みなさんこんにちは。前回からの続きです。
先月、8日まで「阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)」で開催されていた「鉄道模型フェスティバル」を訪問した際の様子を、シリーズでお送りしています。
さまざまな会場の展示を満喫した後、グッズコーナーをそぞろ歩きながら、こちらも楽しんでいるところです。
気になるグッズばかりですが、お!と感じたのが、かつて阪急電車で実際に使用されていた行先表示板を、モノクロー厶で模したイラスト。
ノートの表紙にですが、こうしてみますとオシャレなものです。
隣には、それを原色カラーで再現したクリアファイルのセット(税込み801円)。
昭和30〜50年代に使用されていたもののようですが、その頃に保有していたプロ野球「阪急ブレーブス」にまつわるもの、春は桜、秋は紅葉と、行楽シーズンに運行していた臨時列車のものなど…
先日の記事でも取り上げましたが、電動式の行先表示幕が普及する以前の、表示板。
字体や色形、デザインの千差万別さは今日では決してないものですので、より味わいがあります。果たして、どれだけの種類があったのでしょうか。出典①。
そんな中、大変気になる商品を見つけました。
これです。受注生産だという「方向幕巻き取り機」(税込み17,001円)。
先ほどの、行先表示板に取って替わって普及したのは、電動式の行先表示機。フィルムに印刷された行先や種別を回転させるものですが、これを自宅でも楽しむことが出来るというもの。
ところで、その「行先表示幕」の実物が会場では展示されていました。「阪急5300系」という「大阪市営地下鉄(現在のOsakaMetro)堺筋線」に乗り入れていた車両で、実際に使用されていたものです。
こういった行先幕というのは、鉄道会社のイベントなどを通じて、使用されなくなった廃品が販売されるケースが割合にあります。
実はこうした幕はコレクションの一環として、ファンの間では収集の対象になっています。
ただ、それを収納する巻き取り機(↓)というのはなかなか入手出来るものではないようですから、この手の商品というのは、コレクターの方には痒いところに手が届くもの、という感も受けます。
同じ鉄道会社でも、所属している路線や形式などが異なると、その内容にも違いがあるものです。冒頭の行先表示板ともども、そのあたり興味深いものがあります。
ここまで長駆、お付き合いくださりありがとうございました。
このシリーズはこんなところです。
(出典①)「カラーブックス日本の私鉄3 阪急(高橋正雄・諸河久共著 保育社刊 昭和55年10月発行)」