【マイクロエース】485系1000・1500番台上沼垂色グレードアップ特急「雷鳥」<A-3694>
少し開いてしまいましたが、「トワイライトエクスプレス」のすれ違いとして、登場した「雷鳥」。
「雷鳥」と言えば「JR西日本の車両」と思いがちですが、当時は相互乗り入れという形だったため、「JR東日本持ちの車両」も存在していました。
主に「はくたか用3000番台」が多かったのですが、通常の485系が入ることもあったようです。
確かコレが、「初の1500番台入線」だったとは思いますが、元々は北海道向けの485計だったので、屋根のライトとテールの形状が異なっています。
かなりマニアックな製品です。
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しかし「マイクロエースの製品」という事で、持病とも言える「動力不調」が発生してきました。
確かお店の特価品(新品)で購入したと思います。
時期的には「グレーパッケージ」→「カラフルパッケージ」→「黒パッケージ」→「水色パッケージ」と変わっていきますが、その「黒パッケージ」が不調になったのは、今回は初でした。
症状としては、「動くけどある程度回さないと動かない」という状態で、「グリスの固着が始まっていた」という感じでした。
「動力不動=動力交換」と考える人が居ますが、「台車内のグリス固着(回転の抵抗)」→「そのまま走らせて動力を壊す」という流れですね。
まずやるのは、「台車の取り外し」ですが、コレが固い・・・。
台車の上側に予備を入れるように力を掛け、TOMIX製同様片側ずつ外していく形。壊れるかと思う感じに力を入れるため、慣れが必要です。
コレが外した所。
固着という感じはしませんが、グリス結構入ってますね。
今回は重症な場合の対応方法ですが、「グリスの除去」は1度やってしまえばその後は他メーカーと同じように動くので、あとは通常のメンテナンスでOKになります。
最初は爪楊枝で取っていましたが、今回はダメだと判断。
ここまで分解しています。
分解した「車輪」や「ギアBOX(そのままドボン)」、「台車枠」は、「無水エタノール漬け」で数時間に置きました。
浸け置き後の状態。
無水エタノールも、それなりの色が出ており、ギアのグリスがかなり溶けたのがわかります。
水と違って錆びないので「ドボン」と浸け置き出来るのが助かります。
組み立て後の台車ですが、ギアのテカリが無くなっており、グリスが除去されたのがわかります。
今回は、この状態で「ユニクリーンオイル」を使用しています。
※状況によっては「タミヤ・セラグリスHG」を使うこともあります。
動力側も分解。
必ずでは無いのですが「集電板磨き」も「ピカール」を使用し行いました。
組み立て後、スローから動くようになりましたので、本来の抵抗のない状態に、戻りました。
マイクロエースの車両の良い所は、「座席&枕カバー塗装済み」になっているので、室内灯装備で見た目が良くなることですね。
この黒パッケージまでは、まだ買いやすい値段でったんですけど、その後の値上げが買いづらくしました。
最近は少し下げた気がしますが、10両5万とかも残ってますね。
これで晴れて、「トワイライトエクスプレス」のすれ違い用の車両となったわけです。
すれ違いの企画やり出したのは良いんですが、結局の所「レアなフェイント車両を選ぶ」事が多い為、すんなり動作しないことが多いですorz
「逆側は1000番台」がベースですが、今は無き「上沼垂色」を購入しておいて、良かったと思ってます。
後発のTOMIX製も含めて・・・。
けっこう明るいカラーなんで、国鉄色とは違う「爽やかなイメージ」が有りますね。
以上、「マイクロエース製動力整備の定番、台車のグリス除去方法」でした。
PS:まだ本調子では無い為、数日おきにブログを掲載する事になりそうです。
早い所、「腹痛」や「呼吸の苦しい状態(食道裂孔ヘルニアによる胸の圧迫)」から解放され、「テンションを上げたい」所です。