗会参加者の方が列を作っていました。

SNS投稿者限定なのでYoutuberとか鉄道ファンが多いのかと思いましたが、意外と家族連れなど一般の人が多い印象です。

 

私もさっそく行って受付を…!

 

「かもめ」のパンフレットと

 

今日の試乗会の案内、

 

そしてクリアファイルをいただきました。

期待が高まります。

 

試乗会ならでは!特別な表示

まだ改札内に入るまでには30分ほどあるのでしばらく辺りを眺めます。

 

こういうとき気になるのは、やはり試乗会ならではの案内表示ですよね~

ということでさっそくチェック!

 

まずは西九州新幹線の電光掲示板。

わたしたちが乗るのは15:45発のかもめ25号。その前の関係者向け試乗会(かもめ23号)の表示もあります。

注目すべきなのは右側、「全車指定席」表示!

開業後は自由席のある列車しか運行されないので、この表示はとってもレアなのです。

 

お隣にはリレー特急の案内も…江北行き!?

これはリレー特急の試運転も行われていることが理由なよう。

開業後は絶対見られない江北行きの表示を見ることができました。

 

開業後は見られない表示が見れただけでも満足ですが、まだまだ試乗会はこれから!

 

 

新幹線ホームへ

時間になったので改札内へと入ります。

 

 

向かうのはリレー特急と対面乗り換えができる10・11番ホーム。

 

ホームに上ってみるとそこにいたのは黒い車両。787系です。

 

長崎からやってくる別の試乗会参加者を乗せるべく待機しています。

 

よく見ると使用車両はトップナンバーのBM-1編成。

博多~西鹿児島間を結んでいたエースが九州新幹線のリレー特急、そして今度は西九州新幹線のリレー特急に…

その役割を次々と変えながらも今なお第一線で活躍する車両です。

 

私たちが乗る列車が来る前にお隣の12番ホームに試運転の新幹線がやってくるようなので待っていると…

 

やってきました!

こちらがN700Sの8000番台Y編成、西九州新幹線「かもめ」として使われる車両です。

 

初めて間近で見ましたが、かっこいい…!

イラストで見たときとはけっこうイメージが違いますね。

 

ところで、対面乗り換えできないこの12番線、開業後は使われるのでしょうか…

 

続いてわたしたちが乗る列車がやってきました!

ちょうどさっきの試運転列車と2並びです!

4編成しかないY編成が2本も集結するとは…いいものが見れました!

 

長崎からきたこの列車から試乗会参加者が次々と降りてきて隣の787系へと乗り込んでいきます。

乗り換え時間は3分の予定ですが、すぐとなりなので十分余裕をもって乗り換えることができそうですね。

 

787系が去ったところでN700Sの車体を眺めてみます。

車体には大きく「かもめ」の文字。これはJR九州前社長で今は会長の青柳俊彦氏の直筆。

力強い書体です。

その隣には大きく「6」の文字。乗り換え時に自分の号車をすぐ見つけることができるように配慮されています。

 

また、金色で大きくロゴが書いてある号車も。

このロゴ、どこかで見覚えが…と思ったら、「白いかもめ」こと885系のロゴを発展させたものみたいです。

「白いかもめ」の系譜は確実に受け継がれています。

 

行き先表示には「試乗会」の文字。今までネットや書籍でこの表示が出ている写真を見るたびに乗ってみたい…と思っていたのですが、今日初めてそれが叶いました。

感無量です。

 

 

そろそろ車内整備が終わる頃…

中に入りましょうか。

 

「かもめ」の車内

ここからはN700SY編成「かもめ」の車内をご紹介していきます。

かもめは基本的に1~3号車が指定席、4~6号車が自由席。

指定席車は座席配置が2列+2列シート、自由席車は2列+3列シートとなっています。

 

こちらは1号車の車内。

1号車には別団体が乗車されていたので長崎到着後の撮影です。

 

