現役モノコックバス 温根別スクール線 復路 / 洗車機体験(士別軌道レトロバス)【夏の北海道⑩】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

(前回記事の続き)


(士別軌道 バス路線 温根別スクール線の終点・南12線停留所)










士別軌道 温根別スクール線 復路
北海道士別市の小さなバス会社「士別軌道」に残るモノコックバス「日野K-RC301P」。
1982年(昭和57年)製造で、約40年前から活躍する歴史的車両。

現在も路線バスとして活躍するモノコックバスは、士別軌道を含め、日本で僅か4台(その他、動態保存のモノコックバスは日本に数台残る)。
うち3台は、伊予鉄南予バス(愛媛県)、沖縄バス(沖縄県)、東陽バス(沖縄県)に残存しそれぞれ不定期運行。今も定期で活躍するモノコックバスは、全国でここ士別軌道の1台のみ。

この日の士別軌道のモノコックバスは、温根別スクール線(士別軌道本社⇔南12線)の昼の一往復に充当。
温根別スクール線の終点・南12線に到着したモノコックバス9号は、牧場敷地内の回転場で折返し。



折返し5分間停車の後、南12線発・士別軌道本社行きに。

12時40分、南12線停留所を発車

バスは牧歌的な風景を走り、士別へ戻る。

主な停留所は、遠音別12時50分、西士別12時55分、東5北6  13時05分、市立病院13時10分、士別13時15分の順

1982年(昭和57年)製造のモノコックバス「日野K-RC301P」。約40年前から活躍する車両で冷房は無い。

バスの世界では、これほど長く現役で活躍する車両は殆どなく、全国に数台残る程度。
定期路線バスとして残るのは、ここ北海道の士別軌道の他には沖縄県ぐらいしかない。



地方では、過度な車社会化や少子化により、路線バスも乗客は少なく経営が厳しい。

学校が夏休み期間中のため、このバスの乗客は数名程度。殆どはモノコックバス乗車目当ての旅行者。


広大な畑や田園の中を走る。








温根別バス待合所






バスの車窓



非冷房のため夏季は窓を開け、北海道の涼しい風を車内に取り込む。




やがてバスは士別の市街地へ。
士別軌道本社前を素通りして、いったん市内を循環。



市街地を循環して、士別軌道本社に到着。
モノコックバス目当ての旅行者だけのモノコックバスは、乗客をそのまま乗せたまま、本社敷地内の洗車機へ。

モノコックバス乗客のための洗車機体験サービス

車体が綺麗に洗浄される。






洗浄が終わり、モノコックバスを下車

最古参のレトロなモノコックバスは、一往復の運用を終えて車庫へ。














下車し、本社待合室でアンケートに記入し、記念品を受け取る。記念品は地元産のお米「ななつぼし」だった。

今日の運用を終え、車庫の定位置に。







士別軌道に残る貴重なモノコックバスの旅を終え、
徒歩2.3分のJR宗谷本線士別駅へ。


士別軌道HPより



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