JR西日本の103系も徐々に数を減らしつつありますが、現在残っている車両で新製時の原型の姿で走っているものは一両もありません。補修や改修を行いながら約50年もの長い間大切に使われてきています。
そんなJR西日本の103系の更新車(N30,N40)を模型で振り返ってみようと思います。
今回はKATOとGREENMAXです。
KATOのクハ103(非ATC高運転台)
新製時の原型の姿です。阪和線。
んーKATOはやっぱり無線アンテナがデカい気がする。
所属標記は伝統の「関スイ」なので「大ヒネ」に変えてみました。
GREENMAXのクハ103(非ATC高運転台)※塗装済みキット素組み。
車両更新工事(N40)実施車。阪和線。
側面は固定窓になったのが大きな変化です。(上の小窓は開きます)
この窓は現存する201系も同じタイプに改造されています。
前面も雰囲気変わりますね。左:GREENMAX 右:KATO
N40は張り上げ屋根になっています。
あと前面ガラス、ライトの埋め込み、スカート取り付け。
GREENMAX車はライトユニットで運転室が埋まってしまいますので、ユニットを薄緑に塗ってみましたが黒いままのほうが良かったかな?
KATOのは運転席スペースを避けてライトユニットが配置されていますが、側面から見たら第一扉付近までライトユニットが来ています。
KATOの前面ダミーカプラーは最近の仕様に合わせて配管付きのパーツに交換しました。
大和路線や和田岬線の低運転台車が残っているのに、先に高運転台車が先に本線上から姿を消したのは意外でした。
今度は反対サイドで見てみます。
GREENMAXのクハ103(ユニット窓低運転台)※塗装済みキット素組み。
車両更新工事(N30)実施車。大和路線。
側面は戸袋窓が埋められたぐらいですかね。窓サッシは更新されていません。
GREENMAXのクハ103(ユニット窓低運転台)※塗装済みキット素組み。
車両更新工事(N40)実施車。大和路線。
低運転台でのN30,N40の比較。やはりライトとガラスで印象変わります。
末期の103系は改造され過ぎてどれがどの改造とか車番に拘るとよく調べないとです。
GMのキットは素組みですが、前面カプラーをTN化しているのと、連結面側はKATOカプラージャンパ線付きにしたぐらいです。
低運転台の2両はライトユニットを入れていないので、前面ガラス越しに見たら中がスカスカですので何か考えないとです。
さて、クハ103で原型/更新N30/更新N40を見てみましたが、103系自体が貴重になりつつある現状、九州の103系もまだ残っていますが最後まで残るのはどの103系でしょうか。大阪近郊では和田岬線だけとなりました。
<おまけ>
KATOのサハ103ですが、箱に入れたままでウッカリ落下させてしまいました。カーペットの上ならまだ良かったかもですが、1mほどの高さでも車体を破損してしまいました。ケースはヒビが入った程度なのですが、車体は完全に割れてしまっています。
これは修理無理だなー廃車かな。
箱の中に残っていた割れた部品をつなぎ合わせて修理してみましたがやっぱり無理がありますね。どうするか考え中です。
模型の取り扱いは慎重にやらないとですね。