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テーマ:鉄道(21885)
カテゴリ:西日本鉄道
春日原駅(かすがばるえき)は福岡県春日市春日原東町一丁目にある西鉄・天神大牟田線の駅です。
駅番号はT09。 1924年(大正13年)4月12日に開業しています。 天神大牟田線は同じ日に福岡(天神)駅~久留米駅まで開業していますので天神大牟田線の駅としては最古参の駅になりますね。 1970年(昭和45年)5月2日、九州では初となる橋上駅に改築されています。 しかし、九州の鉄道の歴史に詳しい弓削信夫さんの「九州鉄道おもしろ史」には今のJR九州・鹿児島本線の九州工大前駅が九州で初めての橋上駅であると書かれていました。 ウィキペディアで調べてみると九州工大前駅が橋上駅舎として開業したのは1970年(昭和45年)7月1日、この西鉄・春日原駅が橋上駅に改築されてから2か月後になっています。 ウィキペディアでは一応、春日原駅のほうが九州ではじめての橋上駅舎になりますが、私は正式な資料を見たわけではありませんのではっきりどちらかが九州で第一号の橋上駅かはわかりません。 春日原駅・九州工大前駅、ほぼ同じ時期に橋上駅になったのは確かですが・・・ 2018年(平成30年)2月、仮駅舎に切り替え供用開始されます。 このころになると天神大牟田線の雑餉隈駅~下大利駅の間を対象とする連続立体交差事業が進められており、1970年に改築された春日原駅の橋上駅舎も解体され高架化工事のため仮駅舎にかわりました。 橋上駅舎時代に春日原駅は何度か利用したことがあるのですが、駅の改札口近くに小さな売店があってバンや飲み物が売ってあり、1度利用したことを覚えています。 2022年(令和4年)8月、高架化される。 当初は2021年3月末の高架化と、2022年3月末までの工事完了を予定して工事を進めていたようですが、2019年6月に当駅旧駅舎の基礎撤去作業を開始したところ、想定外のコンクリートと杭があるのが確認され、西鉄側は事業計画の変更を申し入れ、高架化の時期が2022年8月末に延期されてしまいました。 島式ホーム2面4線の高架駅です。 朝夕には普通列車の特急列車の待避および普通列車と急行列車の緩急接続が行われています。 2019年度(令和元年度)の1日平均乗車人員は11071人です。 西鉄の駅としては第6位ですが、2017年8月に大橋駅が特急停車駅に昇格した事で、特急の停車しない駅では井尻駅に次いで利用者が多い駅となりました。 (さらにいうならば井尻駅は急行列車も通過する駅で、天神大牟田線の福岡(天神)駅~下大利駅の間でただひとつ高架化されていない駅になりました。) 高架化されたあとには春日原駅と隣の雑餉隈駅の間に天神大牟田線の新駅・桜並木駅(T8)ができます。 これにより春日原駅、雑餉隈駅の利用者は少し減少するでしょうね。 春日原駅のある春日市は福岡市に隣接し、戦後、ベッドタウンとして発展を続けてきました。 ほぼ並走するJR九州の鹿児島本線の春日駅が500メートルほど離れたところにありますが、利用者は西鉄の春日原駅がだんぜん多いです。(JR九州・春日駅の2019年度の1日平均乗車人員は4701人) 春日原駅を降りてすぐ近くにはイオン大野城店などの商業施設があり、となりの大野城市の市役所・図書館などの施設も近いです。 一方、鹿児島本線の春日駅のすぐ近くには春日市役所、春日警察署、クローバープラザや福岡県営春日公園などの公共施設が多くあります。 西鉄&西鉄バス沿線の不思議と謎 (じっぴコンパクト新書) [ 宮崎克則 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.09.28 18:15:29
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