2022年5月、西武鉄道は、他社からの中古車を導入する方針を掲げた。
その名はサステナ車両。
①大手私鉄が中古車!?
西武鉄道といえば超大手私鉄だ。
毎回新車を導入し、最近では、新型特急ラビューも導入している。そんな私鉄が中古車を募集するというのは、とても異例。
普段は、大手私鉄から中小私鉄へ中古車を譲渡するものだが、今回は、大手私鉄から大手私鉄へ譲渡するということになる。
②募集条件。
一応条件があるみたい。
VVVFインバーターをつけている車両のみ導入を検討する。
なので、応募車両が集まった場合は、おそらくその中から一番適している車両を選ぶことになる。まるで就職面接みたい。
③現状有力な車両。
まず有力と言われているのは、りんかい線
700-00形だ。
この車両は製造から20年近くたっている中堅車両。西武鉄道からしたら一番使いやすい時期の車両。
そして丁度りんかい線から引退する時期が2024年ではないかと言われており、おそらく一番有力だと思われる。
次に有力だと言われているのは、東急9000系。
こちらも近々置き換えが予想されていて、有力ではあるが、GTOインバーターである。
西武の募集条件からはずれていて、応募用紙の時点で跳ね返される可能性もある。
④筆者の考え。
ここまで偉そうなことを話していますが、正直予想は難しいというのが本音です。
他にも候補車両は沢山いて、どの車両になるのかは分かりません。
しかし、これだけは言えます。
他の大手私鉄でもこのような取り組みが広がればいいなと思っています。
大手私鉄なら新型車両を出すべき。
そんな決まりはありません。そしてこのようなことをするのは決してダサいことでもないんです。置き換えの時期が来たからってすぐにスクラップするよりは、他にどんな鉄道会社でも欲しがっているところがあったら、このように渡すのも凄く大事なことだと思います。そしてとてもエコです。
そしてこれを最初に実行した西武鉄道は素晴らしいと思います。
これからもこんな取り組みが増えるといいですね。