座席のモケット(シート)の色は濃い灰色。九州新幹線800系と似たタイプの座席です。

 

続いては2号車。座席は緑色です。

 

3号車。座席は薄い灰色です。

 

せっかくなので座ってみました。

指定席車のテーブルは肘掛けから出して使う方式。

飲み物を置くにはちょうどいいサイズです。

 

サンシェードを下ろしてみると、長崎らしい唐草模様が現れました。

細かなところにもこだわり感じますね。

 

続いては4~6号車の自由席車。

こちらはすべて同じ共通のモケットとなっています。

 

座席タイプは東海道・山陽新幹線もののと同一ですが、鮮やかな黄色のモケットなのでイメージは全然違いますね。

E6系「こまち」の座席に似ているかも。

 

車内には車いす対応のトイレや

 

車いす専用席も多めに設けられており、バリアフリーへの対応もバッチリ。

 

号車によって異なる座席。乗るたびに違う雰囲気を楽しめそうです。

 

試乗会列車、出発!

指定席車のほうが人気で早々に埋まってしまったので私は自由席車に座りました。

 

試乗会ですが、普通の列車と同じように「かもめ25号」と書かれています。

 

試乗会ならではの歓迎メッセージも…!

 

期待に胸を高鳴らせて待つことしばらく。

15:45、いよいよ試乗会列車は武雄温泉を発車しました!

 

 

↑こちらの動画で全区間の車窓を見ることができます。よろしければどうぞ…!

 

向谷実さん作曲の軽快なメロディとともに車内放送が流れました。

放送が終わらないうちにトンネルに突入。

西九州新幹線はトンネルが多く、景色を眺められる区間はそれほど多くありません。

 

トンネルを抜け、長崎自動車道の上をまたぎます。

 

もう一つトンネルを抜けると嬉野温泉停車…あれ?

 

 

「通過」の文字に反して列車は停車。

たぶんドアが開かないので停車扱いに出来なかったのかな、と思います。

 

ということで嬉野温泉です!

嬉野温泉は言わずとしれた有名な温泉地。

ですが今までJRの駅は存在しませんでした。

実は現在の佐世保線が開業するとき、嬉野を通る計画だったといいます。

しかしながら地形的な問題、そして住民の反対もあって嬉野を通ることはありませんでした。

嬉野の住民は発展していく武雄を見て、反対したことを後悔したと言われています。

 

 

そんな歴史を持つ嬉野にJRの駅、それも新幹線の駅が誕生します。

住民の悲願が今、叶うとき。

近くなった嬉野温泉、また再訪したいですね。湯豆腐食べたい。

 

↑前回の嬉野温泉訪問記

 

大村湾を見ながら

嬉野温泉を出ると再びトンネルの連続。

棚田が見えましたが一瞬で通り過ぎ。

いつの間にか佐賀県を抜け、長崎県へと入っています。

何個目かのトンネルを抜けようとする頃、車内アナウンスが流れました。

トンネルを抜けると右側に大村湾が見えるそう。

 

どれどれ…?

 

突然目の前が開けました。

手前に見えるのは松原駅付近の街並み、その向こうには少し傾きかけた日に照らされてキラキラと輝く大村湾が広がっています。

 

大村湾は「琴の海」とも呼ばれる穏やかな海。

その絶景は大村線から楽しむのが一般的ですが…

西九州新幹線の高架から眺めるのもまた開放感があって別の魅力がありますね~

 

大村湾の絶景をこの高さから眺められる…それだけで西九州新幹線に乗る価値はあると思います。

それくらい感動的な景色でした。

 

↑大村線から眺めた大村湾の景色はこちらから

 

 

 

よく見ると大村湾の向こうに3本の鉄塔…

太平洋戦争開戦時の暗号電文で知られた針尾無線塔です。

ここからでも見えるとは、驚きです。

探すときは大村湾の対岸、窓から見て斜め右側の方を探すとすぐ見つかります。

 

