▶︎まだまだ5300形と旅を共に
印旛日本医大まで、北総鉄道線を走り抜いた5300形5320Fは…
成田空港方の引上線に引き上げられ、エンド交換のためしばらく停車。
ここで上野行きのスカイライナーを先に通し、通過してから入線してくる。
9:52。
発車5分前を期して、1番線に入線してきた。
この時点で行き先表示は既に「普通 西馬込」に変えられている。
始発を待つ利用客はさほど多くはなく、パラパラと乗り込んでいくとすぐ閑散となる。
印旛日本医大駅は、副駅名に「松虫姫」が。
しばらくすると、北総鉄道7500形による普通が到着。
その到着と入れ替わるように、9:57に発車する。
5月、8月と印西牧の原から乗っているため、基本的には変わり映えなく走りを進めていく。
停車時間を気にしながら、周りの様子を伺いつつ数カット記録を残していく。
西白井駅では、変わらず展示中の北総鉄道7001号車の姿があったが…
北総車で快特三崎口行きの運用なんてあったっけ!?
羽田空港や京急川崎行きは折々に見かけた記憶があるのだが、さてどうだったのだろう?
まして快特なぞ、品川〜横浜間では性能的には厳しかったはずだが。
そんな疑問を抱きつつ、ひたすら来た道を戻っていく。
新鎌ヶ谷は、今度は少しの停車のみで発車。
乗り換え客も受け入れつつ、少しずつ乗客を増やしていく。
しかし、東松戸では待避線に入り停車。
ここでは、上野行きのスカイライナーが追い越していく。
5300形は、都営地下鉄の車両としては3世代のスカイライナーと唯一共演した形式となった。
成田空港界隈の激しい移り変わりも見つめてきた、実に波瀾万丈で濃い車歴だったか。