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エトセトラ

2022.09.11

沿線自治体の魅力を乗せて。

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北総7500形 7503編成
2022.9.9/大 町

▲「北総線沿線活性化トレイン」として走る北総7500形7503編成。北総と沿線自治体で構成される「北総線沿線地域活性化協議会」の事業として、沿線の魅力を紹介する広告電車となっている

北総鉄道では、8月末より7500形7503編成を使用した「北総線沿線活性化トレイン」を運転を開始した。この「北総線沿線活性化トレイン」は、北総と沿線自治体(市川市、船橋市、松戸市、鎌ケ谷市、白井市、印西市、千葉県)で構成される「北総線沿線地域活性化協議会」の事業として実施している広告電車となっている。それぞれの自治体における地域の魅力を紹介したオリジナル広告を中吊り広告や車体広告として掲示。10月には北総線の運賃値下げが実施される中で、沿線地域の知名度向上や移住促進などが目的だ。

「北総線沿線活性化トレイン」のヘッドマークとして7502編成で実施している会社創立50周年記念のヘッドマークと同様のものを掲出しているが、7502編成のヘッドマークに記されている文言が「これからも沿線の皆様の足として」となっているのに対し、7503編成は「北総線沿線活性化トレイン」としている点が異なる。

8月31日には、運行開始を記念した出発式が印西牧の原駅にて実施されている。市川市、松戸市、鎌ケ谷市、白井市、印西市の各市長とマスコットキャラクターならびに北総鉄道の取締役社長の出席のもと、盛大な式となったようだ。この際、7503編成は印西牧の原始発普通新鎌ヶ谷行の臨時の1398Nとして運行され、この臨時列車が「北総線沿線活性化トレイン」としての初営業列車となった(復路は回送で入庫)。

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