新D＆S列車ふたつ星4047
2022年9月23日の西九州新幹線開業とともに非電化化される長崎本線肥前浜～長崎間。
ここを通る新たな観光列車が登場することとなりました。
それが「ふたつ星4047」。
武雄温泉～長崎間を、往路は長崎本線経由、復路は大村線経由という異なるルートで運行されます。
使用車両はキハ40系。列車名の由来にもなっています。
もともと肥薩線観光列車の「はやとの風」車両、及び「いさぶろう・しんぺい」用予備車だった車両を再改造して使われているそうです。
博多駅でお披露目！
そんなふたつ星4047車両が改造場所である小倉総合車両センターからの回送を兼ねて博多駅・佐賀駅・武雄温泉駅でお披露目されることとなりました。
今回はその様子を博多駅で見てきましたのでご紹介します。
2022年9月16日。
公開場所である博多駅7番線に行くとちょうど由布院行きの或る列車が止まっていました。
或る列車が発車するといよいよふたつ星4047の入線です。
やってきました！
反対ホームに回って写真を。
第一印象はとにかく真っ白！
気動車でこんなに白い車両は珍しいのではないでしょうか？
その反面汚れやすそうな気もします…
それでは、1両ずつ見ていきましょう。
1号車キハ47-4047。
元は「はやとの風」1号車のキハ47-8092。
この車両に限らずふたつ星化された車両は車番が4047に統一されています。
展望スペースはそのまま残置されています。
2号車キシ140-4047。
元「いさぶろう・しんぺい」予備車キハ140-2125でした。
この車両は「ラウンジ40」というビュッフェ・ラウンジ車となっており、食堂車を表す「シ」が付与されています。
3号車キハ147-4047。
元「はやとの風」2号車キハ147-1045でした。
もともと真っ黒or古代漆色だった車両たちがイメージ一新、真っ白な車両へと生まれ変わりました。
車内の様子は？
このお披露目会では車内の立ち入りはできませんでしたが、窓から中を覗くことは可能。
見てみましょう。
こちらは1号車の様子。
…あれ？この内装見覚えが…
(種車のキハ47-8092 撮影日：2021年12月26日)
もしかして…種車のはやとの風とほとんど変えてない？
同じくはやとの風が種車の3号車を見てみます。
3号車。
そして…
(種車のキハ147-1045 撮影日：2021年12月26日)
こちらが種車。
う～ん…こちらも同じ…
しかし、よく見ると天井付近に新たな装飾が施されているのが見えます。
外からなのでよくわかりませんが、もしかしたら中に入ってみるとはやとの風からの改造部分がわかるのかもしれません。
さて、続いてはラウンジへと生まれ変わった2号車。
おおっ、こっちは種車とはぜんぜん違う…！
(種車のキハ140-2125 撮影：2020年5月)
こちらが種車のいさぶろう・しんぺい車。
もともとのレトロな雰囲気から打って変わって明るい雰囲気のラウンジへと生まれ変わりました！
食堂車の「シ」がついていますし、実際に中に入る日が楽しみです！
ということでふたつ星4047を見てきました。
「はやとの風」の雰囲気を色濃く残す指定席車と全く別物に生まれ変わったラウンジ車…
有明海や大村湾沿いの景色をここから見るのが楽しみですね。
それでは。
・関連記事
↑ふたつ星4047の種車、はやとの風の乗車記です。
↑同じく種車のキハ140-2025の乗車記です。