続いて列車は線路がたくさん並んだ車両基地の横を通過します。

熊本総合車両所大村車両管理室。西九州新幹線で使われるN700S全4編成の所属基地です。

JR社員の間ではここのことを「かもめの巣」と呼んでいるのだとか。

そう呼ぶとなんだかかわいく感じます(笑)

 

列車は速度を落とし、次の新大村に運転停車しました。

新大村は大村線と乗り換えができる駅。

長崎空港も近いのでここから長崎の旅を始める、なんて方も開業後は多くなるのかもしれませんね。

 

近くに車両基地があることを活かして、早朝夜間には新大村発着の通勤・通学列車も運行されることとなっています。

 

あっという間に長崎到着!

列車はさらに進みます。

諫早に運転停車。

 

車窓左側には在来線ホームと島原鉄道線ホームが見えます。

 

諫早を出るとあっという間に終点長崎。

 

トンネルを抜けるとそこはもう長崎市街地。稲佐山が右手に見えます。

 

16:17、列車は終点の長崎に到着しました。

32分、あっという間の旅でした。

 

在来線ホームを見ると、787系と415系が止まっているのが見えます。

新幹線開業後は非電化化されるので、こうして新幹線ホームから電車が止まっている光景を見ることができるのは試乗会の今だけ。

 

 

長崎駅のホーム上屋は白い幕が貼られています。

こうすることによってホームの明かりが透過し、稲佐山から見た長崎の夜景の彩りが増えるのだとか。

 

そんなホームの一番端にこんなものがありました。

日本最西端の新幹線駅のプレート。

これより先には新幹線はありません。

そう思うと最果て感があって旅情を感じます。

 

そのプレートの向こうには長崎港と女神大橋の姿が。

遠くまで来たと思えるこの景色、ホームの一番端なのでちょっと遠いですが、一見の価値はあると思います。

 

最果ての車止め。

 

最後にN700Sに別れを告げ、ホームをあとにします。

 

 

ホームからコンコースに降りてくるとこんな椅子を発見。

 

よく見ると、「USED IN VILLAGE PLAZA」の文字。

これは2021年に開催された東京オリンピックの選手村で使われた木材を再利用して用いられたもの。

 

こんなところにオリンピックの名残りを感じさせるものがあるとは、ちょっと驚きです。

 

改札から出る前に…

ここは在来線乗り換え改札口。

「かもめ」の表示がありますが、ここを通れるようになる頃には在来線の「かもめ」は来ない…

これも今だけ、ですね。

 

ということでこれで試乗会は終わり。

改札口から外に出ます。

この日はついに西九州新幹線開業まで1桁となった日。

開業が楽しみです。

 

 

長崎でごはん

せっかくなのでご飯食べてから帰りましょうか。

駅ナカの「長崎街道かもめ市場」の中のみのり食堂で長崎和牛丼を…!

とっても柔らかくて美味しかったです。

 

ついでにデザートも…

長崎といったらミルクセーキ!

優しい甘さで美味しい…!

 

特急かもめで帰還

帰りは特急かもめで。結果的には乗り納めになりました。

夜なので景色は楽しめませんでしたが、やはり新幹線と比べるとその速度は歴然。

やはり新幹線は速いです。

 

 

ということで西九州新幹線試乗会の乗車記でした!

真新しい新幹線で大村湾を見ながらの旅、9月23日からは誰でも楽しめます!

みなさんもぜひご乗車になってみてはいかがでしょうか?

 

それでは。

 

★乗車データ

6005H 特急ハウステンボス・みどり5号 ハウステンボス・佐世保行き 博多(9:31)④→武雄温泉(10:41)

783系 CM23+CM35編成

4025G 試乗会(かもめ25号) 長崎行き 武雄温泉(15:45)→長崎(16:17) N700S Y4編成

2040M 特急かもめ40号 博多行き 長崎→博多 787系 BM6編成

※2022年9月14日乗車

 

 